保育士は休みを取れないって本当?保育士の勤務形態実態について

記事の著者:toganoyuka

「保育士は、ちゃんと休めない」というイメージを持っている人は多いです。実際、持ち帰り残業をしている保育士は多く、深夜1時、2時に寝る人が多いそう。

子どもと関われることがやりがいとはいえ、激務を続けるのはしんどいでしょう。東京都がおこなった保育士実態調査では「休日出勤が多く、体力的に不安がある」などのネガティブな意見は多く見られます。

さらに土日・深夜・早朝に開園する保育園も増えており、勤務環境はより過酷な状態になりつつあります。今回は、保育士の勤務現状や、希望通りに休む方法を紹介します。

保育士の休みはどうなっている?

厚生労働省の賃金構造基本統計調査では、私立保育園に勤務している保育士の平均残業時間は約4時間/月(2017年時点)。1日あたり約12分残業していることになります。

このデータでは残業していないように見えますが、サービス残業を含めると40~60時間に達する園や、自宅で仕事をする「持ち帰り残業」が多発しています。

調査では問題ないように見えても、実際長時間労働になっている保育園は多いでしょう。

事務仕事が残業時間を増やしている

残業業務は、保育計画書・保育経過記録などの事務仕事が多いといわれています。業界文化として、資料は手書き、お便りにはイラストを入れることなど、暗黙ルールが多数存在します。これがより、保育士の負担になっていることもあります。

このような事務仕事は、子どもを預かっている時間におこなうことができず、閉園後の対応になるため、残業が増えてしまうのです。

シフト制勤務であることが、残業を増やす要因になっている

法定の労働時間は1日8時間で、1週間に40時間を超えて労働させてはいけません。さらに休憩時間を除き、1日8時間以上労働させてはいけないと、労働基準法第32条で定められています。

保育園では適切な勤務時間に調整するために、シフト制を設けているところが多いです。休日保育・時間外保育などイレギュラーな勤務が多いため、曜日・時間を固定しないシフト制が保育園側としても便利なのです。

ただし入園・卒園シーズンなどのイベント時には、残業が増えてしまうこともあり、シフト制でもバイトのようにすぐに帰れるとは限りません。給与は上がらないままサービス残業をする保育士がほとんどです。

このような勤務状況から、東京都保育士実態調査によると、保育士の退職理由として「仕事量が多い」「労働時間が長い」が2位と3位を占めています。

なかなか休みを取れない保育士

保育園は、運動会などの大きな行事以外にも、身体測定・避難訓練など、日常の保育生活の中でさまざまな行事があります。子ども相手の仕事のため、ちょっとしたイレギュラー事項は、イベントのように大掛かりな内容になってしまうのです。

頻繁に開催されるイベントでは、それなりの準備が必要で、忙しさについていけなく保育士も少なくありません。さらに担当クラスの仕事もあります。

毎日ギリギリで運営をおこなっている園は多く、1人保育士が休むと、仕事が回らなくなることも。どの立場の職員も、簡単に休むことはできないのです。

保育園の休暇形態。どうやって休めればいい?

保育園では、完全週休2日制か、週休2日制のどちらかが採用されているはずです。

完全週休2日制は、一般的な休み方で、毎週2日は必ず休めるといったものになります。週休2日制は、1か月のうち最低1週は週2日休みが取れることを指します。

認可保育園では、曜日固定で休みが決まっていることが多いです。私立保育園は週休2日制の場合が多いです。しかしどちらの園でも、シフト制で勤務するため、欠員が出た場合は、出勤をしなくてはいけません。

有給を上手く活用して、休んでいこう

休みが少ない場合、有給を上手く活用し、体を休めていくのは有効的な手段です。

休んでも影響が少なそうな日を、1ヶ月以上前から有給として確保しておくと、周囲に大きな迷惑をかけずに休めます。

体調不良の場合は、休むべき

体調不良や緊急の要件など、休まざるを得ない場合もあるでしょう。そのようなとき、無理して出勤するべきではありません。とくに体調不良のまま出勤をすると、免疫力の低い子どもに移ってしまう可能性もあります。

なるべく早く保育園に連絡して、休む旨を伝えましょう。しかし突発的な休みが多くならないよう、普段から体調管理には注意を払っていきましょう。休む場合、周りの保育士になるべく迷惑がかからないよう、配慮のある言動をすることが大切です。

あまりにも休めない保育園であれば、転職することも1つの手段

ハードワークで休むことすら安易ではない状況は、精神的にも身体的にもよくありません。あまりにも休めない保育園であれば、同僚の保育士、公的機関に相談をしてみましょう。

保育園の環境・雰囲気によって休みが取れないのであれば、倒れる前に、転職をすることを視野に入れておきましょう。すぐに仕事を辞めるのは難しいですが、他職場の情報収集はしておいて損はないはず。

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休みが取れないまま体調を崩したり、精神が不安定になってしまう前に、対策をはじめましょう。

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