准教授になるには?博士号取得後、助手・助教・講師・准教授とランクアップを目指そう

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准教授とは、大学や大学院で自身の専門分野を学生に教え、研究をおこなう人のこと。准教授は教授になることを目標に、自分の研究を進めていく人がほとんどです。

2007年の学校教育法改正で、教授>准教授>講師>助教>助手が、職級の順番だと定められています。そのため、准教授は教授に準ずる役職になります。法改正前は、助教授とも呼ばれていました。

2007年の文部科学省調べによると、現在日本には66,785人の教授、39,646人の准教授がいるといわれています。

大学生活を送っているうちに、専攻している学問について更に研究をし、知識を深めたいと考える人も多いでしょう。その場合、大学から大学院に進学し、助手・助教・講師とランクアップをおこない准教授、教授を目指すのがおすすめです。そこで、准教授になる方法を紹介します。

准教授になるには?

准教授になるには、大学を卒業し、大学院で修士・博士課程をとり、大学・大学院に就職し、助手・助教・講師・准教授へランクアップするのが一般的です。博士課程の修了が順調にいっても27歳。そこから何年かの課程を経て、准教授になるには30代半ばから40歳前後、教授になるには40代半ばくらいでしょう。教授になるためには長い年月が必要になります。

ただし、理数系、文系の専攻で准教授になれるスピードに違いがあるといわれています。理系の准教授になるには「博士号」の取得が条件の1つになります。博士号を取得するには、大学院に進学して5年以上研究を続けてようやく博士号が取れます。文系の准教授になるには、「博士号」を取得していなくても准教授になることができます。そのため、文系の専攻をしているほうが、早く准教授になれるでしょう。

また准教授を目指す場合、有名大学を卒業しておくことをおすすめします。教授は、東京大学・京都大学・北海道大学・東北大学・名古屋大学・大阪大学・九州大学などの有名大学出身者が圧倒的に多いです。

准教授になるときの就活とは?

准教授を目指す場合、大学・大学院に就活をするのが一般的。まずは大学公式サイトの採用情報や、求人サイトに掲載さている大学教員の募集をチェックしましょう。博士号を持っていても、助手・助教の求人に応募することになります。

大学によって多少の違いはありますが、助手から講師になって准教授から教授という順でランクアップしていきます。地道に研究を続けて、優れた成果を出すことができれば、教授の推薦を受け、ランクアップしていくことになります。

また大学院入学後、博士号を持っていない場合でも、高度な専門知識を持っていると、教授募集の公募に応募できたり、大学側からのスカウトが来たりすることで、大学の教授になれる場合もあります。

ただし最近は少子化問題で、多くの大学が経営難になっています。そのため教授や准教授などの空きが出ることは珍しいです。このような市場状況もあり、博士号を取得しているからといって、必ず大学に就職できるとは限りません。助手や助教のまま昇進できない人も多いです。

助手や助教になれたとしても、優れた研究実績を積み上げていかなければ上へ上がることは難しいのです。

准教授になるために必要な資格は何

准教授になるためには、必要な条件があります。

1.大学で大学職員としての経歴がある人
2.「修士の学位」「学位規則第5条の2で規定している専門職学位」をもっている人
3.「研究所や試験所や調査所」の職場に在職していて、研究などで業績をあげている人
4.専攻分野で、優れている知識や経験などがあって、その知識や経験が認められる人

1つでも該当している場合は、准教授になるチャンスがあります。

准教授として、活躍するために必要な能力

准教授として、活躍するために必要な能力は、根気強さとコミュニケーション能力です。

ただ生徒に専門分野について教えるだけではなく、自身の研究をおこないながら結果を出していく必要があります。絶対に成果をあげるという根気強さがなくては、教授になることはできないでしょう。

そして准教授になるだけでも、長い年月が必要になるため、途中で何があっても負けない強い意志が必要です。また黙々と研究に打ち込むだけでなく、准教授として学生に指導をしなくてはいけません。学生に人気のある准教授になるには、コミニュケーション能力が必要です。生徒育成も、教授になるための推薦材料になるため、常に気が抜けない仕事といえます。

しかし准教授の魅力は、大学生を教育しながら、自分の知的好奇心を満たす研究に仕事として没頭できること。研究費も大学側が負担をしてくれるため、費用を考えず研究を進めていくことができます。また専門家としての認知度が上がれば、TV出演や、本の出版なども可能な、魅力的な職業といえるでしょう。