感情よりも論理で!部下を叱る・指導する時のコツ11選

記事の著者:haruki hatano

公益財団法人日本生産性本部が2012年におこなった「職場のコミュニケーションに関する意識調査」で、人間関係の構築について、どのように感じていますか?という問いに対し、課長クラスは50.4%が苦手と回答。そして一般社員クラスも57.0%が苦手と回答しています。

ハラスメントへの意識が強くなり、従来よりも繊細なコミュニケーションが必要になる中で、この調査データのように、世代の離れた部下とのコミュニケーション・指導に悩みを抱えている上司は少なくありません。

そこで今回は、部下を指導したり・叱ったりするうえで大切にするべき考え方やコツを紹介していきます。

具体的に指導する

部下が失敗したとき、腹立たしい気持ちやがっかりした気持ちがわいてくるかもしれません。そんなとき、「もっとうまくできただろう」「もっと注意しろ」などと注意しても、部下は成長しません。

抽象的過ぎるコメントを与えても、改善すべき点にたどりつけないでしょう。上司としては、具体的に何を注意すべきだったか、どう変えるべきかを指導しなければなりません。

指導の正当な理由を示しながら叱る

指導をする際に、大きな声を出したり、厳しい言葉を使うと、叱られている側は当然ショックを受けます。怒ること自体は必ずしも悪ではないのですが、ただ単に怒鳴り散らすだけでは、部下には「上司のストレス発散」としか思われません。

口調が強くなったとしても、必ず指導の正当な理由が伝わるようにコミュニケーションを取りましょう。論理的に筋道が通っており、自分のためになる話でもあると認識できると、部下も素直に言葉を受け取ることができます。

冷静になる

「叱る」と「怒る」は、似ているようでまったく違うものです。カッとなりやすい人が、部下を罵倒していることがありますが、あれはただ「怒っているだけ」というふうに周囲には映ります。

叱られている部下も、ただ罵られているだけにしか感じないので、モチベーションを維持することができません。感情的になりやすい人は、時間を置いていったん冷静になるほうがよい結果を招きます。

理解の度合いを確認する

部下が失敗するということは、その仕事を任せた自分が、部下の力量を見誤っていたということを意味します。部下を指導する上で大切なのは、部下が業務内容をどこまで理解できているかを確認することです。

部下自身の力量に対して少し上の負荷がかかる仕事を与えて成長させるのが上司の役目なので、まずは部下の理解度を確認しましょう。その際には、「わからないこと」を並べさせるのではなく、「わかっていること」を言わせてみましょう。そうすると、部下に不足していることがはっきりするので、失敗したときにも改善指導をしやすくなります。

認識をすり合わせる

部下も上司も人間なので、当然、ひとつの物事に対する認識が違います。その違いを理解しておかないと、部下を指導したとしても、正しく内容が伝わらないかもしれません。

そんなときは、きちんと「言葉に表して」「相手と共有する」ことが大切です。日頃からコミュニケーションをとるだけでなく、たとえばマニュアルを作るなどして、部下と上司の認識を一致させておくことが大切です。

普段から信頼関係を築いておく

信頼関係のある相手から言われた言葉は、どんなにきつくても、しっかりと心に響くものです。上司と部下の関係でも、それは同じこと。日頃からお互いを信頼していれば、上司が多少きつく叱ったとしても、部下は素直に聞いてくれるでしょう。

日常的なコミュニケーション不足が原因で問題が起きるのであれば、上司の責任も大きいものとなるでしょう。

他の社員と比べない

部下を叱るときに、他の社員を引き合いに出す上司がいます。しかし、部下にもプライドがあるので、そういった比較をされると、余計なストレスが掛かります。そうなると、上司の言葉を素直に受け取るのが難しくなってしまいます。

あくまで「この部下のために最適な言葉をかける」という意識を持って、個人個人に向き合うのが重要なポイントです。

公平に接する

上司も人間ですから、嫌いなタイプというのは当然あるでしょう。しかし嫌いなタイプの部下に対してだけ当たりを強くする、といったことをしてはいけません。

同じミスをすれば、全員を同じように叱り、同じようにフォローしましょう。えこひいきはNGです。もし、男性社員にはきちんと指導をして女性社員は放置、日本人スタッフに優しく外国人スタッフに厳しいなどという違いが見られれば、差別として避難されて自分の首を絞めることに繋がります。

フォローを忘れない

部下を叱ったら、それで終わりにしてはいけません。部下が同じミスを繰り返していないか、前回の反省点が活かさせているか、そういった点を見るのも上司の仕事のひとつ。

うまくできていれば、それを認めて評価してあげましょう。そうすることで、部下のモチベーションも上がるはずです。

部下を追い詰めない

失敗の原因を探ることは大切ですが、事実確認以上に踏み込んだ質問のしかたをすると、部下は精神的に追い詰められていきます。自分を守るために、言い訳ばかりするようになるかもしれず、そうなれば改善させることも難しくなります。

大切なのは、部下に寄り添う姿勢を見せること。事実関係を整理して、改善点を考えさせるような聞き方で、成長を促しましょう。

自分の背中を見せる

部下にとってお手本とすべき存在は、当然、身近な上司です。そんな上司が、お客様や他の社員に対して、ふんぞり返って偉そうに接していたら、部下はどう感じるでしょうか。

そんな姿勢で仕事をしている上司が、部下に「お客様には、丁寧に対応しなさい」と言っても説得力はありませんよね。部下を指導するときだけ立派な上司になっても、部下はついてきません。日頃の真摯な姿勢を見せることで、部下の指導にもつながっていきます。

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