オワハラってどんな意味?就活トラブルを回避するための対策も紹介

記事の著者:saitotakuma

就活とは、自分が働きたいと思う企業に面接や試験の機会を設けてもらい、内定をもらって実際に就職する活動のことです。

近年では企業側の思いと就活生との思いに温度差が生じ、オワハラと呼ばれる現象が引き起こっています。

このオワハラとは、「就活終われハラスメント」というもので、企業側が学生に対して他の企業の内定を断るよう要求することをいいます。ただしこのオワハラには、現状でいうと法規制がないので、学生は自分で対策・対応をしなければなりません。

万が一オワハラを受けたときのことを考えると、とても不安に感じる学生は多いでしょう。

このオワハラは、年々巧みなやり方で攻防戦が繰り広げられているとも言われており、就活する上で失敗につながることもあるものです。

自分の就活をしっかりやり遂げるためにも、前もって対策をしておきましょう。そこで、オワハラを受けないための対策方法を紹介します。

オワハラのメカニズム

オワハラは優秀な人材の囲い込みの手段

オワハラは今に始まったことではないものの、2016年の入社採用からスタートした8月1日面接選考解禁から、顕著に見られるようになったものです。

これまでに比べ面接選考解禁が4か月後ろ倒しになるのに、選考の順番は従来通り大手企業、準大手企業から行われ、その他の企業は良い人材を大企業だけに取られるのではないかと焦りを感じ始めます。その結果、大手企業よりも早く面接をして内定を使いオワハラが発生します。

大手企業以外の企業が短い就活期間で良い人材を確保するには、好条件や内定を引き合いに出したオワハラが主流でしたが、近年ではオワハラが就活の負担となり、悪質化していると指摘されています。

就活を狂わせるオワハラの実態

他社の内定辞退を迫るケース

就活生にとって最終面接は自分が内定をもらえるか否かの重要なシーンです。空気は張りつめて、就活生本人もとても緊張していることでしょう。

張りつめた空気の中で、遠回しに他社の内定辞退をするように促す発言や、その場で内定辞退をしておいた方が良いなど、言葉や条件の強弱はさまざまでも、他社の内定辞退を迫るケースがあります。

緊迫した中で就活生がはっきりと断れる可能性は極めて低く、もしも他の企業に行きたいと考えていたなら、人生そのものが狂い始める瞬間と言っても過言ではないでしょう。

他社の選考をブロックしてくるケース

就活生のスケジュールを確認され、面接の入っている日にわざと自社の研修などをぶつけてくるケースです。特に6月1日の選考開始日以降は、面接ラッシュと言える時期のため、わざと自社関連のイベントをぶつけてくる企業はオワハラ企業だといえます。

また、事前に伝えるべき自社のスケジュールを、1日前、2日前など直前に発表し、参加できない場合は内定が出にくくなるなど、脅迫めいた行動にでる企業もいます。

自社の内定辞退をしようとする人に陰湿な発言を浴びせるケース

内定辞退をしようとした就活生に対して、「第一志望はうちだったよね?」などのように、圧のある発言をすることや、人事の担当者を増やして説得するなど、内定辞退をさせないようにするケースです。

企業によっては暴力的な発言や、人格否定、就活生の周囲の人・サークルに関することを否定するケースも発生しています。

圧のある発言に負けて、内定辞退をしないまま入社した場合、毎日をどんな気持ちで過ごすのかを考えただけでも、就活生の人生が本来のものとは違う方向に向かうような印象を受けます。

就活で失敗しないためのオワハラ対策!

記録と見せる手帳を持つこと

オワハラを含めハラスメントは、ほとんどの場合形に残ることがありません。証拠を残すことがオワハラの証明につながるので、できるだけ明確に記録をつけるようにしてください。

簡単なノートでも良く、いつのどの企業の最終面接のとき、こう言われた、脅迫とも受け取れる発言があったなど、自分の感じたままに記録することでOKです。万が一、何らかのトラブルとなった場合に、記録した内容が役立つことがあります。

面接のスケジュールを書き込む手帳は、見せるための手帳を持つことで、悪質なオワハラを避けることができます。本来のスケジュールが書かれている手帳は、万一、採用担当者に見せるように言われても、見せるためのサブ手帳があれば安心です。適当なスケジュールを書いておけば問題ありません。

初めから多業種に興味があることを伝える

企業側としては、同じ業界の他社にいきたいと言われれば、自社の方が良い企業だとアピールするでしょう。結果、オワハラを受けやすくなってしまうこともあります。

しかし多業種に興味があると言われれば、何も言い返せないため、必要以上にオワハラを仕掛けてくることは少なくなるでしょう。企業側としても納得せざるを得ないわけです。

念のために、多少突っ込まれても良いように、志望する業界の情報や、具体的な理由を考えておくとより安心できます。

誓約書など余分な書類にはサインしない

オワハラ企業は、言葉で圧力をかけるほかに誓約書などの書類にサインをさせるケースがあります。誓約書を書かないと帰さないと言いだす企業もあり、精神的に追い詰められるケースも多いです。

就活において誓約書の類は何の力も持ちませんが、書いた・書かないともめる可能性が出てきます。面倒なトラブルの原因になりやすいので、サインを強要されても書く必要はありません。

また就活生が内定辞退をすることは、法的にも認められていることなので、自信を持って行動することが重要です。

言い間違えには注意が必要

オワハラを受けないための対策には、日本語を正しく使うことも重要です。例えば面接のときに「御社で働きたいと思っております」と言う場合と「働きます」と言い切る場合では意味が異なります。

自分の気持ちを述べただけなら、内定辞退をするときにも断りやすくなりますが、「働きます」と言い切った場合は断りにくくなります。日本語を正しく使うことは自分の身を守ることにつながり、オワハラ対策にも使えます。

オワハラされた場合は誠意をもって辞退する

あまりにも強烈で、行き過ぎるオワハラを受けてしまった場合は、できるだけ早めに辞退するようにしましょう。

入社前からぎくしゃくしてしまった企業に入っても、入社後は不安でしょう。今後毎日通って、働く場所です。無理して入社する必要はありません。

ただし辞退する場合は、企業側のオワハラがエスカレートしないうちに決断することが必要です。

企業側に辞退すると伝えると、企業によっては今後の就活で学生が在籍する大学からは採用しないなどと、脅迫とも受け取れることを言われることもあります。

そんなときは脅し文句を言われても動揺せずに落ち着いて、企業側が納得するような理由に、誠意を添えて辞退しましょう。

礼儀をわきまえた振る舞いをしていれば、大きなトラブルへの発展は回避できる可能性が高いです。自分では対処できないと感じた場合は、一旦帰宅し両親・大学へ相談をおこないましょう。

オワハラに屈せず自分が納得する判断をしよう

企業の受付や電話対応は、良く企業の顔と言われますが、人事担当者もまた、企業の本当の姿といえる存在ではないでしょうか。就活生に対してオワハラをするような採用担当者がいる企業は、企業全体がハラスメントに溢れている可能性が高いといえます。

就活中にオワハラだと感じる行為があったなら、その企業には入社しないことが基本だと考えて、脅しや内定という言葉に揺さぶられないよう判断してください。就活は自分の人生を左右することもある重要なニュアンスを含みます。

オワハラに負けてしまえば、就職した企業に居続ける限り、常に言いなりになる生活が待っているでしょう。日本中に数ある企業の中には、必ず自分らしく働ける企業があるはずです。自分が納得できる判断をして就活を成功させましょう!