ビジネスの場における「お目通し」の言葉の意味・使い方・注意点9つ

記事の著者:kenishida

ビジネス用語は一流のビジネスマンにとって最も重要なもので、最大のマナーです。

今回はビジネスにおける「お目通し」の言葉の意味と使い方、またその注意点について9つ紹介します。

「お目通し」の意味

お目通しという言葉は、「読む」という意味です。最後まで文章を一通り読むという(目を通す)事になり、最初に「お」を入れることにより敬語となります。

目上の人に文章を読んでもらいたい時に使う表現であり、日常会話ではあまり聞きませんがビジネス用語としては一般的に使われています。

「お目通し(り)」には別の意味もある

「お目通し」には、文章を読むこと以外にも「人に会う」という意味にもなります。自分より目上の人と会う約束が取れたとき「お目通りの約束が取れた」などと表現します。

ビジネスの場で「〇〇様がお見えになられました」と使う場合がありますが、そも「お見え」は「お目通りが転じた言葉です。

様々な用途で使われているのが分かります。

「お目通し」の使い方

お目通しを使う時には「いただく」という言葉を一緒に使う場合が殆どです。つまり「お目通ししてください」や「お目通ししましょう」などと繋がるのは不自然であり「お目通しいただく」という表現に必然的になってしまうためです。

「お目通しいただけますか?」や「お目通しいただきたく思います」など「いただく」に関してはその場その場で変化した表現を用いることが大切です。

「お目通し」を使った文章

お目通しは、

  • 「こちらに資料を添付しておりますので、お手すきの際にお目通しいただきたく存じます。」
  • 「こちらに回覧を置いておきますので、お目通しの上押印をしていただければと存じます。」
  • 「お客様とお目通りが叶いました。」

などといった具合に、文章を読んでほしい時や、人と会う際に使われます。

「お目通り」の注意点

「お目通り」はビジネスで一般的に用いられる言葉です。注意点としては「あまりに多用してくどい文章にならないこと」が大切です。

特に、「お目通りいただきたく存じます」の「存じます」が多用されるとスマートな文章として見られません。

「お目通りいただきたく、お願い申し上げます」や「お目通りの程お願い致します」など言い換えの文章も身に着け、くどくならないように気を付けましょう。

「お目通し」の類義語

お目通りは「見る」の敬語だと紹介しましたが、「見る」の敬語は他にもあり、転じて「お目通し」の言い換え表現にもなるので覚えておくのが良いでしょう。

良く使われるのが「ご高覧」他にも「ご確認」なども使います。

  • 「ご確認の程よろしくお願い申し上げます。」
  • 「ご高覧いただきたく思います」

などと言い換えしてみましょう。

「お目通り」は不備を詫びる際にも合わせて使える

メールなどを送って、添付した資料に間違いがあった時にこのような表現を使って訂正をお願いできます。

「早速お目通しいただきましたことを感謝申し上げます。添付した資料に不備があり大変失礼致しました。」

先ず読んでくれたことに対して感謝を述べると、その後の不備訂正が柔らかくなります。

もちろん重大なミスをしてしまった場合は、この限りではないので気を付けましょう。あくまで不備を訂正する程度の文章に用いられる表現です。

「お目通しいただく」は不適切な敬語であるという指摘もある

「お目通しいただく」という表現は不適切な敬語という指摘も存在しています。

理由として「いただく」は「もらう」の謙譲語であり、謙譲語は自分を下げて相手を持ち上げる敬語であるため、基本自分にしか使えない表現です。

しかしここで「お目通し」しているのは「相手」です。

よって「お目通しいただく」という表現は敬語として不適切だという指摘があります。

「お目通しいただく」が誤用ではない根拠

敬語ではないという指摘もありますが、「お目通し」という言葉は「私があなたに目を通してもらう」という意味になるので、主語は「私」です。

つまり、謙譲語として作用しても問題はない言葉であることが分かります。

「お目通しいただく」に対して不適切だと思う方も一定数いらっしゃいますが、間違った表現ではないので安心してください。

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