グランドスタッフをやめたい・転職したい。体力仕事やクレーム対応がつらい。

記事の著者:1894808

なりたい職業で根強い人気を誇っているグランドスタッフ。広くいうとグランドスタッフは、空港で働くスタッフ全体を指します。空港で働くことは多くの方にとって憧れで、就職活動でもかなり倍率が高い職業です。

マイナビが2019年4月09日に発表した「マイナビ・日経 2020年卒大学生就職企業人気ランキング」を見ても、全日本航空(ANA)が2位、日本航空(JAL)が5位と上位に入っています。

しかし華やかなイメージとは裏腹に、激務であることなどから続けていけるのかといった不安を抱え、転職を考える方も。

今回は、グランドスタッフをやめたい・転職したいと思ったきっかけやおすすめの転職先について紹介していきます。

グランドスタッフをやめたい・転職したいと思ったきっかけ

想像以上に体力仕事

華やかなイメージが強いですが、グランドスタッフの仕事はかなりの体力仕事です。業務がさまざまで、カウンター業務・荷物受け取り業務など多岐に渡ります。

とくに荷物受け取り業務では、客の大きな荷物を持ち上げたり移動したりとかなりの重労働がしいられます。

これらの作業で腰や肩を痛めてしまうことも少なくありません。自分のイメージとのギャップを感じてしまう方や、体力面の限界を感じて転職を考える方は多くいます。

不規則な生活

最近では深夜便発の飛行機も多く発着しています。そのような便が多いので、グランドスタッフの出勤時刻はかなり不規則です。

世間が休日ムードになる土日や年末年始は空港の繁忙期であり、多忙で不規則な生活がしいられます。これが安定した生活を送りたいと感じるきっかけや転職理由になっています。

多忙な上に薄給

グランドスタッフとして正社員で働いている方の平均年収は約200~350万といわれています。グランドスタッフは高い英語力のほか、入社当時からさまざまなスキルを有する優秀な人が多いです。それにもかかわらず、グランドスタッフの給与は、一般の事務職と比べても決して高いとはいえません。

15年ほど前から、グランドスタッフの雇用形態のほとんどがJALやANAの子会社の契約社員や人材派遣となっているのが、大きな原因のひとつかもしれません。また近年では、LCCなどさまざまな航空会社が増え、会社により給与の差も大きく、給与に対して不満を抱えている方が多いのも事実です。

クレームがつらい

空港には様々な客がいます。なかには気難しい客も当然いますし、クレームを受ける機会もよくあります。とくに受託手荷物や座席に関するクレームは日常茶飯事でしょう。

ときにはとてもショックなことを言われることもあります。年末年始やゴールデンウィークなどの長期休暇時などにはクレームが多くなる日もあるでしょう。便が遅延したときは、客のこどばも厳しくなるかもしれません。

クレームのせいで、心が病んでしまうグランドスタッフも少なくないのです。

寮での生活がつらい

グランドスタッフは全国から社員が集まっているため、寮生活をしている方もいます。しかし寮生活をしていると、合わない人や嫌いな人とも共同で生活しなければいけないことがあります。

また寮にいると1人でいる時間も減るでしょう。1人でのんびり過ごしている時間が休息につながると考えている方にとってはきつい状況といえます。

女性だとキャリアアップはまだ難しい

近年、女性の社会進出などをきっかけに、女性が管理職につくことも多くなりました。しかし、グランドスタッフではまだまだ女性がキャリアアップするには難しいようです。

育児休暇制度は整っているものの、管理職の女性は少ないです。また女性の管理職がいたとしても、独身の方がほとんどです。家庭を持つことになると、キャリアアップはなかなか厳しい世界かもしれません。

グランドスタッフにおすすめの転職先

CA(客室乗務員)

もともとはCAになりたかったけど、試験などで落ちてしまい、泣く泣くグランドスタッフになった方もいます。そうした方は、転職の際にもう1度CAにチャレンジしてみるのもいいでしょう。

給料面で見ても、CAの平均月収はグランドスタッフよりも10万円ほど高いといわれています。今よりももっとよい暮らしを求めている、夢を叶えてみたいと思う方はぜひチャレンジしてみましょう。

ホテルのフロント

ホテルのフロントスタッフは、英語力、接客マナー、コミュニケーション能力、判断力など、グランドスタッフで培ったスキルの多くを必要とします。

グランドスタッフの経験を持っていることはホテル側から見ても即戦力となる魅力的な人材です。もっともおすすめの転職先といえるでしょう。給料も今よりも高くなる可能性も十分にありえます。

企業の秘書・受付

企業の秘書や受付もグランドスタッフと共通するスキルを要求されます。また、外資系の企業では高い英語力も必要となりますから、語学スキルを活かしたい方は企業の秘書・受付がおすすめです。

秘書や受付は、企業の顔ともいえる存在なので、今までの接客の経験なども生かせる最適な転職先かもしれません。今までグランドスタッフでの不規則な生活に嫌気がさしていた方も、優良企業で働けば規則正しい生活ができる可能性は高いです。

旅行関係

英語力を強みにして、同じ旅行業界のツアーコンダクターや通訳案内士などに転職する方もいます。コミュニケーションスキルも身についていれば、そこを強みにして職を探すことができるでしょう。

