パワハラかどうかチェックする基準。加害者はパワハラだと認識していないことも多い

記事の著者:haruki hatano

厚生労働省が運営する「あかるい職場応援団」の発表によると、職場のパワーハラスメントとは、職務上の地位や人間関係などの職場内優位性を背景・理由に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える行為を指します。

そのため、他社員の前で怒鳴ったり、物を投げつけたり、月の残業が何十時間にもなるような仕事を依頼することはパワハラになります。パワハラは人権を傷つけ、自信喪失や労働意欲の減退を招きます。パワハラに屈し、泣く泣く辞職するケースも珍しくありません。

悪質過ぎるパワハラは、法的な責任も問われかねない重大な問題となります。とはいえ、指導や注意はパワハラにはならないため、正しい線引ができることが大切。

そこで今回は、パワハラかどうかチェックする基準を紹介していきます。

パワハラの定義について

厚生労働省によると、パワハラは大きく6つの種類に分類されます。

  • 1.身体的な攻撃
  • 暴行・傷害

  • 2.精神的な攻撃
  • 脅迫・名誉毀損・侮辱・ひどい暴言

  • 3.人間関係からの切り離し
  • 隔離・仲間外し・無視

  • 4.過大な要求
  • 業務上明らかに不要なことや遂行不可能なことの強制、仕事の妨害

  • 5.過小な要求
  • 業務上の合理性なく、能力や経験とかけ離れた程度の低い仕事を命じることや仕事を与えないこと

  • 6.個の侵害
  • 私的なことに過度に立ち入ること

そのため、上記に該当する可能性のある言動に関しては、パワハラなのか各々チェックをする必要があるかもしれません。

パワハラかどうかチェックする基準

それでは、厚生労働省の6分類に応じて、パワハラなのかチェックをおこなっていきましょう。

身体的な攻撃

どんなに軽くても暴力は犯罪です。殴る・蹴る、胸ぐらを掴む、髪を引っ張る、などはもちろんのこと、物を投げつけたり、大音量の音を聞かせるなども立派な暴力行為となり、これは立派なパワハラになります。

上司による暴力で傷を負った場合はすみやかに医師の診察を受け、診断書を書いてもらいましょう。診断書はパワハラの有力な証拠となります。

精神的な攻撃

精神的な攻撃をパワハラ認定するのは、少し難しいかもしれません。部下が失敗したときには、叱ることも必要です。しかしその叱責が本当に業務上必要な「指導」であるのかは考慮する必要があります。

人間性を否定したり、「お前なんかクビにしてやる」と心理的に追い詰めるような言動、挨拶を無視する、何日にも及ぶような指導・説教はパワハラに該当するでしょう。しかし1時間程度の指導や、1回限りの注意、じゃれたように軽く頭を触る程度ではパワハラにはならないでしょう。

もし上司から精神的な暴言を受けた場合は、日記などに記録しておきましょう。同僚や会社側に相談する時などに、有力な証拠となります。

人間関係からの切り離し

挨拶をしても無視する、全員が参加する飲み会に誘わない、業務上必要な情報を与えないなど、個人を孤立させる行為もパワハラとなります。

ただし勘違いということもあるため、複数回に渡りそのようなことが引き起こっているのか、本当に自分だけが被害にあっているのかを確認する必要があります。「〇〇さんは誘いたくないので、他言無用でお願いします」などといった連絡が回っていないのかなどの証拠を掴む必要があるでしょう。

とはいえ仲間はずれにされることは、仕事を任させないこと以上に苦しさや居心地の悪さを感じることもあります。我慢せずに他の部署の同僚や上司、社内の専門窓口に相談しましょう。

過大な要求・過小な要求

不適切な量の仕事を与えたり、非常識な時間まで強制的に残業させるのはパワハラに当たります。

「俺だって昔はやっていたんだ」と正当化する上司もいますが、労働基準法では、1日8時間、週40時間以上働かせてはいけないことになっています。

これ以上働く場合は、時間外労働・休日労働として残業代が発生することになります。とはいえ、時間外労働は最小限にしなくてはいけませんし、月60時間を超える時間外労働は5割以上の割増賃金が必要となることが法律で定められています。

逆に仕事を全く与えなかったり、本人の能力に見合わない低レベルな仕事を強要する行為もパワハラと認定されます。タイムカードやメールの内容などを保存しておき、上司の上司や社内の専門部署に相談してみましょう。

個の侵害

職場で雑談をするときに、プライベートに干渉しすぎることもパワハラに当たります。

「君の彼氏は○○だからダメなんだ」「お前が入っている△△っていう宗教、気持ち悪いな」といった上司の価値観を押し付けるのもパワハラとなります。場合によっては、上司側が名誉毀損や侮辱罪に問われることも。

プライベートに首を突っ込んでくる上司は、多くの場合悪気はありません。「プライベートのことだから答えたくない」という意思をハッキリと示しましょう。

パワハラがひどい場合には、転職を検討してもいいかも

パワハラで悩んでいるのであれば、転職をしてしまうほうが、心身ともに早く楽になれる可能性は高いです。パワハラに耐えてまでも、その会社に居続けるべきなのか、改めて考えてみてもいいでしょう。

もし転職をするなら転職エージェントがおすすめです。業界最大手の転職エージェントであるリクルートエージェントは、実績と知名度的安心感で転職成功実績No.1。取り扱い非公開求人は業界最大級の約10万件を誇っています。

リクルートエージェントに登録する(無料)

マイナビエージェントは、徹底的なヒアリングで転職者の強みを引き出すしてくれるのがメリット。

理想の条件だけでなく、特性を見抜いてぴったりの職場も紹介してくれます。履歴書添削・面接対策などのサポートも充実しているため、はじめて転職をおこなう人でも安心でしょう。

複数サイトに登録することで、より好条件・高年収など魅力的なオファーを受けることができます。両転職サイトとも、登録から転職まで、すべて無料なのでまずは気軽に登録してみてみるのがいいでしょう。

マイナビエージェントに登録する(無料)

JOBSTEP編集部がおすすめ!3つの転職サイト

複数のサイトに登録することで、より好条件・高年収など魅力的なオファーを受けることが出来ます。