保育士が腰痛になる原因・予防・改善方法は?子どもとの会話や掃除の影響で腰を痛める保育士が続出

記事の著者:toganoyuka

保育士といえば、可愛い子どもと遊んだりお世話をする仕事。

でも、実はとっても重労働だということをご存知ですか?子どもに目線を合わせて動いたり、抱っこしたり重いものを運んだりと、実は腰に負担のかかる動作が多い仕事なのです。保育士さんの腰痛はかなり深刻な状況にあり、これが退職理由の上位にもあげられています。

そこで、今回は保育士の方が腰痛になる原因とその対処法についてまとめました。

保育士が腰痛になりやすい原因とは

そもそも腰に負担のかかる動作とは、前かがみになる動作、重心から遠い状態で重いものを持ち上げる動作、体をねじった姿勢での動作です。

また、長時間同じ姿勢をキープしてしまうことによって、腰の筋肉が固くなってしまうことも原因の一つです。

具体的にはどのような業務が腰痛につながってくるのでしょうか。

掃除

こぼれた給食や工作の時に散乱する材料など、保育園の床には常に何かしらが落ちています。放置すると衛生的ではないので、こまめに掃除をしなくてはなりません。

ほうきがけや雑巾がけなどの動作は、短い時間とはいえ何度も前傾姿勢になるため、腰痛の原因になります。

運動

子どもの健康的な体づくりには運動が必須であり、縄跳びや跳び箱など積極的に取り入れてる園は多いです。

この運動用具の準備や片付け、運動の手伝い(大縄まわしや園児の追いかけっこなど)は、体の負担になります。

特に子どもの身長に合わせようとすると、常にかがんだり前傾したりした姿勢で運動をしなければならないので、すぐに腰が限界を迎えることになります。

子どもの世話

おむつ交換、トイレの手伝い、テーブルなどの運び作業など、子どもの世話に関わる日常業務はすべて腰に負担が来るものになっています。

業務の中でも特に大変なのが子供の抱っこ。1歳の子どもでも平均体重は約10kg、5歳ともなると平均体重が約20kgになります。この重さの子どもを抱えながら、さらに他の作業をするとなると、身体への負担は計り知れません。

保育士が腰痛を悪化させないために気をつけること

それでは具体的に、上記が原因で腰痛を悪化させないために、どのような点に気をつけて過ごせばよいのでしょうか。

どれも意識すれば簡単にできることなので、ぜひ試してみてください。

腰をおろして作業する

一日に何度も、場合によっては同時に2人の子どもを抱っこすることも珍しくありません。その際は、しっかりと腰を落として持ち上げることを意識しましょう。

抱っこのときに限らず、子どもと視線を合わせるときや重いものを持つときもしっかりと腰を落とすことを意識しましょう。

また、持ち上げたあとに腰をそらさないようにすることも大切です。最初は多少面倒に思うかもしれませんがコツさえ掴めば楽に作業することができます。

排泄補助では前かがみにならない

特に乳児クラスを担当しているときには、一日に何度もあるおむつ交換。

可能であれば、おむつ交換台などの高い位置で行うようにするか、それも難しく床で行う必要がある場合は、しっかりと足を広げて座り、前かがみの姿勢にならないように気をつけましょう。

また、トイレ介助の際もしっかりと子どもに近づいて腰を落とし、前屈みにならないようにすることが大切です。

バランスの良い姿勢を心がける

食事介助などで複数の子どもを同時にお世話する必要があるとき、どうしても上半身をひねった状態になってしまいがですが、これも腰には負担の大きい動作です。

上半身をひねらずに済むように、座る位置に気をつけたり、毎回体ごと子どもに向き合うようにしましょう。痛みという症状が出ていなくても負担は蓄積されていくので、急に体を捻らないようにすることも大切です。

また、保育士の仕事といえば子どものお世話だけでなくもちろんデスクワークもつきものです。その際は、子ども用のいすではなく、大人用のデスクで正しい姿勢で取り組むようにしましょう。

それでも腰痛になってしまったときの改善法は?

いくら気を付けていても、腰痛の原因になる動作が多い保育士のお仕事。

腰痛になってしまった場合、さらに悪化させないために、また、仕事に支障をきたさないために、どのような対処法があるのでしょうか。

ストレッチ

前述のとおり、腰痛の原因は、腰の筋肉が固まってしまうこと。そこで、休憩中などを利用してこまめにストレッチで筋肉をほぐしてあげましょう。

どれだけ気をつけていても多少の腰への負担は免れません。お風呂上がりや寝る前にストレッチをすれば、腰の柔軟性の他にもリラックス効果もあるので、ぐっすり眠って疲れを取ることができます。

腰回りを、気持ち良いと感じる程度に伸ばしてあげればOKです。あまり強い力で伸ばしすぎても、逆に腰を痛めることにもつながるので、気をつけましょう。

整体

実は姿勢の悪さなどから左右のバランスが崩れてしまうことも多いものです。

そのため、痛くなってから通うのではなく、腰痛が悪化する前に月に1回や2週間に1度でも良いので、定期的に自へのご褒美DAY を作ってみてはいかがでしょうか。

腰痛対策として整体に通っている保育士は結構多いそうです。

コルセット

症状にあわせて使用すれば、患部を固定してくれるので痛みを軽減する効果が期待できます。また、腰回りにつけることで、姿勢の乱れを予防してくれる効果もあります。

コルセットを着用する際は、通っている病院や整体で、それぞれの症状にあったものをアドバイスしてもらったうえで買うのがよいでしょう。

サプリメント

腰痛対策としては、ストレッチや整体などで外から治すことも大切ですが、体の中から治すことも大切です。

筋力をつけることに加え、プロテインやアミノ酸、新陳代謝を促進するビタミンB12などが配合されたサプリメントを服用することも対処の一つです。

湿布

痛みを和らげる方法として、湿布を貼ることがあげられます。もし腰痛になってしまったら早い段階で湿布を貼って対処するのがおすすめです。

湿布には大きく冷湿布と温湿布の2つがあります。症状により温湿布と冷湿布を使い分けると効果的なので常に家に常備しておいてください。

冷湿布はメントールやハッカ油などが使われていて、皮膚の温度を下げる作用もあるので、ぎっくり腰など炎症がある急な痛みの場合に使います。

温湿布は血流を良くしますので、湿布自体が高温になり慢性的な痛みに効果があります。日頃から腰痛があり、湯船につかると楽になるという場合は慢性の腰痛ですから温湿布を使います。

助け合える環境づくり

いくら予防や対処を徹底しても、それでも腰痛になってしまうことはあります。

痛みがひどいときは周囲に助けを求め、腰に負担のかかる作業は極力避けてもらうなど、周囲と助け合える関係・環境つくりが大切です。

まとめ

保育士が悩む腰痛の原因と対処法についてまとめました。

たかが腰痛と侮ってはいけません。中には腰痛が悪化し、保育士の仕事を続けられなくなり、なくなく退職という方もいるくらいです。

腰痛にならないように気を付けることはもちろん、腰痛を感じたら我慢せずに早めに対処をすることも大切です。

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