ビジネスの場における「ご厚誼」の意味・使い方・注意点

記事の著者:shuta

ビジネス用語は一流のビジネスマンにとって最も重要なもので、最大のマナーです。

今回はビジネスにおける「ご厚誼」の言葉の意味と使い方、またその注意点について9つ紹介します。

「ご厚誼」「ご交誼」の意味

「ご厚誼」、「ご交誼」と書いて「ごこうぎ」と読みます。この2つは「お付き合いの程、よろしくお願いします」や「親しい仲」という意味で使われ、一般的にもよく使われます。

とくに喪中の挨拶で使われていることが多く、見たことある方もいらっしゃると思います。

それでは2つの言葉の意味、違いについて解説していきましょう。

ご交誼とは

「心が通いあう親しい交流、友好な関係を結ぶ」という意味があります。

「誼」という言葉には、「親しみ」という意味があります。

「交誼」の言葉をそのまま解説すると「親しく交流する」という意味になり、「付き合いが対等」であり、特に上下関係がないという場合に使います。

ご厚誼とは

ご交誼と意味としては同じく使われます。

しかし「厚くお付き合いしていただく」「厚くお目にかけていただき感謝します」という意味が込められるため、ご厚誼は「目上の人」に対して使います。

くれぐれも目上の人に「ご交誼」の言葉を使わないように気を付けましょう。

ビジネスの場でご交誼を使った誤用が散見されます。

ご交誼とご厚誼を誤用しないためには、どんな場合でも基本的にご厚誼を使うようにしましょう。

「ご厚誼」「ご高配」「ご厚情」の使い分け

言い換え表現として使用できますが、それでも若干意味に違いがありますので、明確に使い分けをしなければならない場面もあります。

簡単に使い分けをするのであれば

・書き出し、文頭の挨拶は「ご高配」を使用する。
・結び、末尾の挨拶には「ご厚誼」「ご厚情」を使用する。

このように正しい使い分けができれば、どんなビジネスシーンでも対応が可能になります。

ご厚誼の使い方

・「昨年はひとかたならぬご厚誼を賜り、厚く感謝申し上げます。」
・「長年格別ご指導ご厚意にあずかり、誠に御礼申し上げます。今後も変わらぬご厚誼たわまりますようお願い申し上げます。」
・「〇〇氏の生前のご厚誼を感謝し、謹んでご通知申し上げます。」

などと、様々な場面で使われています。使い方を熟知し、ビジネスに活用していきましょう。

基本的な使い方

ご厚誼には基本的な使い方が存在します。

ポイントととしては「感謝の意をどこで表すかを決めること」です。ご厚誼自体に感謝を込めるか、その後に感謝の意を込めるかによって表現が変わってきます。

「ご厚誼を賜り」「ご厚誼にあずかり」という言葉は、いつも目にかけていただいているという意味で使われ、この言葉の後に感謝を述べます。

「ご厚誼に感謝し」「ご厚誼に深謝」の使用はご厚誼自体に感謝に意味を込めている使い方となっています。

ご厚誼の言い換え方法

ご厚誼は説明した通り「心からの親しい付き合い」という意味で使われます。

この意味と同じではないですが、ビジネスの場ではご厚誼の言い換えとして使用されている「ご高配」「ご厚情」という言葉があります。

「ご高配」は心遣いという意味が込められれ、「ご厚情」は厚い情け、思いやりという意味で使われます。

何度も同じ表現を使うとくどい文章になってしまいますので、ご厚誼と被らない様に、言い換え表現として利用してみるのが良いでしょう。

ご愛顧を使う場合もある

ご愛顧という言葉は元来歌舞伎や落語などで使われていた言葉ですが、近年商売言葉として使用されることも多くなってきました。

ご愛顧には「ひいきにする」「目にかける」という意味があります。店舗や施設でお客様に対して使うことが多いです。

ビジネス文章で使うことはあまりないので、使い分けに注意しましょう。

ご厚誼の意味はシンプルに解釈した方が良い

言い換え表現にも使い分けがあったりと何かと制約が多い言葉ですが、ご厚誼はシンプルに解釈しておくとよいでしょう。

特に「尊敬する方にありがとうを凝縮して込める」という感覚で使うのであればまず問題は起こりません。

がちがちの文章として使用する言葉ではないので、自然に使えるようにしていきましょう。