仕事におけるペップトークの効果的な使い方

記事の著者:shuta

ペップトークとは短い激励のメッセージのようなもので、代表的なのはスポーツの試合前に監督が選手たちに言っている言葉です。

試合中継などでもたびたび目にすることがあり、これにより選手のハートに火をつけパフォーマンスを向上させる狙いがあります。

そしてこのペップトークはスポーツだけでなく、例えば先生が生徒に使うことも出来ますし、親から子供へ使う場合もあるでしょう。

そこで当記事では仕事における上司から部下へのペップトークについて紹介します。

1.ポジティブな言葉よりもポジティブな発想

ペップトークはただポジティブな言葉を使えばいいというわけではありません。部下が何か失敗したときに「大丈夫だ。問題ない。」と言っても説得力がないでしょう。

その場の状況に合わせて「○○だから大丈夫だ。次の成功に生かそう」というようにポジティブな言葉よりもポジティブな発想をしていくという意識を持つといいでしょう。

2.可能性を信じてあげる

例えば部下の作った企画書の出来が悪かった場合に「全然ダメだ。きちんと考えたのか?」と言ってしまっては、部下も「じゃあどうやって企画書を作ればいいのだろうか?」と困惑してしまいます。

「君ならもっと良い企画書が作れると思うんだ。もうちょっと考えてみてくれないか?」と今の企画書がダメなのではなくて、もっと良いものが作れる可能性があると、ポジティブな部分も伝えてあげると、部下のなかに眠っている力を呼び起こす手助けができます。

3.まずは部下の努力を認める

部下のミスに「何をやっているんだ!」と叱るだけでは部下はただ落ち込んでしまうだけです。下手をすれば次の仕事にまで、落ち込んだ気持ちを引きずってしまい次の仕事にも影響が出てしまうかもしれません。

そのため部下のミスを指摘する前には、まずそれまでの努力を認めてあげるようにしましょう。まず簡単に褒める。これがペップトークです。

「昨日からずっとやってくれてるもんな。ありがとう。ただここをもっとこうした方がいいんじゃないか?」という具合に努力を認めたうえで、ミスの指摘や改善点を伝えると効果的です。

4.「まだできていないのか?」と「どこまでできている?」の違い

部下の仕事の進み具合の確認、とくに遅れ気味の場合に「まだ出来ていないのか?」と聞いてしまうと威圧的な印象が残るのであまり良い確認方法とはいえません。

ここで「できていない」とは正反対の言葉「どこまでできている?」と確認を取ると威圧的な印象がなく、さらには「遅れ気味ですみません。実はここが難しくて・・・」というように部下が悩みなどを相談しやすい雰囲気にもなるので一石二鳥の確認方法といえるでしょう。

5.良くない状況を言葉にしない

元気がない部下に「やる気を出せ」と言ったり、不安がっている部下に「心配するな」と声をかけてしまうと、その言葉により状況(やる気がない・心配している)を確定させることになってしまい、部下のモチベーションはあがりません。

「これをやったら成長できるぞ」「君の力があれば自信を持ってやれるはずだ」と良い状況を連想させる言葉をかけるように心がけましょう。

6.なるべくポジティブな言葉を使う

絶対に失敗できないような大事な案件では心配な気持ちから「ミスをするなよ」と言いたくなりますが、これでは「ミスをしないように、ミスをしないように」と部下の意識がミスというネガティブな言葉にフォーカスしてしまい、かえって失敗が起きやすくなってしまいます。

そのため「ミスをするな」ではなく「慎重にやろう、慎重にやろう」と部下のモチベーションが高まるようなポジティブなことがを使うことで、結果的にミスを防ぐ行動に導くことができるでしょう。

7.どんな仕事でも、任せた以上期待する

部下は大きなプロジェクトを任せられるとそれだけで相当のプレッシャーがかかります。そんなときに「会社の命運がかかっているからな」と負のプレッシャー(責任)を与えるようなフレーズは厳禁です。

それよりも「プロジェクトの成功を楽しみにしてるぞ」というような前向きな正のプレッシャー(期待)を与えてあげると、元々あった大きなプロジェクトというプレッシャーも緩和され、やる気に満ちた状態にしてあげることができるでしょう。

8.難しい仕事でも成長の機会だと励ます

商談相手が気難しい人の場合、つい相手側にフォーカスしてしまい「怒らせないように」「無礼がないように」と言いがちですが、これでは部下を委縮させてしまうだけです。

こんなときは「気難しい相手だからこそ良い経験ができる。恐れず全力で行ってこい」とネガティブな要素をポジティブな要素として捉えてあげるといいでしょう。

9.怒らず、失敗した問題・解決先にフォーカスする

部下の失敗のなかでも同じ失敗は極力避けたいものです。「前にも言っただろ!」と言葉が強くなりがちですが、一旦冷静になりましょう。

当然同じ失敗は部下もやりたくてやっているわけではありません。また怒られただけで成長できる人間は少ないです。怒られたあと、失敗した原因・それに対する解決法を考え、アクションを起こさないといけないためです。

そのため頭ごなしに怒るのではなく、「前の失敗で何を学んだか?」「失敗しないために何を気を付けていたのか?」など具体的な解決方法を部下と共に考えるといいでしょう。