検疫官になるには?看護師資格取得後に臨床経験が3年以上必要

記事の著者:1150122

海外などに旅行に行って帰ってくるとき、あなたも必ず会っているのが検疫官です。

検疫官の仕事はあまり知られていませんが、海外からの感染症を未然にふせぐために重要な役割をになっています。

この記事では、検疫官のなり方・必要な資格・活躍するために必要な能力についてわかりやすく説明します。

検疫官のなり方

厚生労働省が管轄している検疫所で検疫法にもとづき、検疫感染症にたいする検疫業務、健康相談業務および予防接種業務を行う看護師は検疫官と呼ばれます。

そのため、検疫官になるためには看護師の資格が必要です。そのうえで、検疫官となるためには、厚生労働省が実施する検疫官採用試験に合格しなければなりません。

採用試験は不定期に開催されていることから、検疫官になることを希望している場合、厚生労働省のホームページをつねにチェックすることが大切です。

看護師になるためには、さまざまなルートがあります。基本的に、大学や専修学校といった教育機関で必要な学科を修めて卒業が必須です。

そのあと、看護師国家試験を受け合格すれば看護師になることができます。学院に進学することもできますが、看護師は臨床における経験が重要であることから、多くの人が看護師国家試験をうけ、合格者は専修学校を卒業後医療機関へと就職します。

なお、2年制の看護系学科やコースもありますが、2年制で目指すことが可能なのは国家資格ではない「准看護士」であるということは注意が必要です。

看護師としての経験をつんだあと、厚生労働省が実施する検疫官採用試験の合格をめざすのがもっとも一般的な検疫官のなり方です。

検疫官に必要な資格

厚生労働省は、検疫官の応募要件を次のように定めています。この要件と合致しないかぎり検疫官になることはできません。

(1)日本国籍を有する方
(2)看護師免許を取得している方
(3)3年以上の臨床経験のある方
(4)普通自動車免許を取得している方
※業務上、普通自動車を運転する場合あり

このため、検疫官となるためには日本国籍を有している必要があります。検疫官は空港や港湾において、海外からもちこまれた、あるいは海外にもちだす動物や植物、植物、食品などが病原体や有害物質に汚染されていないか確認することが仕事内容です。

日本の国益のために働くことが前提となっていることから、採用する人材を日本国籍を有するほうに限定していると考えられます。

また、看護師資格をもっているだけではなく、検疫官となるためには3年以上の臨床経験が必要です。そのため看護学校を卒業してすぐ検疫官となることはできません。

検疫官として活躍するために必要な能力

検疫官として活躍するためには、看護の知識が必要不可欠です。ただし、検疫官は看護というよりも海外からの感染症を未然にふせぐことが大切な業務となるので、そのサーモグラフィなどによる検温などを通じて、入国者の健康状態を把握しなければなりません。

これらの器具に関する知識身につけることも、検疫官にとって大切なことです。また、入国者が日本語を話せるとはかぎらないことから英語能力がもとめられることになります。

また英語で書かれた書類をチェックしなければならないことから、検疫官として活躍の場をひろげていこうとしたい場合、語学力を身につける必要があるでしょう。