保育士の抱える悩みとは?新人保育士に読んでほしい本音の悩み

記事の著者:haruki hatano

保育士には、世間の人からはわからない多くの悩みがあります。一見「子どもと遊ぶ楽しい仕事」と思われてしまいがちですが、実は複雑な悩みを抱えている方がほとんどです。

今回は、そんな悩める保育士さんたちのために、保育士ならではの悩みの解決策を紹介していきます。

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保育士の抱える悩み

保育士の悩みは抱えきれないほどあります。

人間関係はもちろん、気が抜けない責任感の多い仕事だったり、モンスターペアレントとのコミュニケーションのとり方などさまざま。

悩みと対処法の紹介をしていきます。ぜひ参考にしてみてください。

気が強い人が多く、人間関係の問題が起きるため、人の入れ替わりが激しい

保育士は厳しい30日間の実習を耐えて、勉強を積み重ねた人だけが手にすることのできるいわば選ばれし人の職業です。子どもの命を守るという責任があり、多くの人がプライドや誇りを持って仕事に取り組んでいます。

そういった環境から、自然と気が強く意見をガンガン言う人が多くなります。それが原因で、人間関係のいざこざが発生しやすく、悩んでしまう保育士が増えています。

その結果として、昨日までいた先生が突然いなくなるということも現実に起きています。そうなると突然ヘルプの先生がクラスに入ってきたり、一から新人保育士を指導しなければならなくなるので非常に厄介です。

年長者が絶対という風潮がある

保育業界では、その保育園での経験というのが大きなステータスとなります。

若い先生は理想とする保育ができるよう頑張って保育をしますが、逆にベテランは自分がやってきた保育に自信を持って貫きます。

過去の努力を持って働き抜いてきたベテランには、プライドがあります。そのプライドを傷つけられれば、「あの子は若いくせに生意気ね!」と、思われてしまうのも仕方がありません。

たとえば営業職であれば販売実績が数字として明確に出るので、先輩よりもいい成績を出せれば自分の意見を通しやすくなるケースもあります。しかし、保育業界では経験と能力が100%比例するわけではないのにもかかわらず、能力を表す指標がないために年長者の意見を絶対的に尊重しなくてはなりません。

給料が安いのに持ち帰りの仕事が多すぎる

保育士は給料があまり恵まれていないうえに、仕事量や仕事内容がハードです。壁面製作など、仕事が終わらないときは、自宅に持ち帰って深夜まで仕事をする場合もあります。

一般的な企業とは違い、残業をした分だけ残業手当が出るということはほとんどありません。

保育士は課業のための課題作りに始まって、教室を彩る壁面制作、その季節に合った童謡や絵本の選別・読み聞かせの練習、保育園によっては月に一回リトミックを取り入れている所はリトミックの振り付けや選曲・ピアノの練習…思い浮かぶだけでざっとこんなにあります。

生活発表会の前なんかは衣装の制作まで加わってきますので、本当に寝る間もなくなります。

四六時中気が抜けない

保育士として一番大切なことは、保護者から預かった子どもたちを、無事に保護者へ引き渡すことです。保護者にとってはかけがえのない子どもなので、たとえ小さな擦り傷ひとつでも、とても心配になります。

そのため日中はもちろん、昼寝の時でも、万が一子どもが仰向けに眠って呼吸が停止したり、他の子にちょっかいをかけるなどのことが起きないよう、大体10分おきに確認を取りますし、必ず昼寝を見守る保育士が存在します。

しかし、元気いっぱいの子どもが、怪我なく安全に一日を過ごすのは難しいこと。保育園で日々過ごす中では、オモチャの取り合いや順番で揉めるなどのことからケンカに発展していく場面はしょっちゅうあります。そのやり取りで相手の気持ちを理解できるようになったり、自分の気持ちを上手く伝えられるように成長していくものですから、ケンカは悪いことではありません。相手を叩いてしまった、噛んでしまったとなれば、保護者にもきちんと伝えなければなりません。ケンカでなくても、転んで怪我をしてしまった場合なども、経緯から伝えていきます。

