僧侶になるには?大学で宗派を学ぶことが主流

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僧侶とは出家して仏教の教えを守り、広める人のことをさします。お経をとなえ、修行し仏教をきわめたり、寺院をもっていれば管理したりします。

仏教形式の冠婚葬祭をとり行うのも、僧侶の仕事です。このように、さまざまな形で人々の生活をささえています。そのため、資格をとる必要はないのですが、各宗派によって定められた修行を受けたり、仏教に関する勉強をすることがもとめられます。

きびしい修行を生きぬいた人のみが僧侶になれるのです。ここでは、僧侶になるために必要なステップや能力を紹介します。

僧侶のなり方

僧侶になるには宗派にかかわらず、大きくわけて2つの道があります。

大学で学ぶ

現在日本で仏教を学ぶための大学は6つあります。大学によって宗派がことなるため、興味のある宗派に該当する大学を選択することが必要でしょう。学べる大学は、こちらからみることができます。

・高野山大学⇨人間学科、密教学科
・佛教大学⇨仏教学科
・見延山大学⇨仏教学科
・同志社大学⇨神学部
・同朋大学⇨仏教学科
・関西学院大学⇨神学部

大学入学後、大学独自のカリキュラムが用意されている場合が多く、そのカリキュラムをとおして僧侶になるために勉強や修行を行います。

大学は、宗派から僧侶の育成をしてくます。教育を委託されているため、仏教について学ばせてくれる師僧をみずから探すことなく、仏僧への道を進むことができるでしょう。

師僧を探し弟子入りする

大学に入る方法以外にも、直接興味のある宗派の師僧をたずね、弟子入りを願いでることもできます。弟子入りあとはある一定修行をつんで、各宗派で運営する専門学校(道場)に入学し、さらに勉強と修行をつむことで僧侶になることができます。

しかし、在家(僧侶の家系の生まれではない一般の人)では師僧を探すのは容易ではないため、大学にいく方法が一般的でしょう。

またほかにも、寺院で修行僧をもとめている場合もあります。その場合一定期間修行僧として働いたあと、専門学校に入学できることもあるそうです。これも、自分で受けいれてくれる寺院を探す必要があります。

僧侶が必要な資格

冒頭でものべましたが、僧侶になるために特別必要な資格はありません。それよりも、きびしい修行をのりこえることがもとめられています。

資格とはことなりますが、修行のステップは一般的に以下のとおりです。

⑴師僧を決める:自分が学びたい宗派を選びましょう。
⑵得度する:これは仏門に入ることをさします。誰でもできるというわけではなく、ここでも仏教への理解が必要です。
⑶修行:各宗派で決められた修行を行います。
⑷灌頂:正当に仏教を受けつぐものとして認められることをさします。
⑸僧籍取得:僧侶として宗派に登録を受けます。

僧侶として活躍するために必要な能力

僧侶は仏教の教えをもとに、自分自身を成長させ、それを人々につたえていく役割があります。そのため、まず必要な素質は仏教への興味や信仰心、探究心があるかどうかです。

まずこれがなければ、勉強することも厳しい修行をのりこえることもできません。

また、人々の話をきくこと場面が多くでてきます。人の話を丁寧に聞き受けとめ、相手の気持ちを考えて誠実に対応することがもとめられるでしょう。

そして僧侶になるまえにも、なったあとにも修行は続けていく必要があります。修行をコツコツ行うことができる忍耐力をもっていることも重要です。

最後に、僧侶は自分自身をきわめていく職業です。俗世ともはなれるため、今までの生活とはかけはなれた人生を歩むことになります。それでも僧侶として生きるという覚悟をもつことが大事です。