恥をかく前にチェック!お茶の出し方とマナー7つ

記事の著者:saitotakuma

会社勤めを始めた頃に、多くの方が経験するお茶出し。

ただお茶を出せば良いと思われがちですが、大間違いです。
お茶出しには、きちんとした出し方やマナーがあります。

今回は、お茶出しのルールやマナーを7つに分けてご紹介します。
先方に失礼のないお茶出しをマスターしましょう。

1.温度、茶托、量をチェック

お客様にお茶を出す際の確認事項がいくつかあります。

まずはお茶の温度。

番茶を使用する場合は熱湯でもOKなのですが、一般的に使われる煎茶の場合には、70~90℃が理想な温度だと言われています。
温度が記載されているポットも多いと思いますから、ぜひチェックしておきましょう。

次は茶托です。

茶托にお茶を乗せながら注いでしまうと、熱で湯呑みから水滴が出てきてしまい、茶托につく恐れがあります。
湯呑みにお茶を入れ、1度布巾で底を拭き取った後に茶托に乗せましょう。

そしてお茶を入れる量ですが、7~8分目が理想的です。

あまりにもなみなみに入れてしまうと、運ぶ時にこぼしてしまったり、見た目も悪くなってしまうのでNGですよ。

2.お茶出しの流れを確認しておく

慣れてくると、流れでなんとなくお茶出しをしてしまいがちになります。
ここで再度、お茶出しの流れを確認しておきましょう。

まず入室です。

部屋に入る前に、中の人にも聞こえるようにノックをします。

その際、湯呑みが1~3名分の場合は片手でお盆の縁を持って支えることができますが、4名以上の場合バランスが取りにくくなりますので、そのときは手の平をお盆の下の中央に持っていってお盆を支えましょう。

入室したら両手でお盆を持ち、お茶をこぼさないように「失礼します」と言って一礼し、ドアを閉めます。

次に、お盆をサイドテーブルに置き、湯呑みの底を布巾で軽く拭いてから茶托に乗せてお出しします。
もしサイドテーブルが無い場合は、下座(入口に一番近い場所)のテーブルの端に置きます。

お茶は、相手の右後方に行って右側から両手で茶托を持ってお出ししましょう。

その際「失礼します」と一言かけても良いですが、お話中だった場合は目礼だけでOKです。

お茶出しを終えたらお盆を左脇に抱えてドアまで行き、お客様の方に会釈をしてドアを開けます。
そして「失礼します」と言って、再び会釈をしてからドアを閉めましょう。

これがお茶出しの一通りの流れです。

3.順番や向きにもマナー

気をつけなくてはならないのが、お茶出しをする順番と湯呑みの向きです。

基本的にお客様、次に自分の会社の人という順番でお出しします。

お客様の中では上座(入口に一番遠い所)からお茶出しをするのがマナー。
お客様のお茶を出し終えてから、自社の役職の高い人から順番にお出ししましょう。

そして次に気をつけるのが、湯のみの向きです。

湯呑みの模様がないか、または全体にあるタイプのものなら向きは特に気にしなくても問題ありません。

ただし、湯呑みの模様が1箇所しかないタイプのものは、模様がお客様側に来るように置きましょう。

また、湯のみの内側に模様がある場合も、その模様がお客様側に来るように置きます。

茶托にお茶を乗せる際に向きを確認しておけば、落ち着いてお出しできるかもしれませんね。

4.お茶菓子の場合

お茶と一緒にお茶菓子を出すこともありますよね。
そのときにも順番があります。

お茶菓子を出す場合は、先にお茶菓子を出してからお茶をお出しするのがマナー。

お茶菓子はお客様から見て左側に、お茶はお客様から見て右側に置くようにしましょう。

お客様がお土産としてお菓子を買ってきてくださることもありますが、基本的にお土産でいただいたものをお茶菓子として出すのはマナー違反です。

ただし、お土産が熱いものであったり、冷たいまま食べた方が美味しいものだったり、生菓子だった場合は例外となります。

その場合はお客様に「お持たせのものではございますが、早速いただいてもよろしいでしょうか」と一言声をかけて確認しましょう。

そうすればお茶菓子としてお出しして問題ありません。

5.お茶出ししてから時間が経った場合

さて、いままでは基本的なお茶出しの流れの説明でしたが、それ以外にもお茶出しのマナーが問われる部分もあります。

たとえば、もしお茶出しをしてからかなり時間が経っていたとしたらどうすれば良いのでしょうか?

大切なお客様の場合には、2杯目の準備に取りかかりましょう。
その際、お茶ではなくコーヒーや紅茶などの、1杯目と違う飲み物を出すのがマナーです。

基本的に、2杯目をお出しする時間は、最初にお茶出しをしてから1~2時間後が理想です。
しかし、上司からあらかじめ「○時間後に2杯目をお出しするように」と指示があった場合には、それに従ってください。

ここでポイントですが、何度も入室するのを避けるために、2杯目をお出ししたら1杯目に出した湯呑みは下げましょう。
テーブルも片付きますし、片付けるために再度入室する手間も省けますよ。

2杯目をお出しする際も、お茶と同様に、サイドテーブルの上でソーサーにカップを乗せてからお客様にお出しするようにしてくださいね。

6.和室でのお茶出し

お茶出しをする場所が和室だったとしたら。

会社の場合は基本的に洋室が多いのですが、仕事柄や会社内の葬儀等の際には和室で打ち合わせをすることもあります。

和室にはテーブルや茶卓がないこともあるので、どうやってお茶出しすればいいのかわからなくなりがちですよね。

まず、基本的にテーブルが無い場合は畳の上にお茶をお出ししてOKです。
茶托は絶対に必要なので、忘れずに用意しましょう。

お茶菓子を出す場合は、洋室と同様に相手から見て左側にお茶菓子を、右側にお茶を置きます。

7.お客様をお待せしているとき

お客様が早くいらっしゃって応接室でお待たせしている場合には、先にお茶をお出しすることもあります。

お茶と一緒に雑誌や新聞を出すこともありますが、その際は上司に確認を取り、指示に従うようにしましょう。

また、お待たせしている場合はお茶出しの際に一言添えるとなお良いです。
「本日はお暑い中/お寒い中お越しいただきありがとうございます」など労いの言葉をかけましょう。

さらに、雨や雪でお客様が濡れてしまっている場合には、綺麗なタオルを渡すとより丁寧な対応となります。

お待たせしている時には、お茶以外にも十分に注意して、お客様に配慮した対応ができるようにしておきましょう。

たかがお茶出しと侮ることなかれ

お茶出しなんて楽な仕事だよな、なんて言われたことがある方もいると思います。

しかし、実は会社の教育が行き届いているかチェックされやすく、蔑ろにしてはいけない大事なお仕事です。

しっかりと礼儀作法やマナーを守り、お客様に失礼のないお茶出しを心がけていきましょう!