2018年に実施されたマイナビニュースのアンケートでは、「仕事に行きなくない」と思うことがある人は約7割にいるというデータがあります。
具体的には、ストレスが多く体調を崩しがちのときや、残業が続いたとき、また休み明けの出社を考えたときに、「仕事に行きなくない」と思ってしまう人が多いようです。
日曜日の夕方から夜にかけて「翌日から仕事をしなければならない」という現実に対し憂鬱になるこの症状は、サザエさん症候群と呼ばれています。別名、ブルーマンデー症候群・月曜病ともいわれます。毎週サザエさんが放送されている時間帯から、明日の仕事について考える出す人が多く、この名前が付いたといわれています。
そこで今回は、サザエさん症候群について、原因や対処法を紹介します。
サザエさん症候群とは
サザエさんは45年以上、毎週日曜日の18:30〜19:00にフジテレビで放送されているアニメ番組です。そのためサザエさんは、日曜終わりの代名詞になり、アニメのエンディングを見ることで、休日の終了を自覚する人が多くいます。
決してサザエさんが悪いわけではないのですが、結果アニメを見る、もしくはこの時間帯になると、明日からの仕事を憂鬱に思う人が多くなるのです。
最近ではこの時間帯から、仕事に対する愚痴や不安の声が、SNS上にアップされることが増えるともいわれています。
サザエさん症候群の原因は?
サザエさん症候群の原因は、とくに特定されていません。このような気分になる理由は、人それぞれ。学校や職場で人間関係に問題があったり、勉強や仕事をすることが嫌だったり、同じ生活の繰り返しが苦痛だったりとさまざまです。
ただし学校や職場に対して、何かしら不安・不満があることは間違いないでしょう。
症状にはどのようなものがある?
サザエさん症候群の症状には、吐き気・頭痛・腹痛・胃痛・不眠・発熱・めまい・だるいなど、いろいろな症状があります。症状も人によってさまざまですが、精神的ストレスから身体的症状があらわれてしまう人が多いです。
ただし日常生活に支障が出始めた場合、自律神経失調症・うつ病の可能性もあります。あまりにも体の異変が大きい場合は、専門機関への受診をおすすめします。
サザエさん症候群に対する対策
サザエさん症候群の原因・症状は人それぞれ。しかし何かしらのストレスを抱えていることに間違いありません。そのため、サザエさん症候群の対策には、ストレスの解消が1番の解決法といえるでしょう。
まずはストレスの原因を特定することが大切。またストレス発散方法を見つけていくことも大切といえます。
規則正しい生活を送る
サザエさん症候群に多いのは、金曜日は夜更かしをして、土曜日・日曜日は二度寝をする、という週末の過ごし方です。疲れたからと休みの日は昼過ぎまで寝たい気持ちはわかります。
しかし平日と違うリズムで生活することで、自律神経が乱れ、体調を崩す人もいます。そのため平日、休日関係なく、生活のリズムを整える意識は大切なのです。
ご褒美をもうける
日曜日の夜、次の休みに自分へあげるご褒美を考えておくことで、サザエさん症候群は少し軽減されるといわれています。ご褒美はなんでもいいです。好きな食べ物を食べる、気になっている本や映画やドラマを見る、デートをする、ディズニーへ行く、など自分が、そのご褒美をもらうことで、仕事を頑張れる活力になるものがいいでしょう。
ポイントはサザエさん症候群が治るまで、気軽にできるご褒美を毎週、自分にあげ続けてあげることが大切です。
趣味を楽しむ
休みのうちに趣味を楽しんでストレスを発散させることは大切です。友達と遊んだり、好きな映画を見たり、スポーツジムで身体を動かしたり、好きなことだけをしたりすることリフレッシュできます。とくに身体を動かすことはストレスの発散には良いといわれています。
耐えられないときは、転職の検討を
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