ビジネスの場における「さしあたって」の意味・使い方・注意点

記事の著者:shuta

ビジネスの場において「さしあたって」という表現をすることがあります。 とくにメールなど文書の中でよく使われる表現ですが、使い方を間違えると、相手を不快にさせたり、失礼な印象を与えたりということにもなりかねません。

そこで今回は、「さしあたって」の言葉の意味や使い方、注意点などを紹介します。

「さしあたって」の意味とは?

「さしあたって」は、ラ行五段活用の動詞である「さしあたり」の連用形で副詞となります。「将来のことは考慮せず、今現在に限って問題に対応する」という意味があり、漢字表記は「差し当たって」となります。

適切な場面でしか使用しない

「さしあたって」という言葉は、曖昧な表現を含んでいますいので、使用しても失礼にあたらない相手なのか、ふさわしいタイミングなのかをしっかりと見極めて使用するようにしましょう。

「さしあたって」の敬語とは?

「さしあたって」の敬語表現は「さしあたりましては」になります。ただ、「さしあたりましては」にすると、文章全体の意味がよく分からなくなることもありますので、そのような場合は、類語に置き換えるようにしましょう。

「さしあたって」の類語とは?

「さしあたって」の類語としては、「今のところ」「現時点では」「現在のところ」などがあげられます。ただ、「一時的に」という意味として捉えた場合は「とりあえず」「取り急ぎ」「一旦」「ひとまず」「まずは」なども類語といえます。

注意すべき「さしあたって」の類語① :とりあえず

「さしあたって」の類語である「とりあえず」は、ビジネスの場においては、かなり注意が必要な言葉です。

「あまり考えないで」「なんとなく」という印象の強い言葉ですので、「とりあえず」という表現はビジネスの場では避けましょう。

注意すべき「さしあたって」の類語② :取り急ぎ

「取り急ぎ」は、急いで第一報を入れなければならないときに使用しますが、十分な説明を後回しにする意味合いがありますので、取引先や上司など目上の人に対して使用するときは、失礼にならないよう配慮することが大切です。

「さしあたって」を使用する際の注意点

「さしあたって」という言葉は、ビジネスの場でよく使用される表現ですが、結論を先送りしたり、即答を回避したりするような曖昧さを含んだ表現ですので、ネガティブな印象を持たれがちです。

多用すると決断力がないように捉えられますので、意味合いを十分理解して使用しましょう。

「さしあたって」の使用例

それでは、「さしあたって」をどのようなときに使用するのか、一例を紹介します。

「早急にご対応をいただき、誠にありがとうございました。さしあたって、御礼申し上げます。」

このように相手に良い印象を与えるようなことを早く伝えたいときは、使用しても問題はありません。