教員になるには?教員採用選考試験の合格率は20%程度

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教員とは、学校で生徒を教育する職業についている人のこと。幼稚園・小学校・中学校・高等学校で教育に携わる職員の総称になります。

この教員という言葉には、教師(先生)だけではなく、非常勤講師・実習助手・養護教諭・栄養教諭なども含みます。

ただし校長・園長は監督の仕事を担うため、教員とは区別されます。

子どもたちの将来を大きく左右する重要な存在である教員。今回は教員になる方法を紹介します。

教員になる方法

教員になるには、教員免許状を取得し、教員採用選考試験に合格しなくてはなりません。

この教員免許状を取得するには、大学・短大等で教職課程の単位を修得する必要があります。法令で定められた教科に関する科目、教職に関する科目、教科または教職に関する科目を修得しなければならないのです。

教師として学校で授業をおこなう場合は、教員免許状を取得することは必須です。しかし、採用試験に合格できなかった場合でも、講師として勤務しながら、再度採用試験を受けることが可能です。

大学で学ぶ

大学・短大の教育学部などの教職課程を修了し、教員免許取得後、採用試験に合格すると教員になることができます。

大学では一種免許状、短大では二種免許状を取得することが可能です(高校教師のみ二種免許では不可)。大学院を卒業すると、専修免許状を取得できます。

免許状は各都道府県の教育委員会が授与しています。申請が必要なため、詳しくは教育委員会のホームページなどを確認してください。また教育課程のある学校は、文部科学省のホームページ等で検索することも可能です。

養護教諭 (保健室の先生)や栄養教諭、特別支援学校教諭を目指す人も教員免許の取得は必須です。養護に関する教育課程(養護教諭養成コースなど)や栄養に関する教育課程のある学校を選び、それぞれの単位取得を目指しましょう。

通信教育で学ぶ

幼稚園・小学校・中学校・高等学校・養護教諭・栄養教諭・特別支援学校教諭などの教員免許は、通信制の大学で取得することもできます。働きながら教員免許取得を目指したい人は、自分のペースで学べる通信教育がおすすめでしょう。

民間企業で勤務後、教員の道を目指して採用されたケースも多くあります。

ただし、高等学校の免許状は通信教育では取得することができません。短大で二種免許を取得し、一種免許への切り替えをおこなう必要があります。

教員に必要な資格

教員になるには教員免許状(正式には教育職員免許状といいます)が必要です。大学や短大を卒業すると、教員免許状が取得できます。

大学卒業では一種免許状、短大卒業では二種免許状を取得することが可能。大学院を卒業すると、専修免許状を取得できます。免許の違いで指導内容が制限されることや、給与が変わることはありません。初任給は、最終学歴と年齢で決まると言われています。

二種免許を一種免許に切り替えるメリット

二種免許は一種免許よりも取得単位が少ないため、将来的に一種免許へ切替えることができます。教育委員会などで認定講習などを受けることで、足りない単位を取得することが可能です。

切り替えが必要な理由としては、二種免許では高校教師にはなれないこと。管理職を目指すには一種免許が必要なこと。

そのため、高校を除く教員なら二種免許で十分です。

ただし、10年間教員として勤務すると、一種免許に切り替えができるようになるので、切り替えが可能なら、変えておいて損はないでしょう。

教員として、活躍するために必要な能力

教員に採用されると、1年目から授業を受け持つことができます。子どもたちと密接に関われるのでやりがいを感じる日々になるでしょう。

しかし同時に、子どもたちを正しく教育するという責任が伴います。心身の発達に寄り添いながら、授業や学校行事を通し成長を助ける立場です。進学など人生の節目にも立ち会います。

またいじめや登校拒否など学校を取り巻く問題も多々あります。そのようなときは、子どもと接することが苦になったり、肉体的精神的な強さが必要になったりすることもあるでしょう。生徒の見本になるような、高いモラルも必須です。教育者として恥ずかしくはないか常に、自分を律する必要が出てくるでしょう。

現代では、保護者との関係性を築くことも重要な課題となっています。誠実な対応としっかりとした教育理念が求められます。モンスターペアレントは誰もが知る言葉となりました。

しかし、子どもたちへの愛情や、一緒に成長するという心構えがあれば、これほど喜びとやりがいに満ちた仕事はないと言っても過言ではありません。指導する立場であることを常に意識し、柔軟に対応できる人が向いているでしょう。