医師から転職したい。医療業界を一度離れたら、医師に戻るのは簡単ではない

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厚生労働省の発表では、2016年12月時点での医師数は31万9,480人となっています。

医師は時代問わず需要の高い仕事です。給料がいいだけではなく、人の命を助けられるという非常にやりがいあり、充実感や達成感を感じられる大変魅力的な職業といえるでしょう。

しかし、仕事を続けていくなかで職場の人間関係に疲れたり、忙しすぎてプライベートの時間がなく、不規則な生活によって体調を崩すこともあるでしょう。命にかかわる仕事であるため1つ1つ責任は重大であるにもかかわらず、仕事量は多く精神的プレッシャーは計り知れません。このような状態のとき、転職という言葉がふと浮かんでくることもあるかもしれません。

そこで今回は、公務員から転職したいと思ったきっかけ、おすすめの職業などを紹介します。

医師から、転職したいと思ったきっかけ

医師は勤務が不規則で、勤務時間が長い

病院によって違いはありますが、医師は勤務が不規則で、勤務時間が長いことが特徴でもあります。夜勤勤務をした後そのまま朝の外来診察をおこなうということも。

担当の患者が急変をしたとき、いつでも電話対応できる状態であることが必要です。また休日や勤務時間でなくても病院に駆けつけなければいけません。たった数分の到着の差で、患者の命に関わることもあるのです。

結果、家庭での時間も取れず、自分自身の時間の確保もできないほど過酷な勤務を強いられることもあります。医師として働いている人が辞めたいと感じるのは、このような職場環境が理由にあげられることが多いのです。

訴訟のリスクもある

どんなに誠意をもって対応し、正しい医療行為をおこなったとしても、結果論では批判されることもあるのです。責任の重さや、人間関係、労働状況などから抱えてしまうストレスは、とてつもなく大きいなものでしょう。現場ではプレッシャーも大きく常に緊張感を持って仕事をすることに精神的に疲れてしまうのです。

医療訴訟の事件数は、裁判所に新たに訴えが提起された件数は、2017年度だけでも857件と、医事関係訴訟委員会が公表しています。

一般には医療訴訟で患者側が勝訴するのは難しく、請求認容判決(一部認容を含む)の割合は3割から4割程度となっています。しかし、訴訟された場合は心身ともに医師の負担が大きくなるのは間違いありません。

医師から、転職するなら

医師から転職を考えている場合早めに転職に踏み切るほうがいいでしょう。どのような職種であっても異業種への転職には年齢的な若さが必要になってきます。

未経験からのスタートとなるためできるだけ早く転職活動を始めるほうがいいでしょう。職場へ退職を伝えるのも遅くても3ヶ月前までに伝えるようにしましょう。仕事の引継ぎや、人員の確保のための時間が必要になります。退職を伝えるときもできるだけ丁寧に誠意をもって説明するようにしましょう。

医師におすすめの転職先

医師としての経験は貴重なものであり、コミュケーションスキルや仕事に対する責任感などを転職先でも発揮できるような仕事がおすすめです。

医療コンサルタント

異業種でまずおすすめするのが医療コンサルタントです。

コンサルタントとは一般的に「企業の様々な経営上の課題を明らかにし、解決する助言をする」と説明されています。そのなかでも医療コンサルタントは、病院特有の専門知識や慣習への理解が求められます。

病院の内部事情や経営などの知識を持つ医師として営業課題の解決は今までの知識、経験を活かすことができるでしょう。

MR(医薬情報担当者)

次におすすめするのがMRです。日本語にすると医薬情報担当者です。医師として働いているときに関わることの多い職業の1つです。自社の医療用医薬品の関わる情報を病院や診療所の医師や薬剤師などの医療関係者にお知らせしたりする仕事です。

MRには自社の薬を正しく伝える能力や素早い対応が必要です。医薬品などの知識がある医師として副作用や効果など現場での経験を踏まえて情報を伝えることができます。

医系技官

医学の知識を活かし、保健医療行政に関わる厚生労働省「医系技官」もおすすめです。

さまざまな保険や医療制度の見直しに取り組んでおり、医療現場を経験した医師では気づかないこともあります。この貴重な経験をもとに、医療の現状をよりよくしたいという熱意があるのであれば、医師の職業と同様やりがいをもって働けるでしょう。

医師が転職する前に考えておくこと

医療は人が生きていくうえでなくてはならないものです。それを支える医師という職業は非常に魅力的であり胸を張っていえる仕事でしょう。

医師免許を取得するまでは相当な努力が必要です。学生時代にはいろんな我慢やつらい思いをしてきたことでしょう。それだけの努力をして身につけた非常に価値のあるものなのです。

医師として忙しく働く中で、患者さんや患者さんの家族からの感謝の言葉は何よりうれしいものです。感謝の言葉を求めているのではありませんが、やはり仕事をするうえで大きな励みになったことでしょう。命を扱うという現場はやりがいや魅力が大きいぶん、過酷であり壮絶な場面に遭遇することもあります。

医師が異業種へ転職することは難しいことではではありませんが、実際に転職を決断するということは大きな決断になります。異業種に転職後に再び医師としての仕事をする場合、手術技術の移り変わりが激しいためブランク期間が問題視されます。これからどうしていきたいのか、何をしたいのか将来の事を考えながら転職を決めるようにしましょう。

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