救急救命士の年収は?安定して比較的高い水準の収入面が望める職業

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人命救助・救急医療・専門知識を豊富に備えた、救助のスペシャリストが救急救命士。普段その姿を目にすることは多くありませんが、事故や災害時にここまで頼りになる存在はいないでしょう。

仕事柄憧れを覚える人も多い救急救命士。収入面は二の次と考える人もいるかもしれませんが、救急救命士の年収について紹介します。

救急救命士の平均年収

救急救命士の平均月給は約45万円、年収640万円。20代の新人時代には、20万円代半ばですが、徐々に年収は上がっていきます。

ただしこの職業に就くには、国家資格が必要です。そしてこの資格試験を受けるのにも条件があるなど、優しい世界ではありません。一度現場へと足を運べば人の命が掛かっている大きく重い仕事であり、常に緊張感が漂う世界です。このような理由から、収入面は一般職よりも高いのです。

救急救命士が働く場所はそのほとんどが消防署。事故などの通報があれば、即座に救急車へと乗り込んで現場へと駆けつけます。ほかには病院や医療機関となりますが、いずれも当然のことながら仕事は日夜関係なく発生します。上手く時間の調整が取れないこともありますが、人を救うという仕事に大きなやりがいを感じる人がほとんどではないでしょう。

40代を超える頃には、月収も新卒時代と比べると倍の金額になるので、職務、収入面ともにやりがいの感じやすい仕事となっています。

救急救命士の初任給

救命救急士も、最初から給料がいいわけではありません。地域にもよりますが、高卒でだいたい15万円ほど、大学卒で17万円ほどといわれています。

初任給は低いですが、救急救命士は地方公務員です。そのため各自治体の給与規程に沿って支払われています。

また地方公務員なので役職に就いたり、勤務年数が一定以上になると昇格していくシステムです。初任給で20万円いかなくても長く勤務するにつれ給料は上がっていくので、将来性のある仕事といえます。

ちなみに20代の平均給料は26万円、30代の平均給料は34万円、40代の平均給料は40万円となっています。地方公務員なのでボーナスが良いです。

救急救命士がもらえる手当

救急救命士には、1件出勤するごとに手当がつきます。1件の出勤でつく手当は数百円程度ですが、1日に何件も出勤することもあるので、月のトータルで見ると大きな手当になります。

また深夜に出勤すると深夜手当がつきます。救急車が深夜に走っているのを見たことがある人も少なくないでしょう。夜の方が出勤が多いということも珍しくないようです。

救急救命士は、基本給がそこまで高額でない代わりに、このような手当てが多くつくので給料が上がりやすいようです。

救急救命士のボーナス事情

ボーナスでも期待できるのが救急救命士の特徴。20代にして既に100万円を超えるボーナスを受け取ることができ、平均したボーナスの額はおよそ180万円。

40代を超える頃には200万円にも達するケースもあります。

平均して10年ごとに20万円ずつ上昇しており、上昇ペースが非常に大きいのもまた特徴です。60代を迎えると月給、ボーナス共に落ち着きを見せはじめるあたりは一般企業と変わりませんが、それでも150万円近くのボーナスを受け取ることができます。

救急救命士の昇給事情

20代当初は月給約25万円、30代に入ると約35万円、その後も昇級を続け40代後半に入ると約50万円という月給になります。もちろんこれは基本の数字、役職や働き方によって個人差が出てきます。

仕事を続け、役職に就くと共に職務に対する責任感も大きくなります。いずれは現場から遠のくことになるかもしれませんが、現場での対応だけが仕事ではありません。

また今後転職するさいにも資格や経験が活かされるので、幅広く需要のある将来性の光る職業と言えるでしょう。

年齢で考える年収推移のシミュレーション

収入面で大いに期待のできる救急救命士、その実際の収入を分かりやすく数字で解説いたします。

・20~29歳 約400万円~500万円
・30~39歳 約560万円~640万円
・40~49歳 約720万円~800万円
・50~59歳 約820万円~860万円
・60~65歳 約580万円

40代で年収800万円も夢ではなく、50代にもなると850万円を超えることもあり収入面だけを見ても非常に憧れの強くなる職業です。それ以上に安定しているのも救急救命士の特徴で、公務員に近い形の職業となることから安定を求める方が目指すことも少なくありません。

安定して比較的高い水準の収入面が望める職業となりますがそこに至るには勉強からはじまり、養成機関、資格の取得といくつもの段階を踏まなければいけません。

それだけの仕事が待ち構えているということ、一筋縄ではいかない職業なのです。