50代から保育士になるのは可能?無資格でも保育園で働くことはできる?

記事の著者:toganoyuka

子育てが終わったことで、50代から保育士を目指す人は少なくありません。50代になってから、保育士を目指すのは、難しいと考えるかもしれませんが、実際には東京都の保育士の10%以上が50代になっています。

今回は、50代から保育士を目指す方法を紹介するとともに、国家資格を取得せず、無資格で子どもと関われる仕事を紹介します。

50代から保育士になるのは可能?

厚生労働省の調査によると、東京都で勤務をする50歳以上の保育士は1,774名います(2013年時点)。これは東京都で勤務する保育士の11.5%を占めます。

また、保育士になるのに年齢制限はありません。平均寿命も大きく伸びた現在、50歳~60歳で勉強しはじめ、保育士を選択する人も増えています。

50代から保育士になるにはそれなりの努力は必要ですが、決して不可能な話ではありません。むしろ保育業界は人手不足のため、他職業よりも就労機会は多いでしょう。

保育士として働くには、国家資格が必要

保育士になるには、保育士資格の取得が必須です。保育士資格は、放課後児童福祉員や児童福祉施設でも重宝されるので、活躍できる場所は多岐に渡ります。

何より保育士は不足しているため、資格が取れれば保育園の就活難易度はそこまで高くありません。

保育士国家資格を取得する道は、大きく分けて2つあります。1つ目は、独学で勉強して、保育士試験に合格すること。2つ目は卒業とともに保育士資格の取れる4年制大学・短期大学・専門学校、通信制大学のいずれかに通うことです。

以下ではそれぞれ詳しく見ていきましょう。

保育士試験を受けて保育士資格を得る

保育士になるには、年2回おこなわれる試験での国家資格の取得が必要です。

受験資格について

大学・短大を卒業していれば、保育科以外の学部の出身でも保育士試験を受験できます。

高卒・中卒の場合は、児童福祉施設においてそれぞれ2年・5年の実務経験が必須です。ただし、例外として高等学校卒業が平成3年(1991年)3月31日以前であれば、受験資格があります。また、高等学校保育科の場合は平成8年3月31日以前の卒業で受験資格があります。つまり、最終学歴が高卒であってもほとんどの50代の方は受験資格を保有していることになります。

受験をする時に年齢制限などはないため、50代でも保育士を目指すことが可能です。

国家試験の内容

試験の内容は、筆記試験・実技試験の2つに分かれています。筆記試験は、全問題マークシート形式になっており、以下の9科目が範囲になります。

  • 保育原理
  • 教育原理
  • 社会的養護
  • 児童家庭福祉
  • 社会福祉
  • 保育の心理学
  • 子どもの保健
  • 子どもの食と栄養
  • 保育実習理論

合格点は各科目6割以上となっています。50代で試験を受けることに不安を感じる人もいるかもしれませんが、一度にすべての科目に合格できなくても大丈夫。科目合格制度を採用しており、1度合格した科目は3年間有効になっています。前回の試験で合格した科目は、次の試験で受ける必要はありません。何回かに分けて9科目すべて合格できれば、二次試験である実技テストに進むことができます。

50代でも、60代の方も受験をしており、そこから保育士になる方も多数です。独学で、一発合格するのは難しいかもしれませんが、数回に分けて筆記試験に望むのであれば、少し気持ちが楽になるでしょう。

実技試験も軽く見てはいけませんが、合格率90%以上ですので心配することはないでしょう。また、音楽、言葉表現においては、事前に課題が発表されるので、準備をする時間もあります。

学校に通って、保育士免許の取得を目指す

学校に通えば、国家試験を受けなくても、卒業と同時に保育士免許が取得できます。一般的には、50代から学校に通う場合、専門学校や通信大学にいくことが多いです。

4年制大学で保育士資格を取る

50代から保育士になるために、4年制大学に通い資格を得ることは主流ではありません。

4年制大学に通うメリットは、一般教養も含めて幅広くじっくり学べる点にあります。50代から、より様々な見識を広めつつ保育士になりたいのであればいいと思いますが、保育士になって働くということだけ目的とするのであれば、あまり選ばれない手段です。

ただし、臨床心理士など他にも多くの資格が取れる大学も多いです。臨床心理士などの資格は、保育現場で求められているため、50代までの社会経験、子育て経験と、保育免許にプラス、その他の資格を持っていれば鬼に金棒でしょう。

大学の中では、保育のカリキュラムが充実している大学を選ぶことをおすすめします。保育園での実習がない大学は避けたほうが無難でしょう。いざ働くとなったときに、事前に子どもたちと触れ合う経験が大いに役立ちます。

短期大学で保育士資格を取る

短期大学の保育科への入学、卒業で保育士資格を取ることも可能です。短期大学に通うことの最大のメリットは、まず費用と時間でしょう。4年制大学の半分の2年で保育士資格の取得ができます。

一般的には、4年制大学卒と短大卒を比べると大卒のほうが1万円ほど給与が高くなっています。しかしながら、プラス2年間の学費を考えると、4年制でも短大卒でもそこまで差はありません。

専門学校で保育士資格を取る

専門学校に行くことのメリットは、保育士になることをゴールとして焦点を合わせていることです。

保育士として、すぐに現場で役立つ内容の学習が可能です。短期大学と期間は同じですが、より集中して保育の学習ができます。専門学校は、4年制・短期の大学よりも、さらに保育に特化し、実習授業なども多いです。入学しやすいのもメリットのひとつとして挙げられます。社会人の学生が多い点も特徴です。

しかし専門学校卒は、上記の4年制・短期大学と違い、大卒という実績はつきません。

通信制大学で資格を取る

通信制大学でも、必要な単位と実習を終了すれば、保育士資格の取得が可能です。自分のペースで確かな知識を身に着けられるという点で人気です。まだ子育てなどで忙しい、または、働きながら保育士を目指したい50代の方にはおすすめです。

頑張り次第では2年で保育士の資格が取れますし、そこまで急いでなければ、通信制のため自分のペースで進められます。通信制でも、保育実習への参加も可能です。

費用が安いこともメリットですが、やはり最大の利点は、ながら学習が出来ることです。働きながら、育児しながら、介護しながら、保育士免許の取得を目指せます。

無資格でも、保育園で働くことは可能?

ここまで保育士免許の取得について話をしてきましたが、実は保育園で働けるのは、決して保育士だけではありません。

無資格であっても「保育補助」という、保育士のサポートをする仕事であれば働くことができます。基本的には、保育士と同様の仕事をして、子どものお世話をおこないます。ただし、保育補助は正社員ではなくパートとして採用されることが多いです。

そのため、給与や福利厚生面では正規の保育士より条件がよくないですが、子どもと関わる仕事をしたいということが目的であるならば、資格取得の苦労がないので、特に50代の方にはおすすめの選択肢となっています。

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