作業療法士をやめたい・転職したい。業務が多く休日も勉強や研修への参加が強いられる

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日本作業療法士協会のデータによると、2017年の作業療法士の数は5万1,970名といわれています。国家資格保持者である作業量法士は、心身に障害がある人に対して、日常生活が送れるよう治療・訓練・指導をおこなう専門職のこと。

65歳以上の高齢者人口は、3,392万人となり、総人口に占める高齢者の割合は26.7%となった今、作業療法士のニーズは高まっています。そして今後高齢化社会が進んでいくなかで、作業療法士の需要はどんどん高まっていくでしょう。

ニーズもあり、1度資格を保持すれば安心できる医療専門職という安定した職業の作業療法士ではありますが、業務量や勉強量の多さ、体力面などから「このまま将来働き続けることは可能なのか」と不安を感じる人も少なくありません。

そこで今回は、作業療法士から転職したいと思ったきっかけ、おすすめの職業などをみていきます。

作業療法士をやめたい・転職したいと思ったきっかけ

作業療法士は国家資格という安定があるなかで社会的役割も大きくやりがいを感じることのできる仕事ですが、悩みを抱えている人は多いです。

業務量が多く、休日も勉強や研修への参加が強いられる

大阪府作業療法士会の調査では、時間外勤務について「ある」と回答した人が73%でした。高齢化が進み、作業療法士の働き手はどこでも不足しているので業務量がとても多くなることがしばしば。

病院に勤めているとシフト勤務で労働時間が不規則になることや、患者さんのリハビリスケジュールがびっしりと詰まっているうえに勉強会や研修などの聴講を求められるなど、業務量が多く不満を抱えている作業療法士は多いです。

労働量に見合わない給与体制

作業療法士の平均年収はおよそ390万円~430万円。国税庁が2017年に実施した、「民間給与実態統計調査結果」によると、日本人の平均年収は432万円。国家資格者で医療従事者であるにも関わらず、平均年収と同等もしくはそれよりも低いことが多いです。

一定の業務量をこなし日々新しい知識を求められる作業療法士ですが、経験年数を重ねても給与の昇給はごくわずかなことが多く、経済的な理由から転職を考える人も多いです。

身体的・精神的負担が大きい

患者の生活技能向上のために訓練をおこないますが、体力仕事でもあるのが作業療法士。リハビリ訓練の介助を続けていて、腰や肩を痛めてしまう人も少なくありません。

また認知症の患者を相手にすることも多く、症状が故に罵声の言葉を浴びるなどの経験がある人も少なくないはず。このような身体的・精神的な負担が大きいため転職を考える作業療法士は増えています。

作業療法士をやめるべき人の特徴

作業療法士をやめるべき人は、理想と現実の違いに対し工夫や努力をしても改善できず、作業療法士として十分な仕事ができなくなったと感じている人です。

作業療法士をスタートしたときは夢をもって楽しく仕事ができていたのが、次第に仕事に楽しさを感じることができなくなったり、意欲が感じられなくなった場合にはやめることも検討してみましょう。

作業療法士をやめる前に試してみるべき、考え直してみること

やめる前に一度、作業療法士をなぜやめたくなったのか、その原因を冷静に分析してみることが必要です。

原因が自分の経験不足やスキルなどに問題があるのが分かれば、原因を克服するために努力することや工夫したことなどを試すことで、気持ちが変わることもあります。

また上司や同僚、あるいは患者から不評などを言われてやめたいと思っている場合、自分に修正しなければならない部分がないかを冷静に考え直してみる必要があります。

作業療法士をやめるべきではない人の特徴

作業療法士をやめるべきでない人は、職場に多少の不満があっても患者の喜ぶ姿や元気になる様子からやりがいを感じられる人です。

また同僚や患者との会話も楽しみながら、患者の経過に合わせサポート内容を工夫し、患者が回復していく様子を見守ることができる人はやめるべきではありません。

作業療法士をどうしてもやめたい場合、円満に確実にやめられる方法

作業療法士としてのやりがいを感じながらも、どうしてもやめたい場合に円満に確実にやめられる方法は、やめる理由が職場や患者のことではなく自分にあると伝えることです。

作業療法士の仕事が好きで、やめたい気持ちを変えようとさまざまな工夫や改善を試みたけれどもやはりやめたいと決断した場合には、迷わず直属の上司に十分に考え抜いた結果自分で決断したことですと申し出ましょう。

円満に確実にやめるためには上司に申し出るタイミングがとても大切になります。後任が採用されやすい時期と、作業療法士としての仕事が忙しくないときがベストなタイミングです。

作業療法士におすすめの転職先

まずは、ほかの病院・診療科への転職がおすすめ

作業療法士になるには、国家資格の取得が必要です。作業療法士になるまでの道のりは決して楽なものではなかったはず。作業療法士をやめたい場合でも、診療科を移動すれば悩みが大きく改善されることもあります。

また2015年に実施された厚生労働省の転職者実態調査では、40.4%の人が給与がアップしたと答えています。さらに労働時間についても、最近では大手病院では働き方改革に力を入れているところもあるため、ある程度問題は解消されるでしょう。

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一般企業の営業職

経済的不安を抱えているのであれば、一般企業の営業職に就くのがおすすめです。営業職であれば、自分の営業成績によりインセンティブ給与がつくことや自分の裁量により新たな仕事を任されたり、仕事の幅が広がることがあります。

営業職というのは未経験の求人がとても多く、医療系出身という特性を活かして医療やリハビリ関連器具のメーカーに転職する人は非常に多いです。

運動ジムのトレーナー

病を対象に仕事をおこなうことの責任が精神的に辛いという人で運動ジムのトレーナーに転職する人も多くいます。最近ではデイサービスなどと併設されているトレーニングジムも多く、元気なご高齢者を対象にトレーナーをおこなうことも多いです。

生活技能向上という視点を持ち合わせている作業療法士は、とても説得力のあるアドバイスができるジムトレーナーになれるでしょう。

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