学芸員になるには?採用者数は少なく、100倍以上の応募倍率になるところもある

記事の著者:1979690

「学芸員」とは博物館で専門的な知識を生かして働いている人たちのことです。

学芸員という仕事は、自身の専門的知識や嗜好のある学芸を生かして美術館・天文台・植物園・水族館などの博物館と呼ばれる場所で高度な学術的な知識を人々に伝えていくことができる魅力ある職業です。

今回はそんな学芸員のなり方や必要な資格、活躍するために必要な能力について紹介していきます。

学芸員のなり方

学芸員になりたい場合には、主に4つの選択肢があります。

  • 大学で19単位の博物館に関する科目の修得し、学士の学位取得をする
  • 大学に2年在籍し、19単位の博物館に関する科目修得と3年の学芸員補助経験をする
  • 必要条件を満たし、学芸員資格認定試験に合格する
  • 学芸員資格認定審査に合格する

上記で紹介した4つのいずれからの進路を進むことで、まず「学芸員」としての資格を取得することができます。

ただし学芸員として働くということになると、就職先である博物館を探さなければなりません。

博物館を探す場合には、博物館自体が公募している求人枠を探すか、求人サイトや職業斡旋所などで求人情報を探すという形になります。

求人を出している博物館の雇用形態や待遇などを確認して応募しましょう。

ただこの博物館の採用者数は非常に少なく、100倍以上の応募者倍率を超えるところもあるほどです。

どうしても働きたい場合には、アルバイトや学芸員補という立場で将来的に働きたい博物館の扱う学術ジャンルの知識を蓄えていくということも大切です。

倍率の高い博物館の採用で決め手となるのは、知識の深さや即戦力的な部分ですので、実務経験があることは強みとなるはずです。

学芸員に必要な資格

前述した「学芸員資格認定試験」と「学芸員認定審査」について解説をしていきます。

「学芸員資格認定試験」と「学芸員認定審査」は、受験者が学芸員として相応しいのかを判断する、試験・審査になります。

どちらかを受験し、合格できれば学芸員になることができます。

「学芸員資格認定試験」は以下のどれかの条件を持っている人が受験できます。

  • 学士としての学位を持っている
  • 大学で2年の在学経験があり、博物館に関する単位を含め62単位以上を修得している
  • 教育職員普通免許を保持しており、2年以上の教職員としての実務経験がある
  • 学芸員補として4年以上の実務経験がある

この学芸員資格認定試験では、筆記試験を通して認定されるか否かが決まります。合格率が6割程度となっており、ある程度の勉強が必要となります。

「学芸員認定審査」は以下のどれかの条件を持っている人が受験できます。

  • 修士・博士としての学位を持っており、学芸員補として2年の実務経験がある
  • 大学で博物館に関する科目を2年以上教えており、学芸員補として2年の実務経験がある
  • 学士としての学位と学芸員補として4年の実務経験があり、教育委員会から推薦されている
  • 大学で2年の在学経験があり、博物館に関する単位を含め62単位以上を修得している。また6年以上の学芸員補としての実務経験があり、教育委員会から推薦されている
  • 大学入学資格があり、8年以上の学芸員補としての実務経験がある。そして教育委員会から推薦されている
  • 11年以上の学芸員補としての実務経験があり、教育委員会から推薦されている

この学芸員認定審査では論文審査や実務経験を踏まえた面接が行われることとなります。

学芸員で活躍するために必要な能力

学芸員として必要な能力としては以下のようなものが挙げられます。

  • 学術分野への熱意
  • 知識を人々に伝えていこうとする気持ち

学芸員として重要なのは、自身が専門分野とする学術分野への熱意です。学芸員は博物館の管理人ではなくあくまで研究員としての位置付けのため、博物館に勤務してからも研究を続けていかなければなりません。

また難しい学術内容を来客に簡単かつ興味深く伝えていく工夫も必要です。これらの2つの気持ちを持つことで優れた学芸員となることができるはずです。