はり師(鍼灸師)になるには?基本的には大学で勉強し、国家資格を受ける必要がある

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はり師は、一定点にはりを刺して神経を刺激し、自然治癒力を活性化させる鍼術という施術を行う人のことを指します。同時に、似た仕事としてきゅう師と呼ばれる仕事も存在します。

はり師が針で神経を刺激するのに対して、火をつけた灸で神経に温感刺激を与えることで治療するのがきゅう師です。

はり師ときゅう師は異なる資格を要しますが、両方の施術を行う人も多く、そうした人は鍼灸師と呼ばれます。両方の免許を受けて鍼灸院という形で独立開業する人がほとんどです。

ここでは、きゅう師との違いも見ながら、はり師のなり方や必要な資格、活躍するために必要な能力など、ご紹介していきます。

はり師のなり方

はり師になるには国家試験に合格しなければなりませんが、はり師試験ときゅう師試験に分かれていて、合格すると晴れて免許を受けることができます。ただ、受験資格があり、基本的には専門学校や大学の鍼灸学科などで3年以上学ぶことが必要とされています。

なお、試験内容については筆記試験のみで、科目としては、東洋医学概論・解剖学・はり理論・きゅう理論などです。ちなみに、はり理論ときゅう理論以外はどちらの試験も内容が共通のため、同時に受験する人は共通科目については、片方は免除されることになります。

試験は、毎年2月下旬の日曜日に開催され、合格発表は3月下旬となっています。このはり師・きゅう師の近年の国家試験の合格率は約7割ほどです。勉強をしっかりとしていれば合格できますが、決して簡単なものではないことは頭に入れておきましょう。

はり師の活躍の場

厚生労働省のデータによると、平成28年時点ではり師の就業者数は116,007人で、前回の平成26年に比べて7,470 人増加しています。また、きゅう師の就業者数も前回から7,406 人多い114,048 人で、はり師同様に増加傾向にあります。

独立開業する人も多いですが、ほかの病院やクリニック、医療研究機関に勤務していたり、リハビリテーション施設や高齢者介護施設で勤務している人もいます。また、医療分野に限らずスポーツや美容など、はり師の活躍の場はどんどん広がってきています。

はり師に必要な資格

国家試験を受ける前に受験資格を得なくてはなりません。 国家試験の受験資格を得るには、高校卒業後、文部科学大臣または厚生労働大臣認定の学校・養成施設(大学・短大・専門学校など)で3年以上、必要な知識と技能を修得することが必要です。

ちなみに養成施設では専門科目と実習を通じてはり師のことを学んでいく形になります。実習は細い鍼を鍼管の中に入れたり、短時間で実験台に鍼をひねりこむなどの基礎的なところから始まり、その後、自身のツボに鍼を打つような実習も行うことになります。はりの感触は、実際の人体に打ち込んでみないと理解できない部分がありますので、これを経験したあとは、他の学生を模擬患者として、よりリアルな実習に進んでいくことになります。

はり師が活躍するために必要な能力

はり師として活躍するためには、前提として医学全般に興味があり、勉強が苦にならないこと、知識を貪欲に吸収していく向学心が挙げられます。

また、ツボの位置を見極め、正確にはりを刺さなければなりませんので、手先が器用なことも大切な条件だといえます。

そして、何よりも必要なのが患者さんのことを思いやる心です。 施術前の問診や実際の施術は、患者さんと密に接する仕事です。 ただ黙々と治療を進めるだけでなく、安心して治療を受けてもらうために治療内容を適切に伝えていくことが必要ですし、わかりやすく、丁寧にコミュニケーションをとることも活躍するには大切だといえます。

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