裁判官になるには?司法試験に合格後、最高裁判所の審議で選ばれる必要がある

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裁判官は、憲法や法律に従い中立的な立場で、各事件について判断をおこなう国家公務員です。

裁判の判決1つで、当事者の人生が大きく左右される、非常に重要な職務になります。慎重で平等な判断が求められます。

そんな裁判官になるには司法試験に合格しなければなりません。司法試験は大変難関なうえに、受験資格が必要で合格しても裁判官にすぐなれる訳ではありません。

ここでは裁判官になるにはどうしたらよいか、必要な資格はあるか、また裁判官として活躍するために必要な能力としてどのようなことがあるかなど紹介します。

裁判官のなり方 

裁判官のなり方には、受験資格を持ったうえで、司法試験に合格することで裁判官になる資格ができます。

受験資格を保持するためには、2パターンあります。

1つ目は、法科大学院に合格し、そこで2年ないし3年の勉強を経て修了すること。2つ目は、法科大学院に進学する時間的・経済的な余裕がない人が裁判官を目指せる、予備試験と呼ばれる試験に合格することです。

司法試験は年1回全国数か所で論文式試験が3日間、短答式試験が1日間実施されます。

受験回数の制限があり、法科大学院課程修了日後の最初の4月1日から5年間の期間に5回、司法試験予備試験の合格者は合格発表日後の最初の4月1日から5年間の期間に5回までと受験が制限されています。

また司法試験に合格してもすぐに裁判官になれるわけではなく、合格後は判事補として1年間の司法修習を受け、その後司法修習の二次試験を合格しないと修了できません。

二次試験合格した後も、最高裁判所の諮問委員会の審議を経て、審議により選ばれた人は実績を積み、特例判事補になって初めて裁判官として認められます。

裁判官になるための必要な資格 

裁判官になるための必要な資格は、司法試験に合格し司法修習中に認可希望の願書を提出し司法修習を修了していることです。

司法修習中に認可希望の願書を提出した人の中から裁判官や検察官、弁護士や学識経験者の11人で構成される諮問委員会の審議において選ばれ、最高裁判所が作成した名簿にもとづき内閣が任命をおこないます。

任命された人が裁判官になるための資格には、裁判官の見習いとして4年間の未特例判事補の実績を積んだあと、特例判事補として経験を積むことが必要です。

一人前の裁判官になるには、一般的に判事補としの経験を積み10年目に判事となって一人前の裁判官といわれます。

裁判官として活躍するために必要な能力

裁判官して活躍するために必要な能力は公平で責任感があり、迅速で適正に紛争を解決できる見識の高い能力です。

紛争解決のためには幅広い教養や広い視野、洞察力や理解力も必要な能力となり、さらに信頼される裁判官になるには情に流されず、常に冷静で公正に判断を下すことができるための豊富な知識や経験と強い精神力が必要です。

また裁判官として活躍するためには、上から目線ではなく当事者の話に熱心に耳を傾けることができ、人間味にあふれ思いやりのある温かい心を持ち、公正な立場で物事を正しく判断していく資質や能力が必要です。