ビジネスの場における「おこがましい」の言葉の意味・使い方・注意点9つ

記事の著者:kenishida

「おこがましい」は、自分に対して「見のほど知らず」や「生意気だ」というような意味合いを持つ言葉です。

目上の人に意見するときなどに「私が言うのもおこがましいですが」といった使い方をしたことがある人もいるのではないでしょうか。

この何気なく使う「おこがましい」には、特別な使い方やマナーはあるのでしょうか。

1.そもそもおこがましいはどのような意味?

それでは、おこがましいは本来どのような意味で使われていて、どういったシーンで使うのが正しいのでしょうか。

おこがましいの本来の意味とは

おこがましいとは、もともと現代で使われているような「身の程知らず」という意味合いではなく、「ばかばかしい」や「愚かなこと」といった意味合いで使われていました。

この「ばかばかしい」といった意味が、時代の流れとともに「生意気だ」のような意味で使われるようになっていったのです。

自分に対して使う言葉

おこがましいは、相手の立場に立って使う言葉ではありません。

自分に対して「こんなことを言うのは生意気に思われてしまうでしょう」という意味を含ませた言葉なのです。

自分の立場を理解して発言をしていますよ、という目上の人に対する尊敬と謙遜の意味がある言葉です。

使いすぎは嫌味に聞こえてしまうのでNG

一見謙遜の気持ちを表していて、とても丁寧に聞こえる「おこがましい」ですが、多用しすぎると嫌味に聞こえてしまう可能性があります。

ですので一回の会話の中で何度も使うのは避けて、ここぞというときに使うように心掛けましょう。

2.おこがましいの使い方

次に、おこがましいを実際に使うところをイメージしながらよくある使い方をご紹介します。

身の丈に合っていないと感じられる場に招待されたとき

仕事上の付き合いなどで、パーティーや食事会に招待されることもあるでしょう。

周囲は目上の人ばかりで、招待されたことを嬉しく感じつつも少し気後れしてしまう…そんなときは「本日はこのような場にお招き頂いて、おこがましく感じております」という使い方ができます。

招待されて嬉しい気持ちと、身の丈が合わないと感じる謙虚な気持ちが表されます。

自分よりも詳しい人がいる場で意見するとき

自分より知識がある人に対して意見しなければならない時もあります。

そういった場合には「私が言うのもおこがましいですが」のようにクッションを挟むと相手の気持ちを著しく害することなく意見することができます。

相手を戒める時に使う

本来自分に対して使う言葉だとご紹介させて頂きましたが、相手の行動を戒める時に使用する場合もあります。

例えば目上の人に対して部下の行動が目に余った時、「君の先ほどの態度はあまりにもおこがましい」などと使うことができます。

3.おこがましいの類語

おこがましいにも似たような使い方をする類語がいくつかあります。

時と場合によって使い分けることで、より適切な使い方ができるでしょう。

次に、そんなおこがましいの類語についてご紹介します。

おこがましいと差し出がましいの違い

おこがましいは目上の人に対して使う言葉ですが、差し出がましいは部下に対しても使うことができる言葉です。

「出しゃばり」や「必要以上のお節介」という意味があり、自分だけでなく相手の行動に対しても使うことができます。

おこがましいと厚かましいの違い

おこがましいは「身の程をわきまえていない様」を表すのに対し、厚かましいは「遠慮がない様」を表します。

目上の人にお願いをするときは厚かましい、意見するときはおこがましい、というような使い分けをすると良いでしょう。

おこがましいと図々しいの違い

図々しいとは、「相手の迷惑を顧みず、自分勝手な行動をする」という意味があります。

おこがましいに似た使い方をする言葉ではありますが、図々しいというのはそもそもの言葉のイメージが良くありませんので、目上の人に対する謙遜を表したい時はおこがましいを使うと良いでしょう。

普段何気なく使うおこがましいですが、正しい意味と使い方をしっかり理解して社会人として失礼の無いような使い方を心掛けましょう。

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