手話通訳士の年収は?手話通訳士の仕事は少なく、生計を立てるのは難しい

記事の著者:1036789

聴覚障害を持っている人のコミュニケーションをサポートする手話通訳士。聴覚障害を持っている人と健常者の会話を、それぞれ手話で通訳をおこなう手話の達人です。社会福祉法人聴力障害者情報文化センターがおこなったアンケート調査によると、手話通訳士の就労先は42.3%が行政機関です。

そして聴覚障害者情報提供施設が16.0%、聴覚障害者団体が8.5%、社会福祉協議会が7.9%、企業が3.9%と続きます。それ以外にも、大学・専門学校・ろう学校等で就労している人もいるようです。

様々な場面で、社会のバリアフリー化が進み、障害を持っている人に対する理解が進む中、手話通訳士は重要な役割を果たしています。今回は、そんな手話通訳士の年収について紹介します。

手話通訳士の年収

平均250万円

ボーナス

平均万円

各種手当

万円

手話通訳士の平均月収

手話通訳士の平均月収は20万円程度で、専門職としては他の職業と比較すると少し低いようです。専門職でありながら、手話通訳士としての活躍の場面が限られることが理由のひとつです。

テレビや講演などで手話をおこなうのも手話通訳士の仕事なのですが、実際そのような仕事があまり多くはなく、手話通訳の仕事だけで生計を立てていける人は非常に少ないです。そのため他の仕事に就きながら、その仕事に手話通訳の技術を活かす場合がほとんどといえるでしょう。

たとえば、福祉施設に勤務する介護職メインの手話通訳士の場合、正職員だと平均月収約23万円、契約や嘱託職員だと平均月収15~20万円となっています。また、主たる業務が社会福祉士の場合であれば26~36万円という月収になり、どの仕事に就くかによって月収も変わってきます。

ボランティアとして活動する手話通訳士もいます。イベントや災害現場において、視覚障害を持っている人とのコミュニケーションを潤滑に図るサポートをおこないます。その場合は、ボランティアなので無償の活動になります。

手話通訳士のボーナス事情

手話通訳士のボーナスは、正社員として雇用されている場合は、職場の規定に準じて支給されます。ただし、手話通訳のみの仕事で雇用されるケースは非常に稀です。仕事のオファーがあったときのみ働くフリーの手話通訳士には、ボーナスはありません。

主たる業務を持ちながら手話通訳の仕事をする場合は、その職種や勤務する職場の規定により異なります。正職員や正社員であれば、月収の数ヶ月分といった社内規定や実績により支給されますが、パートや非正規雇用の場合は全く支給されないか、支給されたとしても数万円の程度のところがほとんどです。

手話通訳士の昇給事情

手話通訳士のみで収入を得ている人の場合は、なかなか昇給というのは難しいようです。ただし、手話通訳専門で生計を立てている人は貴重であるため、手話通訳の仕事も経験のある慣れた人に集中するというメリットがあります。

手話通訳士以外の主たる業務を持っている場合は、手話通訳の技術が年収アップに繋がることもあります。たとえば、福祉施設の介護士の場合、平均的な時給は900~1,000円ですが、手話通訳ができることで200~500円程度昇給することもあるようです。

手話通訳の必要性を開拓し、専門職としての自らの強みであることをアピールすることが昇給に繋がっていきます。

平均年収推移シミュレーション

手話通訳士の平均年収は、20代で200万円程度、30代で250万円程度、40代で推定300万円程度となっています。キャリアを重ねるとともに、年収も着実にあがっていきますが、それでも他の職種と比較するとあまり高収入とはいえません。

年収をあげるには、公務員や福祉、医療など他の職種に就き、その仕事に手話通訳を活用することもひとつの方法です。手話通訳だけの専門職だと、活躍の場は限られます。

しかし、手話通訳が必要な場面は、公的機関や福祉施設に限らず、まだまだたくさんあります。聴覚障害を持っている人がスムーズに社会参画するには、手話通訳は欠かせないからです。

手話通訳の技術を磨き活躍の場をひろげ、その必要性をアピールしていくことが社会貢献となり、自らの年収アップに繋がるかもしれません。

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