残業が多い保育園を見抜くポイント。残業を減らすための対処法とは?

記事の著者:菅野杏子

保育士の仕事は「きつい・汚い・危険・帰れない・厳しい・給料が安い」の「6k」と表現されることがあるくらいにハードと言われています。

そして長時間労働となるケースが多く、残業が多い仕事としても知られていますが、実は職場の保育園によって状況がかなり異なるそうです。

今回は、残業が多い保育園の見抜き方や残業を減らすための対処法について解説をします。

職場を選ぶうえで、事前に残業が多いかどうかがわかれば、そのような保育園は避けることができますよね。そのために必要な見抜き方を紹介します。

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保育士の実態

保育士の仕事の実態はどのようになっているのでしょうか?

サービス残業があたり前

2017年の保育士の平均残業時間は、1ヶ月で4時間と報告されています。平成29年賃金構造基本統計調査

しかし実際は、40~60時間のサービス残業が強いられているようです。朝も早番の場合は、6時半や7時出勤となり、帰りも事務作業が残っていると深夜まで残っている場合があります。

園児が帰った後も22時まで保育園の電気がついているなんてこともよくあります。また夜家に帰ってからも、次の日の製作の準備が残っており、それを完成させるために寝る時間を削ることになります。

イベント期は忙しい

卒園・入園の3~4月は、園児の送り出しや受け入れで園全体がバタバタしています。

保護者に向けた書類の作成や、園児の入学する小学校へ提出する書類など業務時間内に終わることはほぼ不可能なものが多く、サービス残業が加速します。

また運動会やお遊戯会などのイベントも衣装や小道具の製作、企画書や保護者への案内で仕事量が普段の何倍にもなります。

残業が多い保育園を見抜く方法

残業が多い、またサービス残業が常態化しているといった保育園の労働環境などを客観的に見抜くことはできるのでしょうか?

ここでは保育園の内情を外から見抜くためのポイントについて解説をします。

情報を複数集める

まずはどうやって見抜くのか、その手段についてですが以下の方法で情報を集めることがポイントになります。

・ハローワーク
・求人情報サイト
・ネット掲示板などの口コミ
・事前見学

ここで重要なことは、1つの情報ソースだけに頼らず、複数の情報ソースを組み合わせて判断するということです。

ひとつでも多くの情報ソースから、ひとつでも多くの情報を得ることで、保育園の労働環境を事前にチェックすることができるので、こまめにチェックをするようにしましょう。

チェックするべきポイント5つ

上記の情報ソースをもとに、チェックすべきポイントは以下の通りになります。

1.情報が少ない

ハローワークや求人サイトで保育園から公開されている情報量が少ない場合には、労働環境や雇用条件が厳しい可能性があります。

職場環境が良くないケースは情報が少なかったり、曖昧な表現が多くなります。公開されている情報量が少ないと要注意です。

残業が少ない保育園ならきちんとその旨をアピールとして書いているはずだからです。

2.情報が曖昧

手当に関する条件と福利厚生面.残業代の支給条件や住宅手当など給料以外の収入条件記載が曖昧な場合は危険です。

曖昧な記載の場合、働いているうちにいつの間にか残業が多くなっていたり、残業手当が出ない場合があります。

就職前に必ず明確な条件を聞くようにしましょう。

3.保育士の平均年齢・在籍年数をチェック

職場の平均年齢.保育士などの平均年齢が若い場合には離職率が高く、復職率が低いことをあらわしています。

また、退職者の在籍年数や元保育士などの口コミから在籍年数をチェックし、短期間での退職者の割合を確認しましょう。

離職率の高い職場では、人間関係が悪いことや、サービス残業があたり前など、退職理由であることが多いです。

4.施設・備品を確認

保育園に実際に見学にいく機会があれば、園内設備のメンテナンス状況や園内備品の状態を見てみましょう。経営状態やコスト意識などを判断することができます。

園全体の雰囲気に目が行きがちですが、細かな備品が劣化していないか、PCやタブレット端末などが導入されているかどうか、これらの状況から経営状態や経営者のコストに関する意識などが分かります。

5.今働いている保育士の様子

実際に働いている保育士の様子を観察してみましょう。楽しそうに働いているでしょうか。職場の人間関係は良好に見えますか?

