グラフィックデザイナーになるには?美術大学などで専門的な知識を身につけよう

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ポスターや広告などの印刷物、雑誌や本などの出版物、商品のパッケージなどには様々なデザインがされています。そのデザインの素晴らしさに目をとめ、思わず購入してしまったこともあるかもしれません。

依頼主から注文を受け、要望に応じたデザインを作成し、報酬をもらうのがデザイナーの仕事です。

平面上の視覚デザインの事をグラフィックデザインといい、その製作者をグラッフィックデザイナーといいます。色彩やイラスト、写真や文字をレイアウトし、個性を出して作品を仕上げます。

主に消費者の関心を惹きつけ、購買意欲を高める役割の多いことから商業デザインとも呼ばれています。

デザインの分野はグラフィックデザイン以外にも、インテリアデザイン、ファッションデザイン、インダストリアルデザイン、空間デザインなど沢山ありますが、立体的なデザインの前には平面の視覚デザインであるグラフィックデザインがかかせません。全てのデザインの原点がグラフィックデザインなのです。

グラフィックデザイナーになるには?

グラフィックデザイナーになるには、大きく分けて4つの方法があります。

美術大学に行く

短期大学、四年制大学、通信制など年数や学び方を選択することができます。学べるデザインの科目や分野が広く、自分に合った進路をじっくりと探すことも可能。

美大では、主に視覚伝達デザイン学科を専攻するのがいいでしょう。ヴィジュアルを通したコミュニケーションとは何かという基礎、また人間の体(視角、感覚器)についても学び、デザインを視るということがどんな反応を生むかなど理解を深めていきます。

このようにデザインの理論や基礎を一から学べるため、深く学びたい人は大学に行くのがおすすめです。

デザインの専門学校に行く

専門学校は、4大よりもより専門的に短期間で学ぶことが可能です。やりたいことが明確ならば、専門学校で集中的に学ぶのも良いでしょう。グラフィックデザイン科など科目を選んで入学するのがおすすめです。

現場で働く現役デザイナーが講師を務めることも多く、リアルな現場の話を聞けるのも魅力です。講師から仕事の補助を頼まれることも少なくありません。また企業から求人募集も直接くることもあり、大きなチャンスに恵まれる可能性もあります。

またオプションで色彩講座など学びたいものを選んで受けられるという利点もあります。2年制、3年制があり、専科などを選択できる学校もあります。

工芸高校で学ぶ

工芸高校絵は、一般の高校の教育に加え、工芸科やデザイン科など専門的なカリキュラムがあり、実習も多く取り入れられているので、効率的に学ぶことができます。

1学年では基礎、2学年ではさらに知識を深め、企画から完成までの流れを学べます。基礎、応用と段階を踏んで学べるのも魅力です。卒業とともに専門分野に就職することも可能で、早くに現場デビューを目指すことができます。さらに理解を深めたい方は美術大学や専門学校に行くのが一般的のようです。

必要な資格

グラフィックデザイナーになるには特別な資格は必要ありません。国家資格などもありません。ただしリサーチ能力・コミュニケーション能力・技術力が、非常に求められる世界です。

デザインにおいては、依頼主の要望を叶える対応力が求められます。自分が作りたいデザインではなく商業デザインを理解することが大切です。

リサーチ能力

あなたが、あるレストランの宣伝ポスターデザインを依頼されたとしましょう。そのレストランを表現するには、実際に食べに行き、味はどうか?客層はどうかなどさまざまなリサーチが必要です。商品やお店をよく知ることでデザインのイメージが変わります。

どのように購入されるのかを考えなければ、レストランを利用するお客様に響くデザインを完成させることは難しいでしょう。デザインが商品の購買意欲を大きく左右するということを知っておかなくてはなりません。

依頼主の多くは「大体このようなイメージで」という大筋のみの提案なので、趣旨を理解しデザイン化していく力量がデザイナーには求められます。商品を知ることは、デザイナーの第一歩です。
 

コミュニケーション能力

楽しく会話が出来る能力も打ち解けるためには必要ですが、グラフィックデザイナーになるには依頼主の真の要望をとらえる能力が必要です。ときにはデザイナー側から積極的に質問し、依頼主の会話の様子や言葉から要望を引き出すことも必要でしょう。依頼主から質問されるデザインについての知識もいるでしょう。

デザイナーというと黙々と職人のようにひたすらデザインを考えるイメージがありますが、現場を見に行ったり資料を集めたり、打ち合わせをしたり・・・アクティブに動く職業でもあるのです。

技術力

デザインは日々進化しています。時代に合わせてパソコンの技術やデザインソフトを用いた作品もデザイナーの力量が求められます。デザインの大きな要素である、写真や文字のスタイル、色彩のバランスなど時代や商品イメージにあったデザイン設計ができるよう日々の学びが必要です。

色が人間に与える心理学的要素などの知識も必須。色彩理論や人間を知るための心理学も技術を高めるには大切な要素の1つになります。

活躍するために必要な能力

グラフィックデザイナーになるために必要な能力は、協調性です。デザインはフリーで活躍するようになるまでは共同作業です。協調性をもって仕事をすることは大前提です。

フリーになったとしても、仕事をくれる依頼主との良好な関係性、仕事を紹介してもらったり、手伝いを頼まれたり、仕事には必ず相手が存在します。その相手と良好な人間関係を築くことは大切です。あなたを気に入ってくれた依頼主は今後もあなたに仕事をお願いしてくれるでしょう。

挨拶や、責任感があるか、仕事を任せられるかなどの常識・良識も依頼主の信頼につながります。