子会社に出向になる4つの理由と出向先で気をつけるべきポイント

記事の著者:shuta

自身の会社員人生を左右するイベントのひとつに人事異動があります。

人事異動の裏には会社からの評価が紐付いているので、その辞令が発令された裏側を推測してウワサしたり、自分に下された辞令について一喜一憂したりすることになるのですが、一体どのような含意が込められているのかわからないような異動の辞令もあります。

その最たるものが子会社への出向。出向というとドラマの影響からマイナスのイメージを抱きますが、それが本当にあっているのかはイマイチよくわかりません。

子会社への出向が命じられる背景にはどのような会社の意図があるのでしょうか。子会社への出向となる理由と、子会社への出向が命じられた時に出向先で気をつけるべきポイントを紹介します。

子会社に出向させられる主な理由

親会社が社内の人員を子会社へ異動させる場合、次のような理由が考えられます。

実務経験を積ませるため

子会社があるような大企業では、本社で現場の仕事を経験できるポストは少ないです。そのため、実務経験を積ませようと考えたら、本部で決めた戦略を実行している子会社に人員を送り込むことになります。

この人事の対象になるのは、入社して間もなくから数年目までの若手が多いです。

また、中堅どころのエース級の人材が子会社へ送られた場合、マネジメント経験を積ませることを目的としていることが多いです。

優秀な人材であっても本社での責任の大きなプロジェクトでいきなり裁量をもたせることは難しいので、責任の少ない子会社で大きな裁量を持たせることで、幹部候補としての実力をつけさせたり、適性を測られたりします。

子会社の人員を増員するため

子会社の事業の調子がよかったり、逆に業績が悪くて立て直しが必要だったり、子会社で新規事業を始めることになった時には、新たに人員が必要になります。

もちろん子会社でも採用を進めますが、人材を外部から調達するには時間がかかります。その時に事業内容を把握していて、経験もある人物を本社から送り込んだほうが効率的であるという判断が下された場合に、本社から子会社への出向が実行されます。

この場合は、比較的優秀な社員が送られることが多いようです。また、社内にて公募をかけられることもあります。

業績の見栄えをよくするため

こちらは会計のテクニカルな手法なのですが、本社の決算内容をよく見せたいと思った時に、親会社の費用を減らすために人員の籍を子会社へ移すということもあります。

出向によって席がなくなるということは、その分だけ人件費を少なく見せかけることができるため、営業利益や一人あたり利益が改善されます。

トリッキーな手法なので、社会的には称賛されるものではないのですが、このようなことが行われることもあるようです。この時に異動の対象となるのは、給与の高い年長者が多くなります。

人員整理のため

人員整理を目的とした子会社への出向もあります。社内政治で敗れた人物や、能力が低くて本社にいる価値がないとみなされた人が送られます。

このタイプの出向の特徴は、異動に伴って役職の降格や給与の減額が同時に行われることです。やりがいのある仕事も与えられなくなるため、異動させられた人は窓際社員として過ごすか、自主退職を選ぶかの二択を迫られます。

子会社出向になった時に気をつけること

上記のように子会社出向と言ってもポジティブなものとネガティブなものがあります。しかし、いずれにしても異動は突然に言い渡されるもので、大変であることには変わりありません。

本社での勤務を希望している場合には気落ちすることもあるでしょう。しかし、嘆いていても仕事はやらなくてはいけません。そんな時に気をつけるべきポイントを以下に紹介します。

モチベーションをキープする

異動させられるときは大抵寝耳に水というもので、本人はまさか自分がという思いがあるはずです。

そのため異動、特に出向を命じられたときには自分の会社人生が終わってしまったのではないかと考えて、本心ではその異動を受け入れられないまま子会社に出向してしまうことがあります。

そうなると、どうして自分が出向の対象になったのか?何が行けなかったのか?などの思いで、モチベーションが低下してしまうこともあります。

やる気がないまま仕事を続けても、子会社側は迷惑ですし、陰口を言われる可能性もあります。

クビになったわけではなく、いつかは元会社に戻ることができる可能性はあるので、モチベーションは下げず出向元に戻ったときのことを考えて業務に当たっていきましょう。

子会社のやり方を受け入れる

子会社であっても、業務のやり方やルーティンが違っていることがあります。慣れた出向元のやり方で業務を進めてしまうと、子会社の中で浮いてしまうことがあるので、出向先のやり方を受け入れることも大切です。

最悪なのは注意を受けても出向元の働き方を改めようとしないことです。扱いづらい人というレッテルを貼られてしまいます。

どんな場所でもベストを尽くすように努力をする

どんな場所にいてもベストを尽くすように努力すること、簡単そうで難しいことです。業務に慣れてしまうと、仕事が疎かになりがちです。

やはりどんな場所でもベストを尽くすように努力をすれば、渡された業務の中でも新たな発見があるかもしれません。ベストを尽くしていない人にはそう言った発見のチャンスも訪れません。

自分を大切にする

出向を命じられたとしても、自分の全てを会社に捧げる必要はありません。

何でも会社のいう通りに動くのでは、ただの都合にいい駒になってしまいます。バランスが難しいですが、会社の方針に従いながらも、自分の意思は強く持っているのが、かっこいいビジネスマンです。

そのため、自分のなかでぶれない意思を持ち、嫌なことは断る、意見は主張する、など自分のことを考えた行動もときには大切でしょう。

会社での自分の立場を見つめ直す

異動を機に会社での立場を見直すのはいい機会です。

栄転の出向であれば今自分がどのような位置にいて、どれくらいで出向元に戻ることができるかなどの、人生プランを見直しましょう。

そうすることで、今まで会社でやってきた業務内で間違いではなかったかなど再確認することができます。

子会社メンバーと仲良くする

子会社への出向はマイナスのイメージが多いです。そのため、出向後子会社メンバーへイライラしてしまうこともあるかもしれません。

しかし、これから一緒に働くメンバーとぎくしゃくしたまま働くのは、メンタル的・ビジネス的によくありません。

大人の心を持ち「仲間として一緒に頑張っていこう」という気持ちで働くことが大切です。

まとめ

今回は、子会社に出向させられたときに気を付けるべきポイントについて紹介をしました。

いずれにしてもどんな場所にいてもモチベーションを下げずに頑張ること、異動を言い渡されたときには自分を見つめ直すいい機会と捉えることも必要です。

自らの考え方・行動によって、今後のキャリアもモチベーションも大きく変わってくるでしょう。

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