保育士がうつ病になる原因とは?うつになってしまったときはどうすればいい

記事の著者:haruki hatano

「うつ」というのは、怠け者の証拠だと言われてきました。今ですら、そう思われていることもあります。

しかし現在、「うつ」というのは立派な病気です。うつ病によって、身体や精神に異常をきたし、日常生活すら困難になってしまっている人も大勢いるようです。

今回は、保育士がうつ病になってしまう原因とその対処法についてまとめました。

保育士がうつ病になる原因

「うつ」になるのは、主に仕事のストレスなどが、さまざまな原因があります。特に人を相手にする職業というのは、「うつ」になりやすいといわれています。保育士も、うつが原因でやめていく人が多い職種の1つ。

それはなぜなのか、そしてその対処法を探っていきましょう

1.命を預かっているというストレス

病院の看護師、医師、老人ホームの介護職員など、命を預かる職種は多々ありますが、保育士もその一つ。しかも、将来ある子供の命です。

子供を預かっている時間は、常に気を張ってないといけません。しかも笑顔を絶やさずに。余裕のある時間など普通の仕事に比べて非常に少ないでしょう。

心には余裕がないにも関わらず、表面上は真逆の態度をとらなければいけないというのは、思っている以上に精神的にも肉体的にもきついものです。

これがストレスに繋がり、うつを引き起こす原因の一つと言えます。

2.労働時間の長さ

子供と相対する時間以外は休める、と思ったら大間違いです。園児が退園した後でも、レポートや報告書の作成、明日以降のお遊戯の準備など、休んでいる暇はありません。

自分が担当しているクラス、園児の数だけ悩みもあり、報告の仕事も多くなります。その数は約20-30人。とてもさばききれる数ではないでしょうし、人相手なのでおろそかにできるということはありません。ゆえに一人一人にかける時間も長くなり、1日の労働時間は深夜にまで及ぶと聞きます。

3.職員同士の人間関係

ストレスの多い職場というのは、すなわち人間関係がうまくいっていない職場と言えます。仕事がハードで労働時間が長くても、愚痴を言い合える同じ社員・仲間がいれば、そのストレスも緩和されるものです。

しかし、簡単にはいきません。大きなストレスを抱えながら、子供達には笑顔で接している保育士の方が、他の保育士にも丁寧に接することができるかというと、そうではないでしょう。

喧々諤々とした雰囲気で、特に先輩保育士から後輩保育士へのいじめにも発展する傾向が強いです。保育士に限らず、どの仕事でもそうですが、新人いじめというのはどの職場でもあるもの。これに耐えられず、うつになってしまう新人保育士さんも多いとのことです。

4.親との人間関係

親は、保育士さんが自分の子供に対して完璧なケアをしてくれると望んでいます。保育士さんもそのつもりで対応するでしょう。しかし、保育士さん不足のこの現代、一人で見る事の出来る子供の数にも限界があります。だからこそ、待機児童のような問題が発生するのです。

いわゆるモンスターペアレントというやつですが、自分の子供がぞんざいな扱いを受けているのを知ると猛烈な勢いでクレームをぶつけてくる親がいます。クレームではなくとも、夜遅い時間に相談事を電話でする親もいます。

彼らはお客様なので、ぞんざいに扱うこともできません。自分の子供なので、大切にしたい気持ちは分かりますが、親たちのこのような行為が、保育士さんのうつを引き起こす原因にもなっています。

保育士がうつ病になった時の対処法

うつは、様々な要因が重なり起こります。仕事のストレス、人間関係、労働時間、全てが限界に達してしまった時、うつは引き起こされます。

最近はうつが原因で自殺するというニュースも多々聞かれますが、そのようなことを引き起こさないために、どのような解決方法が考えられるのか、見ていきます

同じ職員に相談する

同期で入所した職員がいれば話しやすいと思います。同じ仕事をする保育士さんというのは、同じ悩みを共有している場合が多く、その人の悩みも聞いてあげることで、「自分と同じ悩みを持った人がいるんだ」と安心できます。

うつは、自分だけが悩みを抱えていると感じ、より孤独感にさいなまれ加速してしまいます。それを解消する手立てとして、同じ職場の職員への相談は最も有効な対処法といえるでしょう。

病院に行く

「うつ」というのは、立派な病気です。たとえ医者であっても自分を「うつ」だと認識されるのはつらいものです。しかし、誰かに話せば楽になるのも事実。しかも「うつ」には処方薬があり、それで回復した芸能人もいると聞きました。

自分に合った薬に当たるというのは、かなり少ない確率のようですが、根気よく通うことで回復の兆候も見えてくるかもしれません。

仕事を休む

「うつ」の診断書があれば、それを理由に現場を休むことが出来ます。仕事が原因の「うつ」であれば、仕事を休めばいいのです。

それを怠け・怠慢だという人もいます。しかし、仕事を「うつ」状態のまま続ければ、悲惨な結果になることは昨今のニュースでも明確です。

職場を変える

「うつ」になるもっとも原因で多いのは、やはり人間関係です。保育士の仕事は好きだが、職場の人間関係がどうもうまくいかず、抑うつ状態になってしまう人は多いです。

そういうときは、職場を変えましょう。簡単なことではないですが、深刻なうつ状態になるよりもましです。

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仕事をやめる

保育士そのものをやめてしまうのも手です。最後の手段だとは思いますが、選択肢の一つとして。保育士をやめても仕事に困らないように、普段から副業などで収入源をもっておくとよいでしょう。

どんな仕事でもストレスはあり、人間関係の悩みはあります。しかし、保育士のストレス・人間関係というのは、冒頭でも書いた通り扱っているのが命なので、また違った種類の悩みがあるでしょう。

思い切って、まったく違う分野である仕事に取り組んでみましょう。たとえば、子供向け商品やイベントの企画をしている会社などでは、今までの保育士としての経験が重宝されるでしょう。

そういう場所で輝くということを見据えていれば、今の職場でも余裕が出てくるはずです。

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