大学教員になるには?一般的には、博士号を取得していることが必要

記事の著者:1528961

大学教員とは、大学で教員として勤務をする職員のこと。職階は学校教育法で、教授>准教授>助教>助手>講師と定められてます。

ただし2018年の朝日新聞によると、全国の大学の教員のうち約半数は非常勤で、常勤専任教員も1/4が特任・特命など任期付き雇用となっている現状があります。基本的に大学教員になるには博士の学位が必要になります。目指すには時間とお金がかかる職業ですが、正規雇用されることは少ない職なのです。

しかし若い優秀な学生とともに生活を送り、自分の知的好奇心が惹かれるものに対して研究を続けられるのは、この職業の魅力といえます。そして副業が認められているため、講師以外に書籍の出版や、テレビでコメンテーターとして出演するなど、多方面で活躍する大学教授が多いです。この副業制度は、非常勤教員が多い原因の1つでしょう。

そんな自由度が高く、自分のやりたいことを突き詰められる大学教員になる方法を紹介します。

大学教員になるためには?

大学教員になるには、一般的には大学院博士課程を修了し、博士号を取得していることが必要になります。そのほかに必要な資格は、基本的にありません。

博士号取得後、大学に就職活動をし内定をもらえれば、大学教員として働くことができます。

そのため、まずは4年制大学を卒業して学士号を取得しなくてはなりません。その後大学院の修士課程(2年間)を修了し修士号を取得。さらに研究室に入り、3年間の博士課程を終えたのち、論文を提出することで、博士号が取得できます。

結果、大学で4年間、大学院で修士課程と博士課程を含め5年間、計9年間勉強と研究を続けていくことになります。ただし博士号を保持しているということは、専攻分野について、研究できる程度の能力があるという証明になります。2018年の文部科学省調べによると、日本で博士号を取得している割合は0.37%となっていています。

大学教員の就職活動や、キャリアアップは?

博士号取得後には就職活動をしなくてはいけません。就職希望の大学へ、自分の研究論文を提出し、採用結果を待ちます。あくまでも研究職なので、成果・研究ジャンルなどで大学側は総合的に判断します。そして採用になれば大学教員として雇用されることになります。

しかしいきなり教授になる訳ではありません。職階である教授>准教授>助教>助手>講師の順でステップアップしていくことになります。

入社後は、助手として在籍している教授のサポート業務をすることになるでしょう。何年もの下積みを経験し、いい研究結果を残し続けられることで、助教・准教授・教授と、階級があがっていきます。准教授になると、生徒への講義を1人で担当できるようになります。

大学教授には、博士号が必須?

大学教授にはなるには、基本的には博士号が必須です。しかし学校教育法が定めている大学設置基準には、「芸術、体育等については、特殊な技能に秀でていると認められる者」「専攻分野について、特に優れた知識及び経験を有すると認められる者」であれば,教授になれるとあります。

そのため、東京大学特別栄誉教授である安藤忠雄教授は、工業高校卒。一級建築士であり、光の教会や水の教会など数多くの歴史的作品を残してきたことが評価されています。

またオリンピック柔道金メダリストの山下泰裕教授は、東海大学教授。修士号しか持っていませんが、オリンピックの成績が立派な業績とされ教授になっています。

このように博士号を保持していない場合でも、優れた知識及び経験を有すると認められれば、大学教授を目指すことは可能なのです。

大学教員として、活躍するために必要な能力

大学教員に必要な能力は、専門分野への興味を持ち続け、探究心を忘れないということです。研究職になるため成果を求められます。しかし常に結果が常に伴う訳ではないので、根気強さも必要でしょう。

また最近の学生は学習意欲の低下が著しいです。そのため各学生の価値観・気質・能力に見合った指導能力も求められます。