マッサージ師になるには?あん摩マッサージ指圧師試験の合格率は8割以上

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マッサージ師は正確に、あん摩マッサージ指圧師という名称で国家資格を必要とする職業です。仕事の内容は患者の痛みやこりの原因を探り、手技を用いて症状の改善を目的とした施術をおこないます。

また、マッサージ師はお客様に対して癒やしを与えなければいけない仕事なので、技術だけではなく接客力も不可欠な要素となります。

マッサージ師のなり方

マッサージ師になるには、あん摩マッサージ指圧師試験の国家試験に合格することが条件です。高校卒業後に、厚生労働大臣または文部科学大臣が認定する専門学校や大学で、3年以上の知識と技能を習得するための期間が必要となります。

あん摩マッサージ指圧師試験の受験資格が与えられる専門学校は、東京医療福祉専門学校(はり・きゅう・あん摩マッサージ指圧科)、本指圧専門学校(指圧科(昼間部))、赤門鍼灸柔整専門学校(鍼灸指圧科)などです。また大学は、帝京平成大学(トレーナ・柔道整復コース)、筑波技術大学(保健科学部)などがあります。

そして、あん摩マッサージ指圧を養成する専門学校のカリキュラムでは、基礎分野・専門分野・実習に分かれており実践的な教育がおこなわれています。

基礎分野

基礎分野は専門分野の土台となる課程で、心理学・英語・保健・統計学・社会福祉・生化学・栄養学・生物学などがあります。とくに心理学は、患者とのコミュニケーションを円滑におこなう力を養うために重要な学問です。

専門分野

専門分野では、生理学・病理学概論・衛生学・公衆衛生学・臨床医学などを学んでいきます。

生理学は、解剖学人体の構造を知ることは医学に携わる者として一番重要な科目であり、各器官の構成や組織学、細胞学などが学習範囲です。

病理学概論は、病気の要因・病状の症状や経過・感染経路などを追求する学問で、病因論・細胞の基本病変・増殖と修復・循環障害・炎症・免疫とアレルギー・先天異常と奇形・代謝障害などその分野は多岐に渡ります。

衛生学・公衆衛生学は、有害な環境が人類にもたらす影響や健康・消毒法・伝染病の知識など衛生学全般が習得範囲です。

その他にも、臨床医学、医療概論(医学史を含む)、臨床医学総論、東洋医学概論、経絡経穴概論、関係法規などの専門分野の科目がカリキュラムに含まれています。

実習

実習内容は基礎的な実習内容から応用まで、マッサージの手技や接客力を学びます。最初に問診、検査、診療録の書き方を学んだ後、実技科目で習得したマッサージ技術と合わせて、患者とか変わりながら実践に近い自習をおこなっていきます。

将来のキャリア

すべての課程を修了させ学校を卒業した後は、大半の卒業生は病院や治療院などの医療機関に就職します。臨床経験を積めば将来的に、開業の道やスポーツ選手の専属トレーナーなどになることも可能です。

マッサージ師に必要な資格

あん摩マッサージ指圧師になるには、国家試験を合格しなければなりません。国家試験は晴眼者と視覚障害者に分かれて、受験することになります。

あん摩マッサージ指圧師試験科目と合格率

あん摩マッサージ指圧師試験範囲は、医療概論・解剖学・生理学・病理学概論・衛生学・公衆衛生学・関係法規・臨床医学総論・臨床医学各論・リハビリテーション医学・東洋医学概論・経絡経穴概論・あん摩マッサージ指圧理論及び東洋医学臨床論など非常に幅広いです。

しかし実技試験はなく、平均合格率も84%~87%と高い水準にあるため、専門的な機関で学んだ人は比較的合格しやすい試験となります。

マッサージ師で活躍するために必要な能力

体力と治療技術

治療は器具などを使わず手や腕だけで施術をおこなうため、体力や健康な身体は必要不可欠で体調管理も大切です。また手技の高い治療テクニックは、マッサージ師の良し悪しを決める最も大きな要素になります。

コミュニケーション能力

患者の痛みやこりの原因を素早く突き止めるためには、コミュニケーション能力も必要になります。そのために患者に尽くすといったような精神も重要になるので、心技体合わさった人がマッサージ師として活躍できるようになります。