ビジネスにおける年賀状のマナー・注意点9つ:元旦に届ける、御中を使うなど!

記事の著者:haruki hatano

最近は年賀状を出さなくなった家庭も多いようですが、上司や取引先に挨拶を兼ねて年賀状を送っているという人もいると思います。

年賀状は日本で古くから続く風習として、独特のルールがある場合があります。

ビジネスの関係である人に送るのであればなおさら、常識を持っていることをきちんと示したいですよね。

今回は、年賀状を書くときのマナー・注意点を9つ紹介します。

ビジネスの場における年賀状の役割

ビジネスの場において、年賀状は取引先やお得意様、上司などとの関係を円滑に保つためのツールです。

また、お客様や取引先に直接お年賀状を出す場合は、コミュニケーションツールであると同時に、販促ツールでもあるので非常に重要。

きちんとマナーを守って年賀状が出し、相手に好印象を与えましょう。

年賀状は元旦(1月1日)に届くように

年賀状は基本的に、元旦に届けるのがマナーです。

しかし元旦は会社が休みである場合が多いので、オフィスに直接送るのであれば、三が日の間に届けば良いとも言われています。

ただし、個人事業主や上司の自宅に直接送る場合には、必ず元旦に届くようにしましょう。

時期外れの年賀状は大変失礼であるだけではなく、悪目立ちしてしまうので注意してください。

ルールをきちんと守ろう

賀詞を入れる

年賀状では、賀詞を必ず入れるようにしなければなりません。代表的な賀詞は、「賀正」「迎春」「謹賀新年」「恭賀新年」「あけましておめでとうございます」などです。

他にもさまざまなものがありますが、一般的に使われているものを使う方が無難です。

四文字熟語として使われている賀詞の方がより丁寧なので、ビジネスの場では、謹賀新年や恭賀新年を使うのがおすすめです。

会社に送る場合は「御中」

会社に送る場合には、宛名は御中をつけるようにします。様をつけると間違いとなるため注意が必要です。

特定の人に送る場合は会社名には御中をつけず、人名にだけ「様」をつけるのがルールです。

役職はそれ自体が敬称であるため、役職には様などをつけないようにしましょう。

また、医師・弁護士・政治家。大学教授などには、先生という言葉を使うのがルールです。

様でも間違いではありませんが、先生という言葉を使うとより丁寧な意味を持ちます。

忌み言葉を使っていないチェック

忌み言葉とは、「去る」「落ちる」「終わる」「切る」のように縁起がよくないとされる言葉です。

特によく年賀状で使ってしまいがちなのは、「去年」という言葉です。

去年には去るという意味が含まれてしまうので年賀状で使うのはふさわしくありません。

そのため、年賀状では旧年や昨年を使うのが一般的です。

ビジネスの場では、相手との信頼関係が非常に重要。間違いがないように、言葉の意味をきちんと正しく理解しているかチェックしてから送るようにしましょう。

句読点も入れないように

日本では、旧来から句読点というものを入れる習慣がありませんでした。

そのため、年賀状でそれを踏襲して句読点を入れないようにした方が良いです。

個人で行う場合はこの限りではありませんが、会社から会社に送る場合には、どのような人がその年賀所を読むのかがわかりません。

誰が読んでも間違いを指摘されないようにすることが大切です。

限界を設けるような区切り(句読点)をつけるのは新年にはふさわしくないと考える方もいるので、年賀状には句読点を入れないようにしましょう。

年賀状は1月7日まで

年賀状はお返しなども含め1月7日までに届くようにしなければなりません。

どうしても遅れてしまうような場合には、寒中見舞いとしてはがきを送ります。

時期も含めて、早く着きすぎても、遅く着いても失礼にあたります。適切な時期に着くように送ることが大切です。

重複表現は避ける

謹賀新年と印刷してある年賀状に、「あけましておめでとうございます」や「新年あけましておめでとうございます」という言葉を書くのは、意味が重なるため日本語として間違っています。

なお、日本語は旧来から縦書きが正式。そのため、本来は年賀状も縦書きになります。しかし現在では、縦横はどちらでも良いという意見もあります。

考え方としては、表面と裏面で縦横をそろえるのが基本。裏面のデザインを横向きにしている場合には、宛名も横書きにしておいた方がビジネスの場における年賀状としては正しいです。

修正ペンを使わない

誤字や脱字などがあっても修正ペンで修正してはいけません。はがきを無駄にしないために修正ペンを使いたい気持ちはわかりますが、間違えたことが相手に伝わって、失礼にあたります。

そのため、修正ペンを使った場合には、その葉書は破棄するようにしましょう。

書き損じたはがきは、郵便局に持ち込めば交換してくれる場合もあります。

またビジネスの場では、ポップな雰囲気の書体は避けたほうが無難です。シンプルでベーシックな明朝体やゴシック体、筆書体が誰にでも読みやすいので、ビジネス年賀状の場合にはこれらの書体を使うようにしましょう。

部署名や名前などは間違えない

最も基本的なことですが、会社名・部署名・名前などを間違えてはいけません。

特に、会社の中で部署名は頻繁に変わる可能性があるため、きちんとその人の動向を把握しておく必要があります。

会社宛にするときは、どの部署に送るかによって読む人も変わってきます。

代表取締役社長宛に送る場合と、平社員である担当者宛に送るのとでは、年賀状の意味が全く違います。

誰に読んで欲しいのかを意識して年賀状を送るようにしましょう。間違えた部署に送るのは非常に失礼にあたるので、最も注意したいポイントです。

年賀状には必ず一言添えるように

親しくしている取引先やひいきにしているお客様には、親しみを込めて手書きの一言を添えるようにします。

会社から年賀状を送るからといって、定型文だけでは相手の印象に残らず、販促には繋がりません。

会社として年賀状を出すからには、今後の会社と会社のやり取りがスムーズになるようにすることが大切です。

印字されたものだけだと、事務的で寂しい印象の年賀状になってしまうため注意しましょう。