高等学校教員の年収は?年功序列の世界ではあるが、手当もあり安定して稼げる

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国税庁が2017年に実施した「民間給与実態統計調査結果」では、給与所得者の年間の平均年収は432万円といわれています。それに対し、学術研究・教育・学習支援業などは平均年収510万円といわれており、教育関係の仕事は比較的給与が高い傾向にあるといえるでしょう。

景気が後退していくといわれているなか、安定している公務員職は人気です。そのため教育公務員である公立学校の教員職への注目は高まっています。

公立教師は、問題を起こさなければ基本的にリストラもなく、私立校のように少子化の影響で学校自体がなくなってしまうということもほとんどありません。将来安心して安定した生活が遅れると、就活生からも依然として人気が高いのです。

そんな高校教師の年収は、一体いくらなのでしょうか?

高等学校教員の年収

平均593万円

ボーナス

平均160~180万円

各種手当

1~10万円

高等学校教員の平均月収・年収は?

2017年4月現在、東京都の公立高校教師の場合月収は、大卒で24万7,500円、短大卒で22万6,100円となっています。平均年収は593万円といわれています。

また都立高校全体でみると、教員の平均年齢は43.8歳。月額給与は約36万円で、そこに手当を加えると46万6,693円になります。日本の平均年収は432万円といわれているため、一般サラリーマンよりも高い水準あるとみてよいでしょう。

公立校の教師は地方公務員のため、給与は都道府県及び政令指定都市等が設置している人事委員会によって、決められています。

それに対し、私立高校は学校側独自の給与計算で、月収が決められます。ただし基本的には公立高校教員とほぼ同じ水準です。

高等学校教員は、手当が充実している

また手当が安定しているのが、教員職の魅力。管理職手当・初任給調整手当・扶養手当・地域手当・住居手当・通勤手当・単身赴任手当・特殊勤務手当・へき地手当・産業教育手当・定時制通信教育手当・超過勤務手当・休日給・夜勤手当・宿日直手当・期末手当・勤勉手当など、多くの手当が存在します。

そして時間外労働手当に関しては、私立高校のほうが恵まれていることが多いようです。教員は、部活動の顧問や教材作成など、授業以外の仕事が多いため、この時間外労働手当で給与に大きな差が生じる場合もあります。

高等学校教員は、年齢別給与

平均月給 平均賞与 平均年収 賞与月数
20-24歳 24万円 34万円 324万円 1.39ヶ月
25-29歳 27万円 75万円 398万円 2.81ヶ月
30-34歳 32万円 98万円 487万円 3.03ヶ月
35-39歳 39万円 136万円 601万円 3.51ヶ月
40-44歳 42万円 169万円 678万円 3.97ヶ月
45-49歳 46万円 175万円 725万円 3.82ヶ月
50-54歳 49万円 198万円 780万円 4.07ヶ月
55-59歳 49万円 163万円 752万円 3.32ヶ月

(※1)上記の統計は、平成28年の賃金構造基本統計調査に基づいています。
(※2)平均年収は、[平均月給×12+平均賞与]で計算しました。
(※3)ボーナス月数は、[平均賞与/平均給与]で計算しました。

この統計を見ると、高校教諭の年収は、20歳台は低いですが、30歳台の伸び率が非常に大きいのが分かります。また、年齢を重ねるほどボーナス月数が大きくなるのも特徴です。

高等学校教員のボーナス事情

公立校の平均ボーナスは年額で、約180万円。年度によってばらつきがあるものの、160万~180万の間で推移しています。

しかし、少子化の影響で徐々にボーナスが下がる傾向もあります。2010年のボーナスが175万円に対し、2017年では158万。7年間で20万近くも減少しているのです。今後もこの傾向は続くとみてよいでしょう。

一方私立の場合、入学実績などでボーナスは大きく変動します。

高等学校教員の昇給事情

基本的に高校教師は年功序列の世界です。勤続年数の長さによって年間の給与が決定され、継続年数が長いほどもらえる給与が高くなります。

しかし、いわゆる管理職(校長、教頭、学年主任など)になると、その分給与はあがります。学校職員の給与に関する条例のよると、管理職手当は、職務級における最高号給で支払われる月収額の25/100を超えない金額範囲内で、人事委員会が定めることになっています。

ただし管理職になるには、筆記試験と面接の登用試験にパスしなければなりません。そしていくら実力があっても、ポストに空きがない場合、管理職試験を受けることもできません。

年齢で考える年収推移のシミュレーション

高等学校教員の新卒月収は、およそ25、年収では300万程度になるでしょう。

賃金構造基本統計調査統計調査では、20代前半で340万、20代後半で430万、30代前半で550万、30代後半で650万、40代前半で760万、40代後半で800万、50代前半で900万、50代後半で910万、60代で780万という結果になっています。

年収のピークは50代の900万前後とみてよいでしょう。ただし、これは校長や教頭などの管理職も含まれている場合です。

年功序列の評価体制が未だに残っている教師の世界で、給料を少しでも上げるためには、待遇のよい学校へ転職するのが最も確実な方法でしょう。

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