薬剤師に就職するには?薬剤師の需要は増加傾向にある

記事の著者:2316659

薬剤師は、薬局や医療機関で処方せんに基づく調剤や患者への服薬説明をおこなったり、相談にのることが仕事です。

そんな薬剤師は、結婚や出産・育児で職場を離れても、薬剤師の資格を取っていれば職場への復帰や転職がしやすいので、女性にとって働きやすい職業です。

厚生労働省が平成24年に発表したデータによれば、全国にいる薬剤師の総数は約28万人とされています。そのうちの約17万人、61%近い数の薬剤師が女性薬剤師として働いています。これは、同じ6年制の大学を卒業し国家資格を取得して働く医師や歯科医師と比べてもかなり大きな割合となっています。

今回は薬剤師の就職状況などについてみていきます。

薬剤師の業界動向は?

2017年の薬剤師国家試験合格者は1万3234人であり、近年は1万3000人超えの薬剤師が誕生しているともいわれています。数字だけをみればかなりの数なので、薬剤師は飽和状態なのではと思う人も多いでしょう。

しかし実際は薬剤師の求人も増加傾向にあるのです。厚生労働省が発表した「医師・歯科医師・薬剤師調査概況」では、薬剤師数が最も多い県と少ない県では約2.3倍も差が開いています。これは薬剤師の数が地域によってはかなり不足しているということを示しています。また近年薬局の数はコンビニエンスストアよりも多いことがわかっています。

このことから薬剤師の人口が増えている一方、地方の薬剤師不足は解消されず、慢性的な薬剤師不足が続くことが予想されます。都会・職種に限定せず地方に視野を拡大して探せば、就職の範囲はぐっと拡大します。

では薬剤師の就職先はどこが1番人気なのでしょうか。ダントツで人気の就職先は医薬会社です。大手であれば、高額の年収も期待できますしブランド力が魅力です。次いで病院が人気で、とくに都心部の国立大学病院などに求人が集中する傾向にあります。

その後に調剤薬局、ドラッグストアと続きます。いずれにしても職場によって薬剤師の働きかたが異なってきます。どこの職場でも自分はどんな薬剤師になりたいか、明確なキャリアプランを描くことが大切です。

就活のさいに、いい企業を見極めるポイント

いい企業を見極めるポイントとしてどの職場でも共通していえることは、必ず職場見学に行くことです。

企業HPや企業説明会では、説明者側もいい面しかアピールしません。職場見学で現場の雰囲気を肌で感じることで、説明会だけでは知ることができない情報をたくさん得ることができます。

見学の間、担当者が学生の質問に熱心に答えてくれ、生の職場を見せてくれるところもあります。また中小企業の中には、社長から直接会社方針を聞ける企業もあります。

逆にアットホームな職場環境と売りにしていたけれど、実際は業務が忙しそうで殺伐とした現場だったという所もあるかもしれません。見学するときには施設の設備だけではなく、職場環境や担当者・上司の人柄や対応、実際に働いているスタッフの様子もみるようにしましょう。

就活をするときのステップ

自己分析を行う

まったく自己分析をしないまま就職活動に臨むと、いざ働いたときに理想と現実の壁にぶつかることがあります。

例えば、チーム医療で働いてみたいと漠然に考えて国立の大学病院を就職先に選んだ場合、対人関係や激務などに打ちひしがれることもあるかもしれません。対人が苦手なら研究職や薬品管理職に就くことなどを考えることができますし、地方の病院や薬局で余裕をもちながら働くことも考えられます。

OB・OGと交流する

大学の就職セミナーではOB・OGが各企業ブースで母校の生徒を対象に説明をおこなっている場合があります。しかし企業説明会では、仕事としてきているためにOB・OGの口からは企業の良い所ばかりしか聞けません。

もちろん企業説明会では基本方針や福利厚生・仕事内容など気になる情報をたくさん説明してくれます。けれども職場環境や対人関係、労働時間や給料など現場で働いている人にしかわからないことはなかなか聞きずらいものです。

こういったことは実際に企業に就職している先輩薬剤師の話を聞くことで、よりリアルな情報を得られます。サークルや知人を通じて、OB交流会がれば積極的に参加し、情報収集をしましょう。

大手だけではなく中小企業も見学にいく

どこの職場にもメリット・デメリットはあります。例えば地方の中小規模薬局は知名度はあまりななくても、融通が利きやすく、やりがいを感じられるといったメリットがあります。

また大病院では最新医療と臨床経験を積めるメリットがある一方で、職場によっては激務と給料が安いといったデメリットもあります。薬学生の大半はネームバリューのある大手企業に求人が集中しがちで、個人経営の薬局など中小企業にはなかなか足を運ばないことが現状です。

たくさんの企業におもむき、それそぞれの雰囲気を肌で感じることで、就職先の選択肢を幅広く考えることができます。企業の規模にとらわれず、積極的にたくさんの職場に話をききにいってください。

大学4年生で職場を明確にしておく

4年生までにある程度候補の職場を決めておくと、その後の就職活動はスムーズにいきやすくなります。なかには薬学部は6年制なので、就職活動はもっと後の学年から始めたらいいとと考える人もいると思います。

しかし学年が上がるにつれて国家試験の勉強を本格的に始めないといけなくなり、就活に専念できない状況になります。慎重に就職先を選ぶためには、なるべく早いスタートを切ることがおすすめです。

まだ具体的には決められない人は、いろんな企業の説明会や見学に行ってみるのもいいでしょう。実際に職場を見て説明を聞くと、働く自分の姿をよりイメージしやすくなります。

学会に参加する

学生が学会に参加する大きなメリットは、意識が高い薬剤師と出会えるというところです。学会では現場の薬剤師達が、日々の研究の成果や新薬の開発過程などを発表しており、学内にいるだけではわからない現場目線のことに触れられます。

また教育関連の発表もあるので、企業の教育担当者とも話す機会もあります。名刺交換ができればその後の繋がりも保つこともできます。

学会は企業の情報収集だけではなく、臨床のリアルを体感でき、いい刺激になりますので積極的に参加しましょう。

面接対策はどうすればいい?

面接では人間性をみられます。また職場でほかのスタッフと円滑にコミュニケーションをとりながら仕事をすることができるのかといった、対人面も重要視しています。面接では自分の考えや質問の答えを落ちついてはっきりと答えることが大切です。

面接は緊張するものですし、それは面接官も十分承知しています。大切なことは一生懸命な姿勢と熱意です。本番では緊張しても落ち着いて自分の言葉で話すように心がけましょう。

また研究職や開発職などの職種で応募した場合、必ず技術面接を通過しなければいけません。技術面接は人事面接の人間性をアピールする場ではなく、大学で行った研究内容や成果、何を考えて取り組んできたかが問われます。企業によっては研究内容だけを聞く会社もあれば、研究とあわせて人事面接を混ぜる会社もあります。

技術面接の対策としては、取り組んだ研究内容を明瞭簡潔に伝え、普段何を考えて研究にあたっているかを伝えられるように練習をしておくことです。

薬剤師の面接だからこそアピールしたほうがいいポイント・注意点

面接で何をアピールしたらいいのかと悩む人は多いと思います。面接では前述したように、人間性を重視します。効果的に尚且つ好印象でアピールするためには、まず過去の経験を述べそこから何を学び、考えるようになったか、価値観と得られた自分の強味を伝えましょう。

さらに、真面目だ、社交的だといわれるといった周囲の評価も客観的にみたアピールポイントになります。薬剤師の業界は日々進化するので、一生勉強の姿勢を求められます。未経験や未学習の分野があれば、積極的に学びたいという意欲を見せることも大事です。

注意すべきことは、アピールポイントが自慢話で終わらないようにすることです。いくつも述べると何が1番アピールしたいのかわからなくなってしまい良印象にはなりません。ポイントを1つに絞り、それに付随するエピソードを述べるようにしましょう。

服装・髪型

薬剤師の就職試験でも一般企業の試験と同様、原則スーツを着用しましょう。基本黒・紺・グレーのスーツを着用し、女性は膝下あたりでスカート丈を調整しシャツも白の無地が清潔感のある印象になります。

また、ひげを剃る、髪は暗くし束ねておく、化粧はナチュラルにといった社会人としての身だしなみ・振る舞いを心掛けましょう。

薬剤師の面接でよく聞かれる質問

志望動機

この質問は薬剤師に限らず、あらゆる面接試験で聞かれます。この質問で面接官は自社への理解と働くうえでの貢献度を見ます。

おおざっぱに答えるのではなく、経営方針に魅かれて、ぜひお世話になりたいと思いました、新薬開発に力を入れて、海外市場にも参入している貴社で私も研究者として活躍したいと考え志望しましたなど、企業の特徴などを具体的に述べるようにしましょう。

前の職場の退職理由

人間観やストレス、給料が安かったなどネガティブな理由では、採用側からは良い印象は抱かれにくいです。企業は長く働いてくれる人材を求めます。

嫌になったら辞めるのではないかと思われないように、なるべくポジティブな理由を述べられるようにしましょう。

薬剤師になろうと思った理由

この質問では、薬剤師として心がけていることについて問われています。薬剤師になるために努力し続けたこと、自分が大事にしているポリシーを自分の言葉で述べられるように、あらかじめ整理しておきましょう。

また本気で働いてくれるのかといった入職への意気込みもチェックされます。自分がこの会社でどんな薬剤師として活躍したいと考えているか、キャリアプランもあわせてこたえられるようにしましょう。

まずは転職サイトで可能性を

薬剤師への転職を考えてる人は、まず転職サイトに登録してみましょう。

転職サイトのなかでもおすすめなのは、リクルートエージェント。リクルートエージェントの強みは、企業とのコネクションが強いこと。そのため非公開求人の情報や、企業が求めている人材の情報をいち早くキャッチアップしてくれます。

またあなた専用のプロのアドバイザーが、理想の条件だけでなく、特性を見抜いてぴったりの職場を紹介してくれます。履歴書添削や面接対策もおこなってくれるため、はじめて転職をおこなう人も安心して活用できます。

登録から転職まで、すべて無料なのでまずは気軽に登録してみるのがいいでしょう。

リクルートエージェントに登録する(無料)

JOBSTEP編集部がおすすめ!3つの転職サイト

複数のサイトに登録することで、より好条件・高年収など魅力的なオファーを受けることが出来ます。