調教師になるには?元騎手や元厩務員でなければ合格は難しい

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調教師とは、競走馬の調教をおこなうことが仕事になります。

毎年年末が近づくと競馬の有馬記念が話題になって盛り上がります。競馬の花形はもちろん馬とそれを華麗に操る騎手ですが、裏方でとても大切な役割を果たしているのが調教師です。

地味ではありますが、競馬を運営していくうえで欠かせない存在でもあります。そんな調教師になるにはどうすればいいのか紹介します。

調教師のなり方

調教師の仕事は、馬房の掃除・馬の健康管理(食事や馬体の洗浄)・調教・調教後のクールダウンなどになります。

調教では、さまざまなコースを走らせることによって筋力アップをしたり、脂肪を減らしたり、メンタルアップをさせるものもあります。なかには水の中を走らせ、心肺機能やスタミナをあげる調教訓練もあります。

それではそんな調教師になるには、どうすればいいのでしょうか?

調教師に必要な資格

調教師になるには、調教師免許が必要です。受験資格は28歳以上であれば大丈夫です。

合格率は公表されていませんが、2018年の合格者はわずか5人とかなり狭き門です。その理由は、競馬に関する専門知識がかなり豊富でなければいけないことと、競馬に携わった経験がないと難しいからです。

そのため、競馬業界の関係者(騎手や厩務員)でなければ合格できない試験といえます。結果、もし調教師になりたいのであれば、まずは騎手や厩務員になる必要があります。騎手で約3年間、厩務員で半年間中央競馬会で学ばねばなりません。

または、地方競馬教養センターで騎手として2年間、調教師課程で約3週間学ぶことで、騎手や厩務員を目指すことは可能です。

調教師としての実務

調教師は実務経験をたくさん経験していないと、仕事として成り立ちません。なぜなら、馬についての専門的な理解が求められるためです。デリケートな生き物である競走馬を常に冷静に観察し、理解してあげないと調教はできません。

そのため当然、観察力や分析力に加えて、馬という生き物の本質まで極められるような資質が求められます。

このような理由から、実際に調教師になれる年齢は30代から40代の人がほとんどです。また、競走馬をベストな状態で走らせるために、当然一緒に競馬場やトレーニングセンターなどを騎乗して走らなければなりません。そのため、調教師であっても騎手同様に体重制限があります。体重が60キロ以上であれば調教師になることは難しいです。

また、調教師の朝は大変早いです。朝3時くらいから仕事が始まり、終わるのは21時すぎが当たり前の仕事です。休日も馬は休むわけではないので、ほとんど無いに等しいといっても過言ではありません。

このようにハードワークが当たり前の仕事が調教師になるのです。

調教師で活躍するために必要な能力

調教師で活躍するために1番大切なことは、もちろん競馬が大好きだということです。

当然生き物が好きでなければダメですし、とくに馬がとにかく大切でなくてはこの仕事はできません。預かった馬を競走馬として活躍するために、自分の生活の全てをかけてでも常に一緒にいて、馬の成長と能力の開花に注力します。

また競馬は公営ギャンブルのため、法律にのっとってきちんと公平な形で関わることを厳しく求められる仕事でもあります。