通訳の年収は?ここのスキルによって、年収にも大きな差が生じる

記事の著者:1872293

通訳とは、言語の違いにより話が成り立たない人たちのコミュニケーションをサポートする仕事のことです。

近年、日本では国際化が進んでいることによって通訳の需要は高く、企業の専属通訳から行政機関など働く場所や活躍する場も増えています。

今回はそんな通訳の年収や給与について紹介していきます。

通訳の平均年収

通訳の仕事はリスニングのスキルだけでなく、各現場での専門用語を理解し瞬時に訳さなければならないので、高い能力が求められます。

平均月収は30万円~70万円ほどになるため、年収では360万円~840万円程度になります。大きな差がありますが、通訳各個人のレベルに応じて支払われ、企業によっては明確なランク付けをしているところもあるため、大きな差があるのです。

経験年数のある高いランクの通訳だと、国際会議やシンポジウムの同時通訳などの大きな仕事が担当できます。まだ経験の浅い駆け出しの通訳の場合は、社内通訳や訪日外国人のアテンド通訳を担当します。このように通訳のレベルにより、仕事の内容も違います。

また、アルバイトとしての働き方もあり、その場合は時給2,000円~4,000円が相場になります。

さまざまな言語がありますが、需要の多い英語の通訳は働き手も多いため単価は低く、一方でフランス語や中国語は英語に比べて単価は高い傾向です。

比較的マイナーな言語ほど単価は高くなるものの、需要も少なくなるため稼働できる日数が減り、大幅な給与の増額は難しいでしょう。

レベル別給料

通訳の給料は通訳者のレベルをもとに決められます。

最も高いAランクは10年以上のフリーランス経験がある人です。国際会議の同時通訳、政府間協議などでの通訳も行うと言います。会議通訳者として業界で知られている人に限りますが、平均日給は6万~6万5千円です。

フリーランス5年以上のBランクはVIP付き通訳、記者会見、インタビューの通訳などを行います。一般通訳で経験を積んだ方で平均日給は5万~5万5千円です。AランクBランクくらいになれば通訳の仕事のみでも生活できるでしょう。そしてC、D、Eと続きます。

地域別の平均給料

最も高いのが東京となっています。しかし平均20万円~50万円と差が大きいです。

2020年の東京オリンピック開催に向けて東京ではさまざま準備をしているので、今後東京オリンピックに向けて通訳の需要は高まっていくだろうと予想されます。

通訳の給料は安定しない

平均の給料を紹介しましたが、実は通訳の仕事で正社員として勤務というのはあまりないそうで、ほとんどの通訳が依頼を受けて通訳を引き受けるスタイルのため、収入は不安定です。

仕事が定期的にあるわけでもないので、通訳のみで生計を立てるのはなかなか難しいようです。そのためアルバイトをしながら通訳としての仕事をしている人もいます。

通訳経験の少ない人には仕事が回ってくることが少ないため、なかなかキャリアを積むことができないのが現状です。

最も多いのが、派遣会社に登録し仕事をもらうという働き方です。仕事内容としては、旅行会社のツアーの同行をする方が多いと言います。海外ツアーの場合、通訳は必須です。

ツアー会社によって異なるようですが、1日のガイドツアー料金は1万円~3万円が相場のようです。長期間のツアーに同行した場合はまとまった収入を得ることができます。

年収をアップさせるには

先にも紹介したように、通訳は不安定な仕事です。しかし、年収をアップさせる方法ももちろんあります。少しの工夫で、他の通訳者よりも稼ぐことができるかもしれません。

いまの年収に納得のいかない方は、ぜひ参考にしてみてください。

使える言語を増やす

1番確実なのは、通訳できる言葉を増やすことです。一般的に英語や韓国語など喋れる人が多い言語の場合は年収安く、フランス語や中国語などの話せる人が少ない言語の通訳は年収もやや高くなっています。

マイナーな言語を選べば単価は高くなり、一つの仕事でももらえる給料には差が出てくるでしょう。しかし、その分求められる機会は少なくなってしまいます。

マイナーな言語も習得しつつ、メインの英語や韓国語にも対応できるようにしておくのが1番安全でしょう。

職場を変える

また、職場を変えてみるというのもひとつの方法です。場所によって待遇はかなり異なるので、新しい職場を探してみても良いかもしれません。

リクルートエージェントでは、自分からは持ちかけにくい給料の相談などもキャリアアドバイザーを通して伝えることができるので、納得の行く転職先を見つけるのに役立ちます。

また、かなり大手の転職サービスなので、求人数も群を抜いて多くなっています。他では紹介していない求人なども多く含まれているので、ぜひ活用してみてください。

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通訳のボーナス事情

通訳には正社員やフリーランスなど、働き方がいくつかあります。

働き方や雇用形態によってボーナスも変わりますが、企業に勤める場合はボーナスが支給されることが多いようです。

20~24歳のボーナスの平均は4か月分で85.5万円、30~34歳では117万円、40~44歳では150万円とされています。

勤める企業が大手企業か中小企業なのかにより大きく変動しますが、一般的な職業と比べると大きくは変わらない金額が支給されていると考えて良いでしょう。

通訳の昇給事情

上記のように、企業では通訳のレベルに応じた仕事内容が与えられ、給与が支払われます。そのため通訳自身のスキルが上がり認められることでランクが上がって昇給することも考えられるのです。

一方で、フリーランスだと昇給はありませんが、スキルや経験によっては給与を上げることができます。

また、英語だけでなく他の言語の通訳が出来るとより収入が得られます。英語圏の通訳の仕事のみならず、アジア圏などほかの言語をしようする通訳の仕事もできるようになるからです。

最近では、中国人・韓国人の来日が多いため、中国語・韓国語などがおすすめでしょう。

ほかにも企業の通訳とは違いますが、通訳案内士という通訳の国家資格を取得すると、来日した外国人観光客に旅行中のサポートや案内をビジネスとしておこなうことができるようになるので、活躍の場が広がるとともにスキルアップにもつながります。

通訳の平均年収シミュレーションは?

通訳の年齢別の平均年収は20~24歳では214万円、30~34歳では322万円、40~44歳では380万円となっています。一般的な会社の年収からすると、比較的低めの年収だと言えます。

ただ、通訳の仕事は能力や経験によって収入に大きく差が開く職業です。

重要な会議などの仕事を任されるようになってくると年収は1,000万円を越える場合もあります。フリーランスで雇用されている通訳は時給で報酬を得ますが、語学能力だけではなく、それ以外の得意な分野があると通訳として重宝されるでしょう。

たとえば医療関係や法律の分野に特化しているなどの強味やスキルがあるとその分単価の高い仕事も受けられるようになるので、年収もアップすると考えられます。

通訳の仕事は能力と仕事量によって大きく収入が変動するので、より収入を増やすには自分の能力を磨いて仕事を任されるような信頼関係を築くことが重要です。