大工をやめたい・転職したい。危険な場所での作業も多く、続けるのが不安

記事の著者:2304934

大工は技術がものをいう世界ですが、チームで作業することの多い大工は技術と同様にコミュニケーション能力も必要とされます。コミュニケーションが少ない職場環境では誤解やあつれきが生まれやすくなり、大工をやめたいと思う若者が増える可能性も。

国勢調査では、30代前半までに約15%ほどが大工をやめてしまうことが分かっています。建設業界ではほかの職業は9割以上継続していることから、大工の離職率がとくに高いことがうかがえます。また、ほかの建設産業離職者はその後も建設関連に転職しているのに対して、大工離職者は建設そのものから離れてしまう傾向が強いです。

今回は大工をやめたいと感じる瞬間や、おすすめの転職先についてみていきます。

大工をやめようと強く思った瞬間

大工をやめようと思う人の中には、高所による作業の毎日に危険を感じることがストレスとなっている人が少なくありません。大工の作業現場では、高所での荷物運搬やクレーンなどでの機材搬入もおこないます。

慣れるしかない部分ではありますが、その作業は歳を重ねるにつれて危険となります。実際2018年の9月4日には、山形県鶴岡市小京田の建設現場で一軒家の2階部分から作業中だった男性(72歳)が落下して死亡するという事故が発生しています。

またチームで作業するため、コミュニケーションがうまくいかないことによる人間関係の悪化がやめたいと感じる要因になっていることもあります。大工は職人気質な世界なので、若いと材料運びばかりやらされる、仕事は教えてもらえず自分で覚えるしかない、図面の読み方さえ教えてもらえない、親方の考えが古すぎる、年寄りばかりで話が合わなかったという悩みを持っている人も。

さらに人手不足をカバーするために残業は当たり前、福利厚生もボーナスもない、道具を揃えるのに金がかかること、どんどん単価をさげられていくから、などの収入面の不満もあります。

大工をやめるべき人の特徴

大工をやめるべき人の特徴は、高所での作業に苦手意識を感じる人、集団作業が苦手な人です。大工という仕事を続けていく以上、高所での作業や集団作業は避けることができません。

また、他にやりたいことができたという人もやめることを検討すべきといえます。現場にもよりますが、大工をやめる場合は早期に転職を考えるべきです。

大工は深く長くやればやるほどその世界でしか生きられなくなるため、やめたいと思ったら一度見つめ直してみるのも良いでしょう。

大工をやめる前に試してみるべき、考え直してみること

大工をやめる前に試してみるべきことは、現場を変えてもらうということです。大工にとって、職場は建築現場でありその作業をおこなうためのチーム編成があります。

そのため、性格が合わない人がいるのはよくあることです。チームを変えるだけで大工をやめたいという思いが解消されることもあるため、会社に相談してみるのもよいでしょう。

また、結婚して子供がいるという場合も大工を続けるべきかどうかを考え直す材料といえます。独り身であれば多少の怪我による収入の減少はカバーできますが、妻子持ちであれば収入に心配のない職業で働くことが求められるでしょう。

大工をやめるべきではない人の特徴

大工をやめたいと思ってもやめるべきでない人は、ものづくりが好きな人、今後の大工としてのビジョンがある人です。

大工はこれからまだまだ需要のある職業ですし、誰でも簡単になれるわけでも技術を身に付けられるわけでもありません。経験が技術につながる面も多くあるため、続けることがキャリアアップにつながるともいえます。

どうしてもやめたい場合、円満に確実にやめれる方法

どうしても大工をやめたい場合、退職理由とその伝え方が大事です。退職を伝える際は、期間に余裕を持って伝えましょう。

会社は代わりの大工を探すまでの期間が必要なので、やめる数ヶ月前に伝えるのがベストです。いくら建築会社といっても、すぐに代わりの大工を見つけるのは難しいでしょう。

さらに、会社が案件をたくさん抱えているときや重要部分の製作に取り掛かっている最中など忙しい時期は避けます。自分の役目を最大限に果たして、大工らしく去り際を発つ鳥跡を濁さないようにすることも大工を円満にかつ確実にやめるポイントです。

大工におすすめの転職先

現場監督

現場監督には、建築施工管理技師という資格が必要で、建築工事の指揮や管理を任される仕事です。そのために施工内容と、品質管理に関する知識が必要。大工の業界で学んできた知識やスキルがあれば、状況や問題点の把握がスムーズになり、優秀な現場監督として活躍できるでしょう。

また作業員の監督や指導も重要な仕事であるため、統率力や対話力のある人に向いています。大工はチームで働くので、対話力は自然と身についており、向いている人が多いでしょう。

建築会社の営業職

建築会社の営業職は、総合建築業からリフォーム専門に扱う個人経営の工務店などの営業をおこないます。現場を知っている大工であれば他の人とは違った営業スタイルを持て、活躍する可能性が高いです。

建築会社で働くには工法や資材、機器などの知識に精通していることが必要です。また内装から外装、外構工事などのほか太陽光パネルや水回りなどの専門分野に特化した業者もいます。大工の経験があれば、ほかの人よりも深く理解している部分が大きいので、その知識は営業で大いに役立つでしょう。

他にも設計施工を一括で引き受ける会社では不動産コンサルティングをおこなう場合もあります。新たに「宅地建物取引士」の資格をとることで、さらに活躍の幅を広げられるでしょう。

家具職人

家具職人は造作大工の経験が活きる職場です。

図面を正確に読み取る能力や、繊細な作業を得意とする場合にはとくに有利。家具職人の仕事をこなしていくには、機械の使用方法や材料の特徴などに精通しておく必要がありますが、同じモノづくりに関する知識なので効率よく吸収できるでしょう。

家具作りでは大量生産の家具を扱う会社やオーダーメイドで1つずつ制作している会社、手作りしていく工房などさまざまな会社があり、自分自身のスキルや経験に合わせて選ぶことができます。

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