自分が保育園で働いている場合をイメージしてみましょう。

現在、保育士として働いている方の場合には、自分が所属する保育園の労働環境について上記のチェック項目をもとに、別の保育園と比較することで、現在の状況が適正なものかを確認してみましょう。

残業を減らすための対処法9選

保育士の方をとりまく労働環境に関しては多くの課題が取り上げられますが、なかでも深刻なものに「残業」があります。

国会でも論議がされているように、長時間労働の改善については保育士に限らず、日本社会全体の問題として「働き方改革」の名のもとに、環境の改善が喫緊の課題となっています。

そのなかでも保育士という職業については、残業が多い職業として知らています。

ここでは、残業時間を減らすための対処法を9つ解説をしたいと思います。

1.残業時間を正しく申告をする

長時間労働の実態を掘り下げていくと、問題に根底でぶつかるのが「サービス残業」という悪しき文化になります。

職場の雰囲気などで、何となく申告しづらいというのは心理的によく理解ができますが、正確な労働時間を申告しなければ、経営者や監査サイドにも実態が把握できず、環境改善が図られません。

まずは長時間労働の実態を正確に申告し、サービス残業を辞めましょう。

2.終業時刻をあらかじめ決めておく

残業をせずに早めに帰宅するという意識をもって、ダラダラと仕事をしないことも業務改善という観点で重要です。

何となく目の前にある仕事をやり続けないためにも、1日のはじまりに「今日は何時に帰る」と目標設定をすることも大切です。

3.ノー残業デーを作る

週に1回は定時で帰るという習慣をつけることも、仕事の強弱をつける意味でも重要です。

はじめのうちは先輩などへの後ろめたさや仕事に対する不安などがあるかもしれませんが、慣れてくると多少仕事をセーブしても問題ないことに気が付くと思います。

残業することが常態化してしまっている場合などは、働き方にメリハリをつけることからはじめましょう。残業が必要な時にはしっかりと仕事を行い、その代わりに帰れるときには定時であがるという習慣をつけましょう。

4.勤務状況を周りに共有する

自分が今、どのようのな仕事を行っているのかを同僚たちに共有していくことも大切です。

特に行事やイベントの準備等に関しては、同僚との連携によって業務負担を減らすことができるので、自分の状況を共有していくことが重要となります。

5.業務効率を改善する

ひとつひとつの仕事を丁寧且つ完璧にこなしていくことはもちろん重要なことですが、全ての仕事を同じレベルで完璧にこなそうとすると無理が生じます。

しっかりと仕事に対する優先順位をつけて、効率的にこなせる仕事にについては注力するレベルを落とすことや、場合によってはやらないという選択をすることが大切です。

6.ひとりで仕事を抱え込まない

責任感が強かったり、こだわりを持って仕事をすることは大切なことでもありますが、全てをひとりで抱え込んで仕事を続けるということはできません。

仕事によっては周りの同僚に協力を仰ぐことや、ときには仕事そのものを任せてしまうことも重要な場合もあります。

7.我慢をせずに断る

頼まれた仕事を全て受けるということにも良し悪しがあります。

自分の許容量を超えた仕事を受け続けて、毎日残業をしていることは周りからしても望ましいことではありません。

無理な時には、しっかりと断ることも大切です。

8.職場を変える

自分自身で残業を減らす改善努力をした結果、それでも状況が変わらない場合には、別の保育園への転職というのも選択肢のひとつになります。

前述のとおりに、別の保育園との比較検討をして、より自分の働き方に適した保育園へ移るという決断も必要な場面があるかもしれません。

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9.転職をする

最終的な決断としては保育士を辞めて、別の職業に転職をするというものが残っています。

事務職などの定型化された業務を行う仕事については、保育士と比較すると労働時間は短くなるのが一般的です。

どうしても保育士として今後も働くことができないと感じた場合には、別の仕事を選ぶことができることを忘れないようにしましょう。

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まとめ

保育士の方をとりまく労働環境や長時間労働、残業への対策について解説をしてきました。

ポイントとしては、サービス残業をせずにしっかりと正確な労働時間を申告するということと、無駄な残業をしない、ときには仕事を残しても帰るという意識改善が大切になります。

また、ネットなどの情報ソースをフル活用をして、自分の職場環境を客観視することや、ほかの保育園の状況を知るということも重要です。

一人で転職活動を行うことが不安であれば、保育専門の転職コンサルタントに相談し、次の職場選びを成功させましょう。

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