介護福祉士はつらい、きつい?離職率はほかの職種よりも高い16.8%

記事の著者:1978020

2013年に実施された厚生労働省の調べによると、介護福祉士の離職率は16.8%。2016年の離職率は15%になっているため、介護福祉士は平均よりも離職率が高い割合になっています。

また労働条件の悩みとして、「人手が足りない」45.0%、「仕事内容のわりに賃金が低い」43.6%、「有給休暇が取りにくい」34.5%などがあげられました。

内閣府によると、65歳以上の高齢者人口は、3,392万人となり、総人口に占める割合は26.7%。 対して介護福祉士は約140万人。65歳以上の高齢者を介護士がサポートする場合、1人あたり24名の介護をしなくてはいけない計算になります。

毎日笑顔で「ありがとう」と言ってもらえる幸せでやりがいのある仕事ではありますが、同時につらいことや、きついことも多い職業なのです。今回は、介護福祉士をつらい・きついと思った瞬間について紹介します。

介護福祉士をつらい、きついと思った瞬間

高齢人口の拡大に伴い、介護福祉の需要は今後増していくでしょう。国としても介護士人材を確保するため、さまざまな施策をおこなっています。そのため給与水準や、社会的地位は向上していくでしょう。また介護福祉士の資格は、生涯使える国家資格でもあり、女性にとっては産後の仕事なども安心できる職のはず。

それにも関わらず離職率が高いのはなぜでしょうか?

仕事量が多い

介護士は、食事・移動・排泄・着替え・お風呂をはじめ、洗濯や食事、掃除のサポートをしなくてはいけません。このように介護士には仕事が多いです。

介護付有料老人ホームと特別養護老人ホームには、介護保険法によって入所者3名に対し介護士は1人以上配置することが義務付けられています。ただしそのほかの介護施設にはとくに決まりはありません。そのため1人で3人以上の介護をしなくてはいけない介護士もいるかもしれません。

1人の老人を付きっきりで見れるわけではなく、何人もの人のお世話を同時にしなくてはいけないため、事務仕事などが全くできず、介護の仕事を終わらすだけで、精一杯の介護士も多いのです。

介護ヘルパーが仕事をしない

職場で同じような仕事をしている介護ヘルパー。資格を持っていない介護士の存在です。ただし介護ヘルパーは、医学的判断が必要な傷の処置や、たんの吸引、カテーテルの洗浄、娯楽・趣味・散策目的の外出はおこうことができません。

また介護福祉士のほうが給料をもらっていることもあり、仕事を手伝ってくれない介護ヘルパーもなかにはいるようです。実際厚生労働省の調べによると、介護の仕事をやめた理由の1位は「職場の人間関係に問題があったため」24.7%と1番高くなっています。人間関係にも、悩みを抱えている介護士は多いようです。

給与が安い

厚生労働省のデータによると、介護施設介護員の月給は21万8,900円。ホームヘルパーも21万8,200円と、看護師の約6割程度。業務量や負担が多い割に、給与が高いとはいえません。

つらさ、きつさの解決方法

介護福祉士の人材確保のため、国は給与や働き方の見直しなどさまざまなことをおこなっています。

給与面では、厚生労働省と財務省が、2019年10月より勤続10年を超える介護福祉士には月額8万円の賃上げをおこなう意向を発表しました。この8万円は全て介護福祉の給与に上乗せさせるとは限りませんが、少し給与がアップするかもしれません。

また2018年からは、外国人技能実習生が介護の現場で働けるようになりました。実習生であっても実技の経験があったうえで、講習受講している人になるため、人手不足で悩んでいる介護施設や、老人ホームにとっては朗報といえるでしょう。

そして働き方改革法案の成立により、労働基準法が改正され、年10日以上有給休暇の権利がある従業員について、最低でも5日以上は有給休暇を現実に与えることが義務付けられました。もし企業側が守らない場合は、6ヵ月以下の懲役または30万円以下の罰金の労働基準法で定められています。

今までよりは、介護士が働きやすい世の中になったといえるでしょう。

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