ビジネスの場における「となります」の言葉の意味・使い方・注意点9つ

記事の著者:shuta

ビジネスシーンでよく使われる「となります」ですが、果たして正しい日本語なのでしょうか。

どのようなときに使うのか、あまりじっくりと考えたことがない言葉ですが、今回は「となります」の意味や使い方、使用するにあたっての注意点などを紹介していきます。

「となります」の意味

変化した後の結果を意味する「となります」

1つ目の意味としては「係長である私が次の人事異動で昇進して課長となります」といったように、現状の状態が変化した後の結果を表す意味があります。

結果としてある役割を果たすことを意味する「となります」

もう1つの大きな意味としては「彼の献身的な仕事ぶりは周りの良い見本となります」といったように、結果としてある役割を果たすことを表現する際も使う場合があります。

「となります」は敬語?

「となります」は、動詞「なる」を丁寧にした敬語です。つまり、意味合いとしては、動詞「なる」の意味に準ずることになります。

「なる」には、「物事が実現する」「ある数値に達する」「ある働きをする」「全体がそれによって構成される」「他からその恩恵を受ける」と複数の意味がありますので「となります」にも転用することができます。

「となります」の間違った使い方

仕事上で上司や先輩に資料を渡す場面のとき、「こちらが会議の資料となります」と言って渡す人もいるのではないでしょうか。しかしこの場合、動詞「なる」の意味に当てはまりませんので、「こちらが会議の資料です」と伝えるのが正しい表現です。

「なる」の意味合いを踏まえたうえで使用しないと、誤った使い方になってしまうので注意が必要です。

「となります」を使った例文

それでは、具体的な「となります」の使用例を紹介します。

「抜本的に変えようとすれば、意識改革が必要となります」
 →結果として必要になる事項を知らせたい場合にも使用は可能です。

「あの人の講演を聞くといつも生きるための励みとなります」
 →感謝の意を表す言葉としても使えます。

「となります」の類語

次に「となります」の類語をご紹介していきます。「達する」「至る」には、結果としてある役割を果たすという意味がありますので「となります」の類語といえます。また、「転ずる」も現状の状態が変化した後の結果を表す意味がありますので、同じく「となります」の類語となります。

「となります」と「になります」の違い

この2つの言葉は、同じ意味を持ちますが、使われるシーンが異なってきます。「となります」がフォーマルな場やメール・文書などで使われるのに対し「になります」はカジュアルな場や会話の際に使われるのが一般的です。

「になります」に言い換えができないのは?

たとえば「あの人が異動してきて華やかになりました」という表現を「華やかとなりました」とは言い換えできません。ほんの一文字だけの違いですが「になります」に単純に言い換えできないことは、頭に入れておきましょう。