ビジネスの場における接待 のマナー・注意点

記事の著者:haruki hatano

社会人になればついてくるのが、得意先との飲み会や接待。ビジネスを成功させるためには「接待」も重要な要素の1つです。

学生時代の飲み会とはまったく違うので、きちんとマナーを学ばないと、とんでもない失敗をしてしまうことも・・・

クライアントを不快にさせないことは当然として、楽しい時間を過ごしていただくことが大切です。そこで、今回はビジネスの場における接待のマナーや注意点などを紹介します。

「接待」の基本は「気配り」です

「接待」において1番大切なことは「気配り」です。相手がいかに楽しい時間を過ごすことができるのか、何事も自分が接待を受ける側に立って考えてみると良いでしょう。

「仕事だから仕方ない」などと思っていると、言葉や態度に出てしまうものです。常に「気配り」を忘れずに「接待」しましょう。

「接待」にけるお店選びのポイント

お店選びは「接待」の基本です。ポイントはゲストの年齢やステータス、関係性に配慮することはもちろん、どういった食事や飲み物が好まれるのかをしっかりとリサーチしてお店を選びます。

さらに、ゲストがお店に来られるまでのルートや、交通の便(最寄駅、タクシー停留所など)を考えてお店を選ぶことも大切です。

相手の好みを把握する

お店選びのポイントとして大切なのは、相手の好みを把握していることです。接待や飲み会をする1番の目的は、得意先に喜んでもらうことです。

そのため、まずは相手の好みをしっかり把握しておく必要があります。相手の好みの料理を出すお店であることは当然ですが、お店の雰囲気も重要です。

じっくり話のできる個室のある静かなお店がいいのか、それともにぎやかで楽しい雰囲気のお店がいいのか、そういうポイントも見ておきましょう。

さらに、相手が帰りやすい立地であることや、二次会に行く場合のお店選びをしやすい場所を選ぶと、なおよいでしょう。

お店のリサーチをしておく

またお店は事前にリサーチしておきましょう。最近はネットで色々調べることができるので、お店選びも簡単になりました。しかしできれば一度、事前に実際にそのお店に足を運んでおくとよいでしょう。

料理の味や雰囲気、トイレの場所、喫煙の可否等を事前に調査しておくことで、当日の段取りが一気に変わります。

実際に行ってみることでわかることはたくさんありますから、ぜひ面倒がらずに、一度足を運んでみてください。

下見は入念に行いましょう

接待当日にいきなり行くのではなく、あらかじめ下見をしておくといいでしょう。

接待は個室でおこなうことが基本であり、その配席には非常に神経を使います。最近ではネットでお店を予約する場面も増えていますが、当日お店に行ってみると、思っていた部屋の大きさや形と異なっている場合もあります。

そこで、必ず事前に下見をして、どういった配席とするのかをイメージしておきます。さらにトイレの位置やメニュー、周辺の環境なども確認しておくと良いでしょう。

「接待」のポイントは役割分担

「接待」における幹事の役割はお店を手配し、当日の進行をコントロールするなど多岐にわたりますが、全てを担おうしないことが大切です。

少なくとも「ゲストのお出迎え」「司会」「乾杯あいさつ」「会計」「お見送り」は他の者に役割を分担し、幹事は総監督として全体を見渡す役回りとすることが理想です。

お店への気配りも忘れない

「接待」の成否を左右するポイントの1つに「お店のサービス」があります。料理や飲み物が美味しいだけでなく、スタッフの対応ひとつで相手の印象は大きく変わります。

そこで大切なのが「お店のスタッフを味方につける」ことです。そのためには、事前に当方の要望などを事前に伝えるとともに、上から目線ではなく、お店に対しても気配りを忘れてはなりません。

テーブル上の目配りを大切に

「接待」がスタートし、乾杯のあいさつなどの儀式が終わると、しばし歓談の時間となりますが、ここで気を抜いてはいけません。

ゲストのグラスが空いていないか、取り皿は汚れていないかなど、ゲストの話をしっかりと聞きながら、テーブル上の目配りができる余裕が必要です。

お酒は控えめに

接待の場は、相手を楽しませることが仕事です。そのため、自分のお酒の量は控えめにして、なるべく酔わないように気をつけましょう。

お酒を飲みすぎて失敗した経験がある人は、特に注意して。はいえ、まったく飲まないと場がしらけるような場合は、適度に空気を読みながら調子を合わせるのも大切です。

あくまで、相手に楽しく飲んでもらうことが一番の目的だということを、忘れないように気をつけましょう!

手土産を用意する

接待に欠かせないのが、手土産です。自宅で待っている奥さんやお子さんへのお土産を用意して、帰り際に渡すことで、

「家族のことまで気遣ってくれるなんて、嬉しいじゃないか」と、いい心象を与えることができます。

ただあまり高価なものは、相手に気を使わせてしまうのでNGの可能性も。手土産の内容は、上司と相談して決めるといいでしょう。

「無礼講」はNGです!

お酒の席で「無礼講で行こう」といったセンテンスを聞くことがありますが、これはあくまでも目上の人が使う言葉であり、間違っても接待する側が使うセンテンスではありません。

またお酒の席では、ある程度「くだけた話」も必要ですが、「接待」の席であることを忘れてはなりません。とくに言葉使いについては注意が必要です。「お酒の席での話」では済まされない場合があることも忘れてはなりません。

二次会で慌てない

一次会が盛り上がれば、必然的に二次会への流れになりますが、その場で会場を探していると、せっかくの雰囲気が台無しになります。

先方と事前に二次会の有無を確認しておくことも大切ですが、突然二次会に流れることも想定されます。こういった場合にも慌てないよう、周辺のお店を数件確認しておけると、当日スマートな行動ができるでしょう。

最後まで気を緩めない

ゲストをお見送りするまでが「接待」です。接待当日は、相手よりも早く待ち合わせ場所に到着し、お出迎えするのが必要です。笑顔でお迎えすることで、相手も「来てよかった」という気持ちになってくれるはず。

さりげなくゲストの帰宅方法をお伺いし、例えばタクシーで帰宅されるのであれば、お店に手配してもらいます。またお店の人と会計の方法やタイミングについて事前に相談しておいたり、お土産を預かってもらったりするとお見送りのときもスムーズに運べます。

大切なのはゲストがスムーズに帰宅の途についていただくことであり、そのためには、お見送りが完了するまで、決して気を緩めることなくホスト役に徹することが大切です。