保育士の一人暮らし事情。家賃の相場はどのくらいになる?

記事の著者:saitotakuma

社会福祉法人全国社会福祉協議会が2018年6月に発表した調査結果では、保育士の平均賃金は、新任保育士・保育教諭で270万円、主任保育士・主幹保育教諭466万円といわれています。

全保育士の平均年収は310万円という厚生労働省の結果があり、平均月収にすると21万円となります。そんな保育士でも、一人暮らしをしたいと思う人は多いはず。いつまでも寮や実家にいるわけにはいきません。

しかし国税庁が2017年に実施した、「民間給与実態統計調査結果」によると、日本人の平均年収は432万円。保育士の年収は決して高いとはいえません。月収21万で一人暮らしは可能なのでしょうか?もし一人暮らしするのであれば、どんなことに気をつけるべきなのでしょう?

保育士の一人暮らし事情

平均月収にすると21万円の場合、手取りはおよそ17万程度でしょう。

もし都内で一人暮らしをするとなると、光熱費(水道・ガス・電気)10,000円、交通費5,000円、食費30,000円、通信費(携帯、インターネット)20,000円、雑費などの消耗品10,000円と考えると、75,000円は毎月必ず出ていくお金になります。

残り95,000円のうち、デートや遊ぶお金を30,000円とすると、家賃にかけられるのは65,000円。ただしこれで手取りの全額を使用することになります。

そのため貯金や、コスメやファッションにかけられるお金は0円となります。もし自由に使えるお金を増やしたいのであれば家賃を安くするか、交際費、食費などを節約するしかありません。ただしかなりカツカツの生活になることは間違いないでしょう。

もし今すぐに一人暮らしをする必要がないのであれば、実家暮らしを続けてなるべく貯金をしておく方が懸命かもしれません。

一人暮らしをした場合に貯金はできる?

上記でも見たように、手取り17万円のみで一人暮らしをするとかなり苦しい生活になることが予想されます。そのため、仮に貯金できても月10,000〜20,000円が限度になるでしょう。

ただし最近は保育士の処遇改善の影響により、家賃補助がでる保育園もあります。その場合は、もう少し生活に余裕ができるため、貯金額も増やすことができるでしょう。

保育士が一人暮らしするときに注意すること

2014年賃金構造基本統計調査では、保育士の平均年齢は34.8歳といわれています。労働者の平均年齢が42.1歳のため、比較的若い人が多い職場といえます。20代後半や30代前半は婚活のピークともいえる時期。この時期に実家暮らしをしているのは何かと不便で、恥ずかしさを感じてしまう人もいるかもしれません。

そのため「どうしても一人暮らしをしたい」と考えている保育士は多いでしょう。手取り17万円あれば、決して一人暮らしできない給与ではないため挑戦してみてもいいかもしれませんが、そのときには注意するべき点がいくつかあります。

生活費の内訳を決めておく

あらかじめ生活費の内訳を決めておきましょう。上記で紹介したシミュレーションのように、まずは自分の給与や出費するものに当てはめて、書き出してみることが大切です。

大切なことは、手取りを考えながら生活費のシミュレーションをすること。せっかく憧れの保育士になれても一人暮らしで生活するのに苦労してしまっては、本業に集中できません。本当に一人暮らしをして問題ないのか、丁寧に確認をおこなっておきましょう。

そして可能であれば家賃補助のある保育園を選択しましょう。もう少しやりくりが楽になります。

家賃にお金をかけすぎない

一般的には給料の3分の1以内と言われてい17万円前後だとすると、そのうち家賃にかけられるお金は60,000円前後ではないでしょうか?

