視能訓練士になるには?患者と向き合うコミュニケーション能力が必要

記事の著者:1115573

みなさんは視能訓練士という言葉を耳にしたことはありますか?

視能訓練士は医療資格の1つで、視能訓練士国家試験に合格し、厚生労働省に備えてある「視能訓練士名簿」に登録された人のことをさします。

ここでは、その視能訓練士になるにはどうすればいいのか、必要な資格や求められる能力などを紹介するのでぜひ参考にしてみてください。

視能訓練士のなりかた

まず視能訓練士になるには、年に1回実施される国家試験を受験し、合格しなければなりません。

受験資格は高校を卒業した後、視能訓練士養成課程のある4年制大学に進学するか、視能訓練士養成校で3年以上学び、必要な知識や技能を修得することが条件です。

ちなみに国家試験は、東京都と大阪府で年に1回、例年2月下旬の木曜日に実施されます。

試験は1日で、午前の試験科目は基礎医学大要、基礎視能矯正学、午後の試験科目は視能検査学、視能障害学、視能訓練学となり、合格の発表は3月下旬です。

この視能訓練士国家試験は、おおよそ60%の得点率で合格となりますので、毎年9割以上という高い合格率を誇っています。そのため視能訓練士になるには、他の受験者の動向にまどわされることなく、60点を目標にしっかりと試験範囲を勉強することが大切です。

その後、晴れて資格を取得することができれば、公立の医療機関、私立病院や大学の付属病院、眼科専門病院や診療所など、専門職として幅広く活躍できる場があります。

それだけでなく、大学の研究機関で眼科に関する専門的な研究にたずさわることができたり、視能訓練士の養成施設や学校で勤務したりすることも可能となります。

この視能訓練士の資格には期限が設けられておらず、資格を取得すると一生の資格となるため、結婚や出産で退職したとしても再就職に関する求人も多いようです。

また、フルタイム勤務だけでなく、週2~3日のパートのような非常勤待遇の求人も豊富であることから、自分のライフスタイルにあった働き方ができるのも魅力の1つです。

視能訓練士必要な資格

視能訓練士になるには、国家試験を受験しなければいけません。そこで次に、必要な受験資格をみていきます。

・高校を卒業したのち、視能訓練士養成校で3年以上学び、必要な知識や技能を修得した者
・短大卒以上で、視能訓練士養成校で1年以上学び、必要な知識や技能を修得した者
・大学や短大、その他、看護師や保育士の養成機関で指定科目を履修したのち、指定する視能訓練士養成校で1年以上学び、必要な知識や技能を修得した者

以上が具体的な受験資格となります。まずは、この受験資格を得ることが前提条件ということをしっかりと認識しておきましょう。

視能訓練士活躍するために必要な能力

視能訓練士になるには、国家試験に合格することが必要だと紹介しましたが、人間にとって大切な視機能・視力に関わる仕事であるため、資格をもっているというだけでは活躍することができません。

視能訓練士が行う検査は、眼科医の診断や治療を決める重要な判断材料となりますので、もし間違いがあると、その後の診断や治療方法が間違ったものになってしまう可能性があります。

そのため、正確さや几帳面さは不可欠です。また、リハビリテーションや斜視、弱視の矯正など長期的に治療を続けるような患者の人も多いことから、根気強さやつねに誠意を持って患者の人と接することができるような視能訓練士も求められるでしょう。