ビジネスの場における「オブザーバー」の意味と役割。アドバイザーとの違いとは

記事の著者:saitotakuma

ビジネス用語の中で、普段からよく使われているのが「オブザーバー」です。直訳すると「観察者」「観測者」という意味ですが、和製英語として日本独自の意味で使われることも少なくありません。

そんなオブザーバーの仕事は会議の監視者ですが、具体的にはどのような役割があるのかわかっていない人も多いでしょう。

そこで今回は、ビジネスの場における「オブザーバー」の意味と役割、アドバイザーとの違いについてみていきます。

ビジネスの場における「オブザーバー」の意味

ビジネスの場で「オブザーバー」とは日本語で表現すると「傍聴者」ということもできるので、「会議などに発言権持たないで出席する者」と認識されることが少なくありません。しかしながら、これは大きな間違いです。

オブザーバーは議決権こそありませんが、発言権は有していますので、単なる傍聴者ではないということを理解しておく必要があります。

オブザーバーの位置付け

企業運営において会議で議決された事項はとても重みのあるものです。特に重要事項を議決する会議においては、ルールに則って正しく運営されていることが大前提になることは言うまでもありません。

しかしながら、議決権を持つ参加者は中立的な立場ではいられないため、第三者が会議の運営方法や内容を監視することが必要になります。

つまり、オブザーバーの位置付けは、第三者的な立場で会議に出席して、会議そのものを監視する役目があるのです。ときには専門的な見地から意見を述べることもあります。

オブザーバーの役割

発言に責任を持たせる

会議を開催すると、中には曖昧な発言や無責任な発言をする出席者もいますが、それでは会議の運営に支障を来してしまいます。

オブザーバーを出席させることで、出席者は発言内容がチェックされていることを強く意識しますので、必然的に発言に責任を持つようになり、より充実した議論を展開することができます。

公平性を担保する

日本の会議は、社内の上下関係などが邪魔をして自由闊達な議論ができない傾向にあります。俗にいう「声の大きい人」の意見が採用されやすくなり、これでは会議の公平性が保たれません。

そこでオブザーバーを会議に出席させることで、公平性が保たれているのかが監視されますので、出席者は上下関係を気にすることなく、自由闊達な意見を述べることができます。

専門的な見地からのアドバイス

企業が新規事業などに参入する場合、スキルや経験値が不足していることから、物事を決定しようとしても出席者だけでは判断がつかなかったり、方向性を見失う危険性があります。

そこで、各分野の専門家をオブザーバーとして招けば、専門的な見地からの意見やアドバイスを求めることができます。したがって、オブザーバーの意見やアドバイスが会社の決定に大きな影響を及ぼす可能性もありますから、オブザーバーの選考も慎重におこなわなければなりません。

オブザーバーとアドバイザーの違い

オブザーバーの主な役割は、第三者的立場で会議の進行を見守り、公平性があるかを監視することです。一方、アドバイザーは専門的な知識をもとに助言をおこなうのが大きな役割になります。会議ではアドバイザーは有益な情報を提供しながら、積極的に参加して進行を助けます。

つまり、オブザーバーとアドバイザーの大きな違いは、参加目的の違いと専門性が絶対に求められるかどうかの2点です。

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