少しでも広く条件の良いところに住みたい気持ちはわかりますが、そのような物件は家賃が高めです。家賃が高いところは避けて、給料が上がってきたら少しずつステップアップするようにするのが良いでしょう。

ただし女性の一人暮らしの場合、リスク管理もしっかりしたいもの。部屋は1階の部屋は避ける、洗濯物は外に干さない、帰り道は人通りの多いところを選ぶなど、リスク管理も忘れずにしましょう。

まとめ買いで食費を節約

食費は1日1,000円が目安で自炊が基本です。平日は多忙のため休日におかずをつくり置きしておくなどの工夫をするとよいでしょう。

また、スーパーやドラッグストアの特売日に合わせてまとめ買いすると食費を節約できます。1週間で使える食費を計算して、予算内で買い物することが大切です。毎日外食やお弁当だと食費がかさんでしまいます。

携帯料金を見直す

携帯料金を見直すことで、生活費を節約できます。格安携帯電話や携帯料金プランを変更すれば、携帯料金が大幅に安くなる可能性もあります。

保険を見直す

今までの保険内容を見直すことは生活費の節約につながります。一人暮らしに不釣り合いの保険内容を見直したりやネット保険に変更すれば、毎月の固定費を抑えることになります。

職場に近いところに住む

保育士が一人暮らしをするためには、なるべく職場に近い所に住んだ方が良いでしょう。

保育士に限ったことではありませんが、通勤にかける時間を減らすことは、仕事の負担を減らすことにつながります。仕事に慣れないうちは、職場に近い住まいを選びましょう。

遠すぎると自炊する時間がとれずに食費がかさむというデメリットがあるためおすすめしません。

一方で、職場との距離があまり近すぎても保護者に会う確率が高くなってしまい、リラックスしづらくなるというデメリットがあるため、これもあまりおすすめしません。近すぎず遠すぎずの通勤時間30分以内がおすすめです。

ストレスを解消する方法を見つける

保育士が一人暮らしするためには節約が必要ですが、あまり節約ばかりだとストレスが溜まってしまいます。

保育士の仕事は、緊張感を持ちながら子供の安全を守ったり、保護者の対応などストレスが貯まりやすい職業です。プライベートで趣味や旅行などをしてストレスを発散することも大切なことです。

自炊をしなくてはいけないことも、ちゃんと考えて

冒頭に紹介したシミュレーションでは食費に30,000円としていますが、仮に1食1,000円使うとしたら1人でも毎月90,000円かかることになります。

しかしコンビニ生活をしていたら、1食1,000円くらいはかかってしまいます。友達と外食をしたら2,000~4,000円程度かかります。そのため、食費を30,000円に抑えるには自炊が欠かせないのです。

保育士は朝早く、夜遅いこともあります。また時間外労働がある場合もあるため、家に帰ったらずっと家事ができるわけでもないですし、体力が残っているかもわかりません。

しかし自炊をしなくてはやっていけないということもきちんと考えて、一人暮らしをするかを決めましょう。

一人暮らし前には貯蓄しよう

上記のように、保育士が一人暮らしをするとなると注意すべき点が多くあります。しかし逆に考えるとお金があれば多くの問題が解決されることもまた事実です。

そのため、もし一人暮らしをするのであれば、まずは十分な貯金をつくることを考えましょう。実家や寮生活を続ければ、家賃の分が浮くので月に数万円は貯金できるでしょう。月に3万円の貯金を3年間貯め続ければ100万円になります。

このくらいの予備があれば不測の事態にも対応できるので、まずはこの水準の貯蓄をつくりましょう。

転職で一人暮らしを実現するのもアリ

どうしてもすぐに一人暮らしをしたい場合は、転職をするという選択肢もあります。

一人暮らしをする時のネックはお金なので、転職して給与が高い保育園に移るか、少ない生活費で暮らせる地方の街に移りましょう。

特に後者の選択肢はおすすめで、東京の家賃は高いですが、首都圏から離れると地価は一気に安くなります。地方の方が保育士の給与も安いですが、家賃ほどの下がり幅ではありません。

一人暮らしの転職なら求人サイトを使おう

給与アップを狙う時と馴染みがない街に行く時の保育士転職では、転職サイトを利用するのがおすすめです。

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