航空整備士になるには?実務経験を積みながら、ステップアップしていくのが一般的

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移動に欠かせない手段になった飛行機。飛行機は大小合わせて何万という部品から構成され、1つの部品に欠陥があったり、不具合があると、大きな事故につながる可能性があります。

これまで、飛行機事故で亡くなった人の数は、推定で約3万3千人ともいわれています。このような事件や事故を起こさないようにするため、また空の旅を安全で楽しい時間にするために、飛行機の点検は非常に重要なものといえます。

そんな空の安全を守っているのが航空整備士です。この記事では、航空整備士のなり方、必要な資格、活躍するために必要な能力を紹介します。

航空整備士のなり方

航空整備士は、飛行機が安全に空を飛べるように、点検・整備・修理をおこなうのが仕事です。

航空整備士として働くためにはさまざまな知識・技術が必要となります。

一口に航空整備士と言っても、航空整備士には4つのレベルがあり、「一等航空整備士」「一等航空運航整備士」「二等航空整備士」「二等航空運航整備士」に分けることができます。この航空整備士と航空運航整備士では、整備できる範囲が異なります。

そんな航空整備士になるためには、専門学校から目指す場合と、大学から目指す場合とに大きく分けられます。

高校卒業後に専門学校に進学すれば、二等航空整備士や二等航空運航整備士の資格を取得可能です。航空整備士として働く人の多くは専門学校出身であることが多いです。専門学校は、航空従業者指定養成施設として認定されているので、そこで勉強すれば資格を取得することが可能です。

専門学校に進学しない場合は、高校を卒業したあと、航空自衛隊や海上保安庁に入隊し、航空整備員となる方法が一般的です。また、航空整備士の資格がとれる大学も存在しているため、大学で資格をとって航空整備士となることできます。

無資格で飛行機整備会社に就職することはほとんど不可能です。整備会社に就職後も、各整備会社内で独自の社内資格が設置されているため、その基準を満たすことによって整備士として着実にスキルアップしていくことができます。

航空整備士に必要な資格

航空整備士は、複雑な航空機メカニズムを理解している専門家として豊富な知識が必要です。

そのため航空整備士の資格は、国土交通省管轄の国家資格になっています。試験は一等整備士が20歳以上、一等航空整備士が18歳以上、二等整備士が19歳以上、二等運行整備士が18歳以上の年齢制限があるほかに、航空経歴として一定の整備経験が必要となります。

また、一等航空整備士と二等航空整備士は取り扱える機体の種類が異なります。具体的は、二等の場合、小型機やセスナ機の整備・点検・修理が可能ですが、一等の場合、大型機体の整備・点検・修理が可能になります。とくに、一等航空整備士の資格は4年以上の実務経験がなくては受験できないので注意しましょう。

航空整備士が活躍するために必要な能力

航空整備士として活躍するためには、航空機に関する専門的な知識が必要となります。航空整備士は整備できる範囲が異なる4つに分けることができますが、1つ上のレベルの資格を受ける場合には、実務経験(整備経験)が必要となります。そのため、仕事をして経験を積みながら、少しずつ知識を身に着けていくことが大切です。

そのうえで、航空機の設計図や整備マニュアルは英語で書かれていることも少なくないことから、英語の能力を向上させておくと活躍が見込めます。航空整備士は現在人材不足に直面していることから、より能力の高い人は優遇されます。