保護観察官になるには?試験合格のためには大卒程度の学力が必要

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保護観察官は、法務省に所属する国家公務員であり、矯正施設から仮出所した後の更生指導や、社会に順応できるようにサポートする仕事です。

保護観察官は、刑務官や法務教官が矯正施設内で教育指導をするのに対して、出所後の社会復帰のための生活指導や、住居・仕事の調整及び再犯の防止に努めています。

人と社会とをつなぐ重要な役割なので、非常にやりがいをもって仕事をすることができます。

保護観察官のなり方

法務省専門職員(人間科学)保護観察区分の概要

保護観察官になるには、年1回おこなわれている法務省専門職員(人間科学)の採用試験に合格することが条件です。この試験は、3つの区分に分類され、保護観察官区分がその対象となります。また、受験資格は21歳以上30歳未満の者で、日本国籍を有している者に与えられます。

試験内容の詳細

1次試験ではまず、試験時間2時間20分の多肢選択式の基礎能力試験(全40題)を受けます。試験内容は、数的推理、資料解釈、文章理解、判断推理、一般教養の問題が出題されます。

次に同じく、試験時間2時間20分の多肢選択式の人文・自然・社会・時事専門能力試験を受けます。ここでは、心理学、教育学、福祉及び社会学に関する基礎問題の40問の中から20問選んで回答という流れです。

そして最後に、心理学、教育学、福祉、社会学から1題選ぶ、1時間45分の記述式の専門試験を受けて終了です。

その後2次試験に進むと、健康診断などがおこなわれる人物試験と動機などを聞かれる個別面接があります。これに合格すると、保護監察官になることができます。

保護観察官区分の合格基準

合格者は、第1次試験の合格対象者の中で専門試験の(記述式)において基準点以上に達しており、全ての試験科目の標準点が一定以上の者です。2013年度の試験実施状況は、受験者数1,098名に対し最終合格者数は132名でした。

採用試験合格後の流れ

保護観察官は採用試験の合格後、法務省が管轄している地方更生保護委員会や保護観察所に所属することになります。そして、地方更生保護委員会事務局で法務事務官として実務経験を積んだ後、正式に保護観察官として職務に就くことができます。

保護観察官に必要な資格

保護観察官になるのに特別な資格は必要なく、法務省専門職員(人間科学)保護観察区分の試験もしくは国家公務員採用一般職試験に合格すれば、法務事務官として採用されます。

保護観察官は社会復帰をさせるための専門家でもあり、対象者の内面についても把握することも重要なため、心理学の知識は必要不可欠。

他にも英語や中国語などの語学のスキルが必要となる場合もあり、英検2級程度の検定資格も持っていると役立ちます。

保護観察官で活躍するために必要な能力

保護観察官は、罪を犯した人を指導やサポートしながら社会に適応させる仕事のため、コミュニケーション能力は必須です。対象者の心理状態を的確に把握するため、心を読み解く洞察能力や観察力が必要になるからです。

そして心を開かせるのには、理解力と相手と真剣に向き合うことも重視されるので、人間性も試されることになります。

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