現在日本では1日におよそ3,000人が亡くなっています。この人たちをきちんと見送るために欠かせない存在なのが、葬儀屋です。
2015年、65歳以上の高齢者人口は、3,392万人となり、総人口に占める高齢者は26.7%と過去最高になりました。その高齢化はどんどん進んでいくことが見込まれます。
それゆえに、葬儀業界で働く葬儀屋は、需要もあり安定的な仕事だといえます。葬儀屋は葬儀を円滑におこなうサポートをしてくれるだけではなく、死の事実を受け入れ、死者に対する感謝と癒しを与える役割もあり、遺族へのメンタルケアも重要な仕事の1つとなっています。
そんな葬儀屋は一体どの程度の年収になっているのでしょうか?
葬儀屋の年収
ボーナス
平均120万円
各種手当
–万円
葬儀屋の平均月収・年収
葬儀屋の平均月給は、20〜25万円程度といわれています。年収にすると400万~500万円程度となるでしょう。
年齢別にみていくと、20代で250〜300万円、30代で280〜380万円、40代で350〜450万円、50代で400〜550万円と年齢・勤続年数に応じて上がっていくことがほとんどです。
国税庁が2017年に実施した、「民間給与実態統計調査結果」によると、日本人の平均年収は432万円。葬儀屋は基本的に日本人の平均年収と同等の金額が支給されていることがわかります。
地域や勤務先によって、年収は変動する
ただし個人経営の事務所から大手チェーンの会社まで企業規模が幅広くあるため、勤め先によって年収は変わってきます。さらに都市部や地方なのかなど地域によって年収に差が生まれる職業です。
葬儀屋の仕事の場合、収入源は葬儀。そのため地方の葬儀数は、都心部に比べると少ないため、社員は雇わず派遣社員で会社運営をおこなっている会社も多いようです。
大手の場合は大卒で基本給が20万円程度となっており、企業によっては地域手当・通勤手当などの手当が付くこともあります。逆に経験者の場合、手取りで30万以上もらえる人もいます。
葬儀屋のボーナス・昇給事情
葬儀屋のボーナスは、年収が440万円で平均月給が26万円と仮定すると、年間支給額は約120万円程度になるでしょう。日本経済新聞社がまとめた2018年冬のボーナス調査によると、日本の平均ボーナス支給額は83万4,391円。そのため葬儀屋のボーナスは、平均よりも高い金額であるといえます。
会社の業績がそのまま支給額に反映されるため、支給額は毎回変わることが多いです。ただし葬儀業界そのものは現在景気の良い業界ですので、ボーナスが支給されないといったことはほとんどありません。
葬儀屋の昇給は、1年間に約月額3,000〜7,000円程度の昇給がされることが多いです。ただし一般職でいう部長・課長クラスの葬祭ディレクターになると、2万~5万程度月収が上がることもあります。
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