このように、子どもが怪我をしてしまった時は、その事故が不可避だったとはいえ、責任感から夜に眠れなくなってしまう保育士も少なくはありません。

自分の思うような保育・教育が実現できない

子どもにとっていい先生と、保護者にとっていい先生。あるいはその保育所・先輩にとって使える先生。それぞれが描く保育士はどれも理想でしょうが、自分の理想と現実は違います。

どんなに子どもを一番に思った保育士になろうと決めて、現場に入ったとしても、現実として保護者や園の方針とずれてしまうと、自分の信念が崩れてしまい、それに耐えられず現場を去った元保育士さんも多くいます。

子どもにとっていい先生を貫きたかったというのが本音ですが、園の経営方針や教育方針には従わなければいけないので、なかなかうまくいかないのが現実のようです。

女性社会ならではの負のスパイラルがある

新人の頃は特に、よかれと思った行動が裏目に出てしまったということがよくあるもの。しかし、先輩の多くは新人の些細な質問に、「こんなこともわからないの?」と驚きと呆れを抱きます。それを見た新人は、次に質問していいのかどうかと悩んでしまい、結局質問できないまま失敗し、「わからないなら聞いて」と言われてしまいます。

何事も慣れてくるとそんな失敗は減ってきますが、そこに至るまでの時間はとても長く感じます。女性社会ゆえの辛辣な言葉が突き刺さることもあるようです。

しかしそんな新人保育士も、気軽に質問できない結果「先輩は何も教えてくれない」という思いを抱えたまま2年目になると、「私だって先輩から何も教えてもらえなかった」という理由で、自分も新人に教えなくなります。

このような新人育成における負のスパイラルがあるため、スキルアップをするのにも一苦労です。

保護者との関係が難しい

モンスターペアレントという言葉が有名ですが、理不尽な要求をする保護者が実際にいます。

例えば、お迎えの時間に遅れてくるのに、当たり前のようにくるなど。保護者も頑張って働いて、急いできていることはわかっているので、数分くらいの遅れなら延滞料金を取らないこともあります。しかしそれをいいことに、お迎えに遅れてしまう連絡もなしに、悪びれもしない保護者にはイラっとしてしまいます。

また、トイレトレーニングやひらがなの練習、初めての離乳食を保育園で試してみてほしいなど、びっくりするような要求をされることもあります。本来しつけとは保護者が家庭でおこなうことです。保護者からのニーズは多様化していて、本来それぞれの家庭でやるべきことも保育園に求めてくる保護者もいますが、「さすがに自分でも育児はしてよ」と思う保育士は少なくないです。

しかしながら保護者の理不尽なふるまいについての、指摘や反論を口に出してしまっては大問題になってしまいます。どれだけ理不尽なことを言われても辛抱して、保護者の気持ちを受け止めなければならないので、精神的な疲労がたまります。

プライベートで保護者と鉢合わせしてしまう

買い物に出掛けると必ず保護者に遭遇。会って立ち話、また会って立ち話、と、急いでいてもなかなか話にきりがつかず、買い物へ行くにも一苦労です。確かに保護者の方は、自分の子ども担当の保育士に会うと、色々話を聞きたいと思ってしまうのも仕方がない気がします。

しかし保育士にとってはプライベートな時間。これが休日の遊園地など、デート中の遭遇となると、気まずい思いを抱えてしまい、デートに集中できないこともあります。

結婚したいのにとにかく出会いがない

とにかく出会いが少ない保育士業界。男性の保育士さんが増えてきたとはいえ、保育士の給料などを考えると、シビアな女性にとって結婚相手に同職の方を選ぶことは少ない様子。

さらに保育士の仕事内容も過酷で、体力勝負で日中働き、書類作成などで深夜まで自宅サービス残業。その疲れから合コンや婚活パーティに行く気力も起きず、休日もごろごろしてしまうため、婚期を逃しやすい職業ナンバー1と、密かに謳われています。

自分の子どもが病気でも休めない

子どもを持つ保育士にありがちな悩みが、自分の子どもが病気だからといっても、普通の仕事とは違い、気軽に休めないことです。

さすがにインフルエンザや高熱ならば休ませてもらえることもあるようですが、母親保育士にとって、家で一人の病気の子どもを心配しながら園児たちを相手にすると、心がキリキリと痛むものの、自分の選んだ道なのだからと、葛藤に悩むこともしばしばです。

保育士が抱える悩みに対しての対処法は?

