社会保険労務士から転職したい。実務経験の有無によって転職先を考える必要がある

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社会保険労務士とは、労働関連法令や社会保障法令に基づく書類作成代行などをおこない、また、企業を経営していく上での労務管理や社会保険に関する相談・指導をおこなうための資格です。

今は社会保険関連の法律も複雑化し、企業側からのニーズも高まっています。全国社会保険労務士会連合会が2016年に発表したアンケート結果によると、回答企業の半数以上(56.4%)が現在社労士を利用していると回答しました。

企業から顧問社会保険労務士への依頼内容としては、「手続業務」と「相談業務」が共に約7割ほどです。社会保険労務士を利用している企業は多いものの、社会保険労務士自身はその資格を活かしきれていないと感じている人が少なくありません。

今回は、社会保険労務士が転職したいと思うきっかけ、おすすめの転職先について詳しく紹介していきます。

転職をしたいと思ったきっかけ

社会保険労務士の合格率は、約7%です。国家資格の中でも難しい部類に入るといえますが、この資格を十分に活かせていないときに社会保険労務士の人も転職を考えるようになります。

例えば、企業に就職して人事部や総務部で社会保険関連業務に従事する人がいますが、資格手当が支給されなかったり、部内の複数の人が所有していて思うように仕事を与えられなかったりすると、資格を活かした仕事がしたいと強く思うようになって転職を考えます。

このような場合は、まず自身の上司に改善を訴えるのが一番ですが、もし、大きな改善がない場合は、転職を考えるのも一つの選択肢だといえます。

社会保険労務士は、企業のニーズが高い資格ですので、不満がある場合は積極的に行動するべきです。

異業種でおすすめの転職先

社会保険労務士として、資格を活かして活躍したい気持ちで転職を考えている場合、実務経験の長さによって、ある程度方向性が変わってきます。

実務経験なしの場合

例えば、資格だけ持っていて、実務経験がない場合、この資格の必要性を把握するために、企業の人事・総務部に転職して労務管理に関する経験を積んでおくのも将来的に役立ちます。

大手企業であれば、社会保険・労働安全のどれか一つの分野に特化して担当する場合もありますので、社労士の中でも専門分野を築けるかもしれません。逆に中小企業であれば、幅広い分野を担当することになりますので、将来的に守備範囲の広い社会保険労務士になれるかもしれません。

実務経験ありの場合

次に実務を5~10年経験し、良い収入を得るために転職を考えるのであれば、独立開業するか、人事や労務に関するコンサルタントを目指すべきです。コンサルタントは人事や労務に関する相談や指導がメインですが、賃金制度や退職金制度に関することにも対応できれば、転職市場でのニーズは非常に高いといえます。

企業内で勤務している場合の平均年収は450万円~650万円程度といわれていますが、コンサルタントになれば、これ以上若しくは1,000万円以上の収入を得ることも夢ではありません。また、最近は労使間のトラブルも増えており、この点に強ければコンサルタントの中でも特にニーズが高いといえます。

転職する前に考えておくこと

社会保険労務士は、非常にステータスの高い資格であり、専門的な職業で業務の幅も広いことから、高い収入を得られる可能性があります。

大手企業や人事コンサルタントへの転職、そして独立開業と夢が広がる資格です。しかしそれを実現するには資格を取得するだけでなく、企業側の相談に対応できるだけの実務経験やスキル、そしてコミュニケーション能力も必要となってくることはしっかりと認識しておきましょう。

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