パワハラで労災認定を受けられるの?治療費の負担や、休業中の給与がもらえることも

記事の著者:shuta

労災認定は、仕事中や通勤途中の事故・ケガ、労働環境によって病気になることで、療養給付・障害補償給付などがもらえる制度を指します。

株式会社電通の社員であった高橋まつりさんは、月100時間を超える長時間勤務が原因で自殺したとして、三田労働基準監督署(東京)は平成28年9月30日に、労災認定をしています。

この事件は長時間労働・パワハラによる労災認定となっています。

とはいえパワハラで労災認定を受けられる基準はさまざまです。そしてパワハラ原因で、体調を崩して、仕事に就けないという、事実を会社側に認めてもらわなければなりません。

厚生労働省が定義しているパワハラとは?

パワハラで労災認定を受けるためには、まずは厚生労働省が定義しているパワハラに当てはまるような被害を受けていることが条件になります。

厚生労働省が定義しているパワハラは、大きく分けて6つあります。

  • 殴る・蹴るなどの「身体的な攻撃」
  • 怒鳴るなど暴言による「精神的な攻撃」
  • 仲間外れや無視するなどの「人間関係からの切り離し」
  • 業務上で明らかに無理な量の仕事を強制する「過大な要求」
  • 仕事をさせないなどの「過小な要求」
  • <プライベートになことに過度に立ち入る「個の侵害」

この6つに該当する場合は、パワハラと認められます。しかしこれらを受けているという、証拠も必要になります。

ボイスレコーダーによる音声記録、被害を受けている動画記録、メールなどによる書面証拠などをはじめ、同僚の証言、日記などによる正確な被害記録も、証拠になる可能性があります。

パワハラで労災認定を受けるには?

パワハラで労災認定を受けるためには、仕事中の暴力によるケガ、暴言などにより精神疾患を発症した、過度な残業で体を壊すことがなどが挙げられます。

しかし、もしこのようなことが実際に起こっていても、体調不調・ケガの原因がパワハラであることを証明できなければなりません。

パワハラを証明するために必要なこと

パワハラだと感じたら、体調を壊していなくても、まず日々のパワハラを記録しましょう。その場合は、日時・場所・何をされたか、何を言われたかを細かく記し、できれば、そこに居合わせた人もかきしるしましょう。

言動が日に日にひどくなっていたら、ボイスレコーダー、動画などを残して、証拠を残しましょう。日々日常的にパワハラがおこなわれていたことが認められれば、労災認定が下りやすいです。

労災認定を受けるメリットとは?

労災請求のメリットは、治療費を会社に負担してもらうことができ、休んでいる間の給料の保障が受けられることです。額や給付開始日は、何の補償を受けられるのかによって変わってきます。

仮に、精神疾患を患ってしまうと、早くても復帰に3ヶ月、長い場合は2年程度、仕事に戻れないこともあります。そのため療養補償給付・休業補償給付などを負担してもらえることは被害者にとって、大きなメリットになるといえるでしょう。

さらに、障害補償給付・遺族補償給付・葬祭料・介護補償給付・療養給付・休業給付・葬祭給付・介護給付などを受け取れる可能性もあります。

しかし治療が3年以上にわたったり、回復が見込めず療養を継続しなくてはいけない場合、会社から解雇を言い渡させる可能性もあります。

パワハラによる労災の認定基準とは?

パワハラで労災の認定を受けるためには、3つの要件にあてはまる必要があります。

医師の診断のもと、精神障害が認められること、発症前の約6か月間の間にパワハラが起きていたこと、プライベートなストレスによる精神疾患でないことの3つです。あくまでも労災は仕事上でのことでないと認定されません。

労災の申請をしないと認められません

労災の給付を受けるためには、労働基準監督署に申請の手続きが必要です。まず労働基準監督署に行って申請書類をもらい、医師の診断書を添えて労働基準監督署に提出することが必要になります。

内容によっては、労災の認定が下りないことがありますが、会社側が労災を隠していたとで、会社側に厳しい指導が入る可能性があり、状況が改善されるかもしれません。

パワハラがひどい場合には、転職を検討してもいいかも

パワハラで悩んでいるのであれば、転職をしてしまうほうが、心身ともに早く楽になれる可能性は高いです。労災認定されるには、さまざまなことを証明しなくてはいけません。証拠集めをしているうちに会社に居づらくなってしまったり、企業が隠蔽工作をおこなったりすることも珍しいことではありません。

徹底的に会社と戦って、本当に労災認定を受ける必要があるのか、改めて考えてみてもいいでしょう。

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