物事を割り切って考える

あなたが、相手の考えが明らかに間違っていると思っても、それが先輩保育士であれば、正直に言ったとたん生意気な後輩だと思われてしまうかもしれません。

ここで言うべきではないと判断したら、その場では曖昧に誤魔化して、先輩保育士の良い所だけをしっかりと吸収して自分の成長につなげましょう。正面からやり合う必要はありません。

また、保育士界において男性保育士は少なく、男性が一人もいない保育園がほとんどです。女性の職場ということで、女性社会特有の派閥ができてしまう保育園も少なくはないでしょう。

派閥に属しても属さなくても、肩身の狭い思いをするはめになる保育士がたくさんいます。辛い時には、職場に関係のない友達に話を聞いてもらうことが1番です。話すだけでも気持ちが楽になります。

職場内で話し相手を無理に作るのではなく、仕事は仕事と割り切ってしてしまうのがいちばんです。

リストアップしてやることを整理する

新人の内は先輩保育士の仕事も押し付けられてそんな目に遭ってばかりです、辛い時間は必ず終わりますし、慣れてきたら自分の時間の作り方も段々と要領を得てきますから我慢しましょう。

慣れないうちは、やることリストを書いて頭の中を常に整理してみるのも効果的。忙しい時は物事を早くこなすのではなく、やらないことを決めたほうが効率的です。

必ず達成しないといけない事項は意外に少ないので、リストアップした項目の中から、必須事項だけに取り組むようにすると、時短になります。

すべてを正面から受け止めない!

モンスターペアレントに関しては、どんなに気を付けてもちょっとしたことに文句をつけてくる場合が多いです。

その際は、本当に自分に非があるのか、今後気を付けたほうがいいのかということを分析しながら対応することをおすすめします。もし相手の勝手な思い違いなのであれば、ひとつひとつ気にする必要はありません。

「また言ってるよ」くらいの気持ちで、2歩3歩下がって考えてみるといいでしょう。

また、保護者も人間です、面白がって保育士のプライベートを周りの保護者に言いふらしたりすることもあります。

ですから、プライベートで遊ぶ際には園から離れ、保育園児を連れて歩くような場所ではない所を選んで遊ぶようにすると安心です。

つらいのは初めだけと考える

慣れるまでは辛いでしょうが、要領を掴んでくると読み聞かせの練習はあまりしなくてよくなりますし、壁面も次の年からは使い回しや少し手を加えるだけで良くなりますので、最初の1、2年の我慢だと思いましょう。

何事も初めはつらいことが多いですが、慣れてしまえばむしろ楽しくなる作業でもあります。少しずつ楽に作業をして、自分が楽しく仕事をできるように工夫していけることが大事です。

オフの日にしっかりリフレッシュをする

保育士の仕事は常に気を張り詰めさせる必要があるので、精神的にもかなり疲れてしまいます。家ではアロマなどを取り入れてゆっくりと疲れた精神をケアしましょう。

オフの時はしっかりと気分をリフレッシュさせることを徹底することをおすすめします。

新しく趣味を始めてみるなど、仕事ばかりに日々追われてしまわないよう、気持ちの逃げ場を作りましょう。

最後に

保育士が抱える悩みと対処法を紹介してきました。

とても多くの悩みを抱える保育士は大変かもしれませんが、やりがいを見つけてうまくいったときの達成感は計り知れないものになるでしょう。

現在悩みを抱えており、解消しないという場合には、その職場が合っていない可能性もあります。

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