通訳案内士は日本を訪れる外国人観光客に向けて、案内を行うのが基本的な業務です。

通訳案内士になるには国家資格を取らなければなりませんが、特別な受験資格がないため、グランドスタッフの英語力を持っていればそこまで難しくないでしょう。

旅行が好きでグランドスタッフを選んだ方は、おすすめの転職先のひとつに選んでみてはいかがでしょうか。

貿易事務職

グランドスタッフには、海外志向であったり語学堪能な方が多い傾向にあります。そのため、貿易事務職に就く方は多いです。

貿易関連の書類を作成・確認したり、品物の管理や配送の手続きをおこなったりと、貿易関連に広く携わることができます。英語の書類もあつかうので、持っている語学力を存分に発揮することも可能です。

一般企業事務職

事務職の仕事は、未経験でも応募可能の求人が多く、求人の間口を広く設けています。土日休みの規則正しい生活や、体力への負担が少ない仕事という点でぴったりの職種になります。

グランドスタッフが、転職時にアピールできるスキル

グランドスタッフの仕事は、厳しい反面様々なスキルを身に付けることができます。しかし、仕事している本人は意外とそのスキルに気づかないものです。

ここからは、グランドスタッフで働くと自然と身についているスキルについて紹介します。転職する際にアピールすることもできるので、しっかりと確認しておきましょう。

英語をはじめとした語学スキル

航空業界で仕事をしている人の多くは英語をはじめたとした語学スキルを身につけていると思います。実際の業務で、外国人のお客さまと英語でコミュニケーションを取ることもありますし、パイロットやCAとの会話も基本的には英語です。

なので、グランドスタッフで働いていると、自然と語学スキルが磨かれているのです。

現在、グローバル化を推し進めている会社は多いため、語学スキルをアピールすることができるのは転職で有利でしょう。もちろん、英語だけでなく、中国語や韓国語ができる方も転職の際は強い武器となります。

接客マナー

グランドスタッフは航空会社の顔とも言える存在ですから、お客さまに対する完璧な接客マナーが求められます。

年齢や性別、国籍を問わず幅広い層の人たちともスムーズなやりとりをするためにも、身振り手振りといった丁寧な立ち振る舞いを普段から意識しているグランドスタッフは多いでしょう。

接客マナーのスキルはホテル業界などの接客業で重宝されます。もし、接客業界に転職するのなら、グランドスタッフで身につけた接客マナーをアピールしてみてください。

臨機応変に対応できる柔軟さ

お客さんの手荷物がなくなったり、オーバーブッキングが発生したりと、グランドスタッフの業務には想定外のトラブルが起きることも少なくありません。そういった時でも慌てることなく、臨機応変に対応できる柔軟さと冷静さはグランドスタッフにとって不可欠な要素でしょう。

この臨機応変に対応できる柔軟さも、転職の際にアピールできるスキルになります。「臨機応変に対応できる」ということは、「自分で考えて動ける」と同じ意味です。

指示待ち人間よりも、自分で考えて動ける人の方が企業として欲しい人材となり得るので、ぜひ転職の際にアピールしてみてください。

グランドスタッフからの転職タイミング

同じ職場で3年は働かないと転職に不利といわれていますが、これはグランドスタッフには当てはまりません。

理由としては、グランドスタッフが入社時点で英語力やマナーを身に付けている点、グランドスタッフの業務そのものは他業種で活かしにくい点が挙げられます。

そのため、グランドスタッフを辞める決断をしたなら、3年を待つことなく、できるだけ早く転職活動を開始することをオススメします。グランドスタッフとしての経験を重ねるより、若い方が転職に有利になると考えるべきなのです。

また英語力やマナーがすでに身についているグランドスタッフだからこそ、そのスキルを即戦力としていかせる可能性が大いにあります。自分の能力を持て余しているという方は、早めの転職をおすすめします。

第二新卒として転職を狙うべし

第二新卒とは、「新卒で入社して3年未満の求職者」という意味です。上でも説明しましたが、グランドスタッフはできるだけ早めの転職を心がけるべきです。

転職市場において第二新卒はとても需要があります。なぜなら、気の回復と共に新卒採用は激化しており、より優秀な学生を採用しようとするあまり、予定人数を採りきれない企業も多くなっています。

さらには3年以内で会社を辞めてしまう新卒も近年では増えています。今の会社をすぐに辞めたくなるのはグランドスタッフだけではないのです。こうした人材不足の背景があり、第二新卒を求めている会社が増えてきています。

とはいえ、何年かすれば第二新卒の需要がなくなるときも来るでしょう。この第二新卒としての立場が有利なのも今だけかもしれません。この先も第二新卒で転職できる保証はありません。

しかし、今転職するかどうかはあなた次第です。今は間違いなく第二新卒で転職しやすい時期。ぜひ、自分の心とよく相談して転職するかどうかを決めてください。

グランドスタッフからの転職ならマイナビエージェント

グランドスタッフからの転職を少しでも検討しているなら、まずは転職サイトに登録して、条件に合う仕事があるか見てみましょう。

大手転職サイトの「マイナビエージェント」は転職活動をする人のほとんどが登録するという定番転職サイト。転職には意外と時間がかかるので、先に転職サイトへの登録だけでも済ませておくことがおすすめです。

転職のプロのキャリアサポートを受けることができ、グランドスタッフとしての経験や資格を活かした転職の相談にものってもらうことができます。

マイナビエージェントに登録する(無料)

JOBSTEP編集部がおすすめ!3つの転職サイト

複数のサイトに登録することで、より好条件・高年収など魅力的なオファーを受けることが出来ます。