仕事をしない部下の対処法:モチベーションを引き出すことも上司の仕事

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ある程度のプレイヤーになると、部下を持ち仕事をしていくことになります。そのうえで求められるのが、マネジメント能力。2015年におこなわれたエン・ジャパン株式会社の調査によると、『仕事でストレスを感じるポイント』の第1位は「同僚・後輩との人間関係」(42%)でした。

具体的には「自分にはムダと思える会話なども、コミュニケーションとしてしなくてはならない」「パワハラの問題もあり、指導方法に困る」「いくら指導しても、部下の改善が見られない」といった声があげられました。業務スキルと、マネジメント能力は、少し違う頭の使い方をしなくてはいけません。

部下や後輩との人間関係に頭を悩ます上司は多いですが、部下を育てることができないと、いつまでも自分の仕事は減らず、大変な思いをし続けることになります。

とくに仕事をしてくれない部下の教育は、非常に難しいでしょう。昔と今では、働き方に対する考え方も異なるため、若者の気持ちを理解してあげることが、最初のステップかもしれません。今回は仕事しない部下の対処法を詳しく紹介します。

部下が仕事をしない理由とは?

なぜか仕事をしない部下に疑問を持ったことがある上司は少なからずいると思います。

「明日の朝までに、〇〇をやっておいてね」と頼んだのに、彼らは翌日仕事が終わっていないことに焦りもしません。

昔は上からの指示は絶対やり遂げるのが当たり前だったため、徹夜してでも仕事をしたはずの上司にとっては、到底理解できないでしょう。そこで部下が仕事をしない理由を紹介します。

働くモチベーションが下がっている

2013年~2017年にリクルートキャリアがおこなった調査では、この5年間で「働く喜び」を実感している人は10%ほど減少しています。また、「働くつらさ」を感じていた人も5%ほど減少しています。この5年の間だけでも、若者の働くモチベーションが下がっていることがわかります。

昔は、いい大学を出て、有名企業に就職し、昇進をして定年まで働くことが王道であり、多くの人がこの人生を歩めるよう生きてきました。しかし今はライフスタイルも変化し、「働くこと」に対しても意識が変化しているといえます。

さらに株式会社クロス・マーケティングによる20歳~39歳の男女を対象とした「若手社員の出世・昇進意識に関する調査」では、出世したくない20~30代は6割にもなっています。決して企業で昇進していくことだけが、今の働き方ではないということです。

独立してフリーで働く人や、アウトソーシングで自分のやりたい仕事を自由なペースで働いたり、海外で職探しをする人などさまざまなのです。そのため、上司が自らの常識に則って頭ごなしに叱っても、部下の心には何も響いてないということも多いでしょう。

まずは部下は「自分と同じモチベーションで働いていない」ということを知っておくことが大切です。

残業代が出ないから帰る

最近では、みなし残業・固定残業・見込み残業などを、基本給にあらかじめ上乗せして月給として支払っている企業は、3社に1社の割合であるそうです。

この場合、どれだけ残って働いても給与は同じということになります。そのため、働くモチベーションが下がっている若者は、「残業代が出ないから帰る」と考えてしまう人が多いです。

能力が低く、仕事ができない

仕事をしないのではなく、能力が低くて仕事ができないという可能性も考えられます。

対人関係が苦手で接客や営業の場で上手く話すことができない、事務作業が苦手で何度も資料を作り直しているなど、自分が自分でその仕事が向いていないことが分かってくると、仕事ができないという苦痛を味わいたくないために、部下はそもそもその仕事をやらないという行動に出ることがあります。

仕事をしない部下の上手な育て方

どのような部下を持ったとしても、上司としては彼らを使って成果を出さなくてはなりません。

仕事をしない部下を持った上司は、どのように彼らと接していけばよいのでしょうか。

部下のやる気スイッチを知る

仕事をしない部下との、上手な接し方のポイントは、部下を知るということです。いくら仕事へのモチベーションが下がっているとはいっても、働いていて楽しいと思える瞬間は少なからずあるはずです。

信頼してもらっていることなのか?高いお給料をもらえていることなのか?自分が成長できていることなのか?お客さんから萌える感謝の言葉なのか?世の中の役に立っているという社会的影響なのか?知ってあげましょう。

部下のモチベーションアップのポイントを知れたら、働いて喜べることが増えるように、助けてあげましょう。仕事を楽しいと感じられれば、残業をしてでも働くようになるかもしれません。まずは部下が働きやすい環境を作ってあげることが大切です。

部下の得意なこと、苦手なことを知る

働く上でモチベーションと共に重要なのが能力です。

どのような人材にも得意・不得意があるので、上司はそれを見極めて、適切に部下にポジションを与えなければいけません。

学習能力がないのか?覚えが悪いのか?マイペースで時間配分が下手なのか?要領が悪いのか?積極的に能動的に行動するのが苦手なのか?そもそもやる気がないのか?

このように、何が得意なのか、何が苦手なのかを知ることが大切です。

そしてそのポイントに合わせてフォローをしてあげることで、ミスは格段に減ります。

部下は何ができていないのかを、自分で理解できないことが多いです。経験が浅いうちは自身の仕事に対する解像度が低いので、上司が近くで観察して、無駄が発生している箇所を指摘・改善することが重要